夜行バスで開場して一年たった 名港フラワーブリッジ へ、思ったより名古屋は近くて5時間半くらいで着いただろうか。
去年の開場セレモニー以来なので一年以上たつ。
荷受けから買参人に分荷するまでの間の鮮度保持には大変力を入れているシステムで、今までの名古屋市場のイメージを一変する体制の市場だ。
自慢の一時保管庫。セリにかかった物と同じロットの荷が自動的に買主に届けられる。しかも驚きの速さで。
あまりの先進的システムに唖然としてます。
名古屋地区のセリ方式は伝統的に相対。
セリ人と買い手が品物を見ながら品種の特徴や商品の価値を話し合い、納得する値段で取引する。もちろん需給バランスや実勢価格もその時の会話で理解する。
時計ゼリが市場の中心になってはいるが、実際は前売りや予約相対が主流の昨今。今こそ相対の感覚が生かされる時なのだ。
名港の新しいセリ方式は時計ではなく、入札。
セリ人はもろもろの情報と商品価値を加味してガイド価格を提示する。それに対して買参人が入札するシステムだ。
最初は画面のように少し安い価格でスタートするが、最後のカウントダウンが始まると入札合戦で高値になっていく。高値が予想される日はあえてガイド価格を提示しない日もあるそうだ。
まさにセリ人のセンスが生かされる相対っぽいセリ方式だ。
ネットオークションさながらに商品検索をして事前の入札や在宅でのセリ参加もできる。
長い足踏みの末にできた新市場。 よくよく検討がなされた末にできたシステム。
特に鮮度保持にこれだけの投資をしてくれたことは産地としては大変ありがたい。
産地に来るクレームの大半が、咲き過ぎ なのだから。
展示ブースで目を引いた八重咲きオリエンタル、アスカ。
出荷は果物のような扱いだ。 さあ、大変だ。サンプル程度だが、今年は出荷予定があるのだ。
産地プロモートも大きなスペースを割いている。 信州は北も南も力入れてるなぁ~
今回はセリ前挨拶にサプライズがあったので、かなり印象付けられたのでは。
その模様は組合ホームページのほうで、、、 つづく。