ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

とんがりつぼみ

2007年05月28日 | 発信
「昔はこんなの無かった」と言いながら切らずに残す「とんがりつぼみ。」
つぼみの芯がとがっていて触ってみると硬くとがった芯がある。
もしくは空洞のようになっているか雌しべがだらしなく覗く。



畑にでは普通に開花するが切って飾るとなかなか開かない、もしくは開かずに終わる。
外観はわずかな違いだが、商品になるかならないか大きな違いだ。
原因はわからないが、古い株には多いように思う。

必ず全部のつぼみを指の腹で押さえて硬さと、とんがりの有無を調べてから切る。

品種によって全部切り前が違う。硬く切ると咲かない品種。
逆に硬く切らなければすぐに咲いてしまう品種。

わずか数十円の花にも、経験と知識が求められる。

しゃくやくを切る朝は寒い日も多い。今朝は手がかじかんだ。
丸いつぼみだけを切った。
                

工事が遅れ、広い作業場ができるのはあと2,3日。
冷蔵コンテナの中に作業台を持ち込んでの超仮設作業。
窮屈だし、みっともない。

ヒカラビ君がやってきて一言。
                 「しょべぇ~」



コメント (7)
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