會津八一の歌碑巡りも、薬師寺、興福寺、東大寺、今回の新薬師寺と4か所目である。
新薬師寺へは、ならまちから、あるいは春日大社から“ささやきの小径”を通っていくことになる。ささやきの小径を抜けてから、新薬師寺までのルートは、高畑さろんや志賀直哉旧宅などがあり、非常に閑静な住宅街の中を抜けていき、新薬師寺の周辺は、土塀のある住宅があり、いかにも京都とは違う古都、奈良を感じさせる場所である。観光地奈 . . . 本文を読む
會津八一の歌碑めぐりも、薬師寺、興福寺、東大寺と来て、次は秋篠寺である。
秋篠寺は、宝亀7年(776年)光仁天皇の勅願により、善珠僧正が開山したと伝わる。創建時は、金堂、東塔、西塔などが立ち並ぶ広大な伽藍を擁していたが、その後兵火等により、現在は、国宝に指定されている本堂が残っているのみであり、苔むした庭の中に、創建時のものと考えられる礎石が数多く残っており、往時の姿を偲ぶことができる。
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東大寺の参道を歩いて、南大門を過ぎたあたりに、新しくできた(といっても平成23年だが)東大寺ミュージアムがある。
そのミュージアムの傍らに、人の背よりも大きな、奈良の古刹には必ずと言ってよいぐらいにある會津八一歌碑が建っている。
歌碑には、「おおらかに もろて の ゆび を ひらかせて おほき ほとけ は あまたらしたり」と八一の自筆の書で歌が刻まれている。歌碑の横には説明板 . . . 本文を読む