ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

新嘗祭へ

2014年11月25日 | 発信

 23日、日曜日、勤労感謝の日。

東京に向かう時いつも写す渋川に差し掛かる橋の上です。

特別早く出たわけではなくて6時なのにまだ暗い。

 深谷を過ぎたあたりで御来光。

南に向かっているはずなのに眩しい。冬のお天道様は南から上るのか。

明治神宮です。新嘗祭です。

去年の新潟県切り花共進会第一席、農林水産大臣賞受賞のご褒美で招待されるのです。

新嘗祭は全国各地の神社で行われている行事だが歴史も古く、農業者にとっては最も大切なお祭りなの  です。

ご招待を受けるのは507名(団体)、、、それが夫婦で来たら1000人を超えるのだ。

つまり大勢のうちの一人だ。

早く着きすぎたので先にお参り。

何とも田舎くさい風体の夫婦だがこの野菜盛りの宝船を奥方に見せたかったのだ。

なぜかおまけでヒカラビ君も付いて来たのだがこの宝船にはびっくり。

で、お参りを済ませたら原宿の町に消えていった。

一応来春からは東京暮らしの予定なので下見か?

全国各地から奉納の農水産物が集まってきてます、、、、すごい数の。

梨よりでかい柿。フナッシーが見たら悔ッシーがるかもしれない。

これは立派な胡蝶蘭。

すごい数の宝船、飾る人たちが結構楽しんでいるのではないだろうか。

みんな4Lサイズのやさいばかり、、、、

そうだよなぁ、出荷サイズのものは出荷するよなぁ。

おっ、ユリもある。セレナマドンナですねぇ。

全国各地から続々と、、、

徳農家たちが集まってきます。それにしても、新潟県からはたった5名 (実質4名)。

隣の長野県からは19名も招待されている。新潟県って農業県じゃなかったの?

本殿前です。奉納土俵入りが行われるところだ。

この台の上で雅楽に合わせて4人の巫女が舞うのです。

なかなかいいもんですよ。撮影の規制はなかったのだが、、、のせるのは控えます。

神職によって奉納品が祭壇に運ばれ、のりとを聞いて、生で雅楽を聞いて、巫女の舞を見て、、、

ここに来なければ体験できないものばかりだ。

 

場所を隣りに移して農林水産祭。

なぜか、、、、農林水産大臣欠席!!

天皇杯7部門7名(団体)。内閣総理大臣賞、日本農林漁業振興会会長賞の表彰。

売上ウン億円の企業農家と地域をそっくり経営体にしてしまった法人や地域活動保全会。などなど。

受賞された方々は本当に立派な方たちばかりでした。、、、でもなんかねぇ、、、

今、農協改革ってのが論議されているが、、、農協の果たしてきた役割はすさまじく大きんです。

我々くらいの中小規模農家がここまでいっぱしにやれてきたのは農協の存在によるところなのです。

でも、だから、日本の農家の経営体質は弱いと言われれば返す言葉もない。

受賞者は大規模法人農家、地域をそのまま特産化したような団体、地域の衰退を必死に守っている保全会、、、、

まるで今の日本農業の目標と現実を反映しているかのような受賞者さん。

受賞おめでとうございます。やっぱり我々はその他大勢の一人、、、なんか、実感させられてしまった。

 

夕飯は久しぶりに娘と4人そろって焼肉。家族がそろったことの方がご褒美だった。

 

 

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