奈良県と京都府の県境にある恭仁宮。関西本線加茂駅から恭仁宮は北へ歩いて30分ほどの所にあるが、途中木津川にかかる恭仁大橋を渡っていくことになる。恭仁大橋から木津川を眺めると川から案外高い位置にかかっているため、なかなか壮観である。山の緑と川の青さがさわやかである。
昔、木津川は泉川と呼ばれていた。東を見れば、この山々の向こうには近江の国にも繋がっている。そして関西本線はほぼ木津川にそっ . . . 本文を読む
恭仁宮の発掘調査の現地説明会を見学したのち、恭仁宮跡へ行った。
初めに、聖武天皇のこのころの動きをまとめてみたい。
恭仁宮は、聖武天皇の頃、天平12年(740)に平城京から遷都してきた。この頃は、聖武天皇が平城京を出て、いろいろなところに彷徨していた。
直接のきっかけは、同年に起こった藤原広嗣の乱であったと言われる。藤原広嗣の乱が集結する頃、平城宮から東国へ行幸を行い、同年恭仁宮への遷都を . . . 本文を読む
平成31年1月19日(土)
奈良時代の都の一つ恭仁宮の発掘調査の現地説明会があった。恭仁宮にはこれまでに一度も足を踏み入れたことがなかったのだが、今回上手く日程が合い行ってみることにした。恭仁宮へは、関西本線加茂駅から30分ほど歩くか、コミュニティバスに乗っていくかだが、1月とはいえ、風もあまりなく、天気も良かったことから、宮跡まで歩いていってみた。田園風景の中歩いていくのは非常に気持ちが良か . . . 本文を読む