WATERCOLORS ~非哲学的断章~

ジャズ・ロック・時評・追憶

80対57でも惜敗

2006年06月04日 | 籠球

昨日、バスケットボールの県大会が行われ、私のチームは、T高校に80対57で敗れました。第2ピリオド終了直前まで接戦でリードしていたのですが、こちらのミスから逆転され、第3ピリオドに離されました。第4ピリオドは建て直し、互角の戦いだったのでくやまれます。

得意の速攻を止められ、自信のあったリバウンドで劣勢だったことが敗因かと思われますが、実をいえば第2ピリオド終了後のハーフタイムにディフェンスを変えてしかける指示をだそうかどうか悩みました。しかし、ここは辛抱して、第4ピリオド勝負と考えていましたが、結局裏目に出てしまいました。

私のHコーチとしての判断の甘さ、決断の遅さを痛感した試合でした。

選手たちは、都会のチーム相手に、よくがんばりました。決して洗練されたプレーはできませんが、泥臭く一生懸命なバスケットでよくここまで来たと思います。

スコア的には離されましたが、おたがいにベストメンバーで戦い続け、第3ピリオド以外は互角以上のスコアだったので、やはり「惜敗」といっておきたいと思います。


鼎心(かなえ)

2006年06月04日 | 

携帯電話で撮影した画像をメールでパソコンに送ることができると聞いて実験してみました。

写真は、私の家の近くの酒屋「大越酒店」が特別につくっている「鼎心(かなえ)」という酒です。生なのでやや甘ですが、手ごろな値段でなかなかの味です。

 




HELGE LIENというピアニスト

2006年06月04日 | 音楽

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HELGE LIENのTo The Little Radioという作品を購入した。出だしから(grandfathers waltz)、デリケートなタッチとリリカルな響き。2曲目(no mountains)、なんとデリカシーに溢れるタッチ……。あー、もうだめだ。力がぬけていく。倒れそうだ。

ちょっと少女趣味で恥ずかしいが、私は結構こういう静謐な演奏が好きなのです。

ヘルゲ・リエンは1975年ノルウェー生まれだ。ピンク・フロイドから最初の音楽的影響を受け、16歳でクラシックに転向。オスカー・ピーターソンを聞いてJazzの世界に進んだという人だ。私よりかなり若いのが気に入らないが、ピンク・フロイドから影響をうけているらしいということで赦してやろう。

私がHELGE LIENというピアニストをチェックしたのは結構前だ。レコード屋(CDショップのことです。どうしてもレコード屋といってしまうのはなぜでしょうか)でたまたま、What Are You Doing The Rest Of Your Life (これからの人生)という作品に出会い、衝動買いしてしまった。以前このブログに書いたように、わたしはこの曲が好きなのだ。その後、スウィング・ジャーナル誌でSpiral Circle という作品が高評価を得ているのを知り、早速購入。すっかりはまってしまった。その後に出たUnsymmetrics も手に入れ、HELGE LIENというピアニストをフォローしているような形になってしまった。

彼のピアノの特色は、タッチと響きだ。その意味では、キース・ジャレットや、ブラット・メルドーと共通点があるかもしれない(私はいずれも好きだ)。たまにちょっと難しい世界を描こうとするのが気がかりだが、決して難解な音楽ではない。普通に聞いて、キュンとくる音楽です。ベースとの「あわせ」がたまにぐーんと来るのもいい。

おそらくは人生の半分を過ぎた私は、見栄とか教養主義とかウンチクとかではなく、本当に好きなものだけを聞いて過ごしたいと思っている。その意味で、HELGE LIENというピアニストは気になるピアニストの一人なのだ。

というわけで、田舎に住む私は、例の如く通信販売で新作To The Little Radio を購入して、今、聞いているわけである。第一印象は最初に記したとおりで、この思いをとりあえず誰かに伝えたいと考え、今この文を書いているわけです。

ごめんなさい……。

平泉澄