ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

LAハイブリット

2007年05月08日 | ぼやき
今日植えたユリはカプレット。LAハイブリットだ。
初めてLAを見たのは1992年。2度目にオランダに行った時。
ワールドフラワー社の育種温室だったと思う。
ロイヤルサンセット。ロイヤルデライト。ロイヤルジャスティス。
花の大きさ。草丈。中間的なパステルカラー。
大いにひかれた。
当時LAの欠点は花持ちの悪さ。あまり普及しなかった。

その後アラジンズデジールを中心とした透かしユリに近い品種が紹介されて一気に普及した。
クーリア、トゥランドット、メノルカ、サムール。
大輪でカラフルな品種が多く透かしユリよりはるかに価値ある花に思えた。

オランダの育種家も球根生産者も透かしユリに対する情熱が冷めるとともに球根品質が落ちてゆき、花を切る側も次第に透かしユリよりLAへと代わって行った。

花屋も不足する透かしユリの代わりにLAを使うようになり、価格も透かしユリ並みに下がっていった。



今日はとても暑い日で、球根植えには少し辛いくらいだった。
今日植えたカプレットの球根はサイズも小さく、今植えるとちょうど東京のお盆頃かな?

すっかり透かしユリの代わりにLAを植えている自分に気付いた。

写真はカプレットではない。魅力的なLA。
コメント (2)
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