甘樫丘の東麓を走る道路を歩いていると飛鳥川と交わる。川には飛鳥橋と呼ばれるさほど大きくない橋が架けられており、その脇には、小さなポケットパークがある。
このポケットパークの周りには、コスモス畑があり、ちょうどこの場所を訪れた時は、コスモスの花が満開であった。
そしてポケットパークには、柿本人麻呂の歌を記した万葉歌碑が、ポツンとひっそりと立っている。
そして、その歌碑には、 . . . 本文を読む
飛鳥の万葉文化館へ行く時、奥山から岡寺を通って石舞台古墳の方へ抜ける県道15号線を使っていくことが多い。万葉文化館前の交差点の周辺に万葉歌碑が1基あるということは知っていたのだが、交差点の周辺を見回してみてもその姿も影も見えない。何度となくその周辺を通るたびに気にはしているのだが、見つけることはできなかった。
そして、先日万葉文化館から飛鳥資料館へ向かって歩いていった時に、ようようにして見つ . . . 本文を読む
飛鳥の古墳でようやく石舞台古墳の登場である。今更の感もあるのだけれど、めずらしく観光客がほとんどいない状態で写真を撮ることができたので、ここは意を決して取り上げることにする。
たぶんなのだけど、これまでいくつもの古墳を訪ね歩いているが、一番最初は石舞台古墳であったような気がしている。小学生のころ、父に連れられて何度となく飛鳥に来ているのだけれど、その時間違いなく石舞台古 . . . 本文を読む
一条天皇・三条天皇火葬塚から西南の方向、左大文字山のふもとにある住宅街の中に、三条天皇北山陵がある。
三条天皇については、平安時代の天皇で、ちょうど藤原道長が権勢を握っていた時である。一条天皇の後を34歳で即位するも、早くも6年後眼病を患い、40歳で後一条天皇に譲位した。三条天皇の退位により、それまで、冷泉天皇系と円融天皇系と両統迭立状態であった皇統は、円融天皇の系統に伝えられることに . . . 本文を読む
今年の飛鳥光の回廊は、残念ながら新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった。2004年から毎年9月の20日前後に行われていた。僕も2年前から見に行っていたのだが、不思議と雨にたたられ、ちゃんと見れたのは、2018年の1回きりであった。
昨年は、万葉文化館の駐車場についたとたん土砂降りに見舞われ、車から外に出ることもできないほどであった。雨上がりは、万葉文化館から虹が眺めることができたり、周 . . . 本文を読む
今年も、平城宮跡歴史公園で開催される天平たなばた祭を見に行ってきた。開催期間が、8月15日~23日と少し例年より早いかもしれない。今回は、仕事終わりに、珍しく奥様と一緒にリニューアルした近鉄西大寺駅から会場へ向かった。(今年はコロナウィルス感染症対策で、会場までのシャトルバスがされてなかった。)
夕暮れの中、平城宮跡までてくてくと奈良文化財研究所の横を通っていく。研究所の前にある佐伯門から平 . . . 本文を読む