今回の寒波は長岡から平野部に大量の雪を降らせただけで、豪雪の本場魚沼は連日陽がさしたりちょっと降ったりと肩すかしの寒波だった。でも、助かった。
普通豪雪季は小正月から節分まで、それを過ぎると嫌ゲな降り方になる。
1日1分づつ日が伸びて、太陽の角度も上に来て、晴れさえすればハウスの天窓が開くような暑さがやってくる。
外気温は2度程度、雪は解けない。
でも、ハウスの中は夏のよう、ウルイも電照から遮光に代わってくる。
収穫も1枚脱ぎ、2枚脱ぎとストリップ状態だ。
下の写真は昭和56年豪雪の時。
就農して4冬出稼ぎに出て、親の歳を考えて出稼ぎをやめた。途端に56豪雪が来た。つまり正解だったのだ。
ちょうどこの冬は自分がその歳になった。ことしは自称イケメン従業員のヤスが来てくれている。
おかげで雪掘りに苦労することはなかった。つまり正解だったのだ。
年と共に安全な経営が必要になってくる。
今年雪による被害者が多いのは、なんとなく社会の問題のような気がする。いや、家庭の問題のような。