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最近、大阪の市場へは飛行機で行くことが多くて、バスでの訪問は何年ぶりだろう?
歳をとることはありがたいことで、昔はほとんど眠れないバスの旅だったが、今回はほとんど寝たきり、7時間半の旅もあっという間だった。
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父の日前ということもあって雛壇には480人の買参人でにぎわっていた。
久しぶりに食いつきの良いせりを見た気分だが、相変わらず産地によっては食いつきの良し悪しが極端だ。
蕾の発色が食いつきに影響しているとの説明だったが、今年は東京も大阪も比較的涼しい。
はたして暑くなってから同じコメントが言えるかどうか疑問に思うところだ。
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今回は部長のコメントが前と少し変わっていた。
「自分はほりのうちに育てられた、感謝している。
ドーンと荷が送られてきて、売らにゃしょうがなかった。売り方も売ることも覚えて行った。そして伸びていった。」
ちょっと寂しげな感じもしましたが、、、、
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消費の衰退が見えている時代の中で、流通本位では解決できない時期に来ている。
売り手(生産者)と買い手(花屋)とがお互いの気持ちや言い分をしっかりと理解しあった中に取引しないと、、、無駄が許されないんですよねぇ。
しかもしっかりと現場を伝えていかないと農家の再生産のことまでは誰も考えてくれないわけですよ。
宇田さんのブログhttp://udaakira.blogspot.com/2009/02/naniwafex2009.html
大田市場では「セリを見直して重きを置いていく」とコメントしているそうだ。
セリ中心になれば産地淘汰は間違いなく加速する。
品質も産地姿勢もしっかりした産地でないとまったく生き残れない気がする。
仲卸で目に付いた一箱。
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手書きのメッセージをお客さんから見えるようにちゃんと張っておいてくれる。
中間に入る人は売ろうと思う生産者の気持ちをちゃんと前に伝えようとしてくれる。
まずは生産者が思いを前に出すことでしょうかね。
帰りのバスも、人が心配するほど「寝たきり」だった。