「船を編む」
三浦しおん 著 光文社文庫
2012年本屋大賞受賞作ということと、内容が辞書を作成する現場が舞台になっている、また映画も話題になったということでちょっと読んでみたいなあとかねてから思っていたところ、最近、文庫化。これは読まねばいけないということで早速近所の本屋さんで購入、これまた近所の皮膚科で診察を待っている間に読み始める。グッと本の世界に引きずり込まれてしまい、一瞬診察の順 . . . 本文を読む
「ノボさん ~小説正岡子規と夏目漱石~」
伊集院静 著 講談社
ここ数年、興味を持っている人物に正岡子規がいる。生まれてこの方ずっと興味を持つこともなく、ただ文学史上の人物で、明治時代の俳人、歌人で俳句や短歌の革新を訴えた人物で、「ホトトギス」という雑誌を創刊した人物とだけインプットされていた。それが、たぶん以前このブログでも書いたことがあるが、有名な子規の横顔の写真を見て、それが30代前 . . . 本文を読む
市尾墓山古墳から南へ少し歩くと、宮塚古墳と書いた標識があり、標識に従って歩くと、天満神社がある。この神社の境内の中に宮塚古墳は位置している。
天満神社の鳥居を越えると、また少し長い階段を登っていくことになる。この日、一体階段を何段登ったのであろうと思い、神社の石段を登っていく。境内地に出るも、一見それらしきものは見えず、ゲートボール場や児童遊園は見えるがと周囲を見渡す。
児童遊園の滑 . . . 本文を読む
寺崎白壁塚古墳を見学の後、再び与楽鑵子塚古墳の横を通って、与楽の集落へ戻る。その後、市尾へ向かって、乾城古墳の前の三叉路を南へ進路を取った。山あいを抜けるコースで、30分はひたすら歩いたような気がする。途中、国道に出たのち、さらに南へ進む。廃校になった(?)小学校の横を抜けて歩いていくとレンゲ畑の向こうにひょうたんのような丘が見える。
市尾墓山古墳と呼ばれる前方後円墳の古墳である。最近 . . . 本文を読む
与楽鑵子塚古墳から寺崎白壁塚古墳へ向かうのだが、古墳に至るまでのルートがちょっとした古墳探検のアトラクションを感じさせるものになっており、古墳だけではなく、そこに至るルートも紹介したい。
与楽鑵子塚古墳の西側のルートをたどり竹藪に入っていく。これは、大丈夫なのか、どこか別世界に入り込んでしまうのではないかとちょっと不安になってしまう。竹藪の中の道の上を桜の花びらがたくさん落ちており、これが、 . . . 本文を読む
以前、「飛鳥の古墳 番外編 乾城古墳」の項で、与楽鑵子塚古墳について、いつの日か出会える時を楽しみにしておきましょうと書いたが、その機会が案外早く訪れた。たまたまお仕事で関係で休日お休みが取れた(振休ってやつです。)ので、飛鳥地方西方部から高取町にかけての古墳を訪れることにした。
斉明天皇陵(車木ケンノウ古墳)から、少し北へ上がったのち、県道を東に入る。途中、越智野、寺崎といった集落を通る。 . . . 本文を読む
JRの掖上駅から、東へ1キロほど進んだところにある車木の集落がある。この車木の民家の裏にある天皇山の山頂に斉明天皇陵とされる車木ケンノウ古墳がある。 車木ケンノウ古墳へは、この240段もある石段を登っていくことになる。途中天智天皇の娘、大田皇女越智崗上墓がある。大田皇女は、持統天皇と同母姉であり、妹の持統天皇と同様に天武天皇に嫁して、大伯皇女や大津皇子を生んでいる。そして、664年に亡くなってい . . . 本文を読む
大阪から1時間ほどの所にこんなローカル線があったとは・・・。
先日、奈良県の高取町にあるいくつかの古墳を見たいというわけで、通常であればこの辺りの古墳を見に行くのであれば近鉄吉野線を使うのであるが、今回、ちょっと外れたルートにある古墳へも足を伸ばそうと計画。そうすると、和歌山線の掖上駅からいった方が、行きやすくないかというわけで、生まれてこの方一度も乗ったことのない和歌山線に使ってみることにし . . . 本文を読む