新潮社から出ているとんぼの本シリーズの「こんなに面白い奈良公園」という本を読んでいるうちに、早立ち早着きが仏像鑑賞の鉄則とあり、東大寺大仏殿であれば、朝8時には空いているとのことで、朝、靄がかかってうすぼんやりした奈良公園を見てみたいと突如思い立ち、急いで家を出て、近鉄電車に飛び乗る。近鉄奈良駅には8時過ぎに到着した。
奈良公園に向かう登大路には誰もいない。心なしか公園にいる鹿たちも寝起きの . . . 本文を読む
平成28年1月30日に実施された寝屋川市にある国史跡高宮廃寺の内容確認発掘調査現地説明会に行ってきた。高宮廃寺の発掘調査は、史跡の保存、活用のための計画を策定するために平成25年度から行われており、平成27年度で3年目となり、内容確認の発掘調査もこの年で一応終結ということになる。平成26年度の現地説明会もこのブログで取り上げており、(「高宮廃寺跡 現地説明会」参照)今回で2回目となる。
前回 . . . 本文を読む
名阪国道の下を括って国道171号線を北へ行くと、左手に和邇下神社の鳥居があり、その参道を歩いていくと田んぼと児童公園の間に小さな塚が見える。これが人麻呂塚である。(「万葉の旅」では人麻呂塚となっているが、一般的には歌塚と呼ばれている。) 塚の東側に、歌塚と言う石碑と小さな祠が建っている。この石碑は、江戸時代の享保年間に近くの柿本寺の僧などが中心になって建立したもので、歌塚の字は、後西天皇の皇女宝 . . . 本文を読む
愛染堂から北へ歴史の道の沿って、マンションが立ち並ぶ街の中を、10分ほど歩いたところに、陸奥宗光一族の墓所跡を記した説明板がある。説明板の横には大きな石碑2柱とその間にお地蔵さんが建っている。
右が、陸奥宗光が建てた「夕日岡阡表」で父、伊達宗広の業績を綴っている。また、左が原敬が建てた陸奥宗光の顕彰碑である。その間にあるのは、「清地蔵」と呼ばれるお地蔵さんで、陸奥宗光の娘、清子が21歳 . . . 本文を読む
2月6日(土)
大阪市では、大坂城豊臣石垣公開プロジェクトとして、平成25年度から大坂城跡本丸に位置する金蔵の東側にて発掘調査を行っており、1年間に数回発掘の成果の公開を行っている。このブログでも、以前に「大坂城発掘調査現地説明会」というタイトルで投稿しており、この関係では2回目になる。
今回の発掘調査の成果は2つある。一つは、豊臣期の大坂城詰の丸を再発掘したこと。もう一つは、徳川期の砂利 . . . 本文を読む
2016年2月11日(祝)
今年も奈良の飛鳥寺の西側にある飛鳥寺西方遺跡で平成27年度の発掘調査の現地説明会が行われた。飛鳥寺西方遺跡については、飛鳥寺西方遺跡の規模や構造を明らかにするために平成20年度から連続して行われている。この飛鳥西方遺跡については、昨年度もこの時期に現地説明会が開催され壬申の乱とかかわりのあると考えられる建物跡2棟が検出されている。(→「飛鳥西方遺跡 現地説明会」を参 . . . 本文を読む