談山神社の蹴鞠の庭から石段を降りて、御幸橋を渡って、談山神社の門前へと出る。この後は、明日香までてくてくと歩いて下っていこうと思い、西の方へ向かう。
歩いていくと道すがらに、古い、昔は談山神社の社家であったのであろう住宅が、何軒か連なる。司馬遼太郎の「街道をゆく24 近江散歩・奈良散歩」に登場する社家は、この辺りなのだろうか?趣のある建物が続く。そこから少し歩くと、ちょっとし . . . 本文を読む
談山神社の広い境内には、万葉歌碑がいくつか置かれている。そのうちの二つを紹介したい。
一つは、談山神社に登ってくる途中にあった東大門の横に置かれている。
門の後ろにこじんまりと置かれており、気づかずに行ってしまってもおかしくないような感じだった。
歌碑には、柿本人麻呂の歌で、「久方の 天ゆく月を 網にさし わが大君は きぬがさにせり」とあり、歴史小説家山岡荘八氏の揮毫によ . . . 本文を読む