王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

福島第1原発 4号機 燃料取出し!

2013-11-07 08:35:32 | 原発関連
福島第1 廃炉第2幕 来週にも燃料取り出し(産経新聞) - goo ニュース

昨日6日福島第1原発の4号機の内部が報道陣に公開されたそうです。
大震災後4号機の建屋は酷く壊れ燃料プールの崩落は免れましたが燃料棒取り出しのクレーンが所定の位置から外れプールの上に落ちかかりプールの上には建屋の瓦礫が沢山落ちて積もるほどの被害でした。
加えてプールの重量に建屋が耐えられないかもとの二次被害が見込まれたほどでした。

あれから2年8か月建屋の補強とクレーンの修復と瓦礫の撤去が済んで「燃料棒」の取り出しにかかる原子炉廃炉工程の「第2期」に移るとか。
TVニュースでは「燃料棒」の取り落としを懸念するなど浜爺には工程の進捗を歓迎しているより先の事故を予見して懸念を示している様に見聞きしています。
被災地はもとより国民の立場で言えば「いろいろ困難はあっても取り出しに成功」して欲しいものです。
取り出した燃料棒をどこにどうして「安全に管理」するのかはこれからの話なんですよね。
炉心融解のあった1-3号機の取り出し開始までを「第2期」としているそうで、是も何だかもっと大変そうです。
汚染水の漏れ止めと共に「浜爺の生きている内に実現」の目途をつけて欲しいものです。


写真:4号炉燃料プール

産経新聞:
 燃料貯蔵プールからの燃料取り出しを直前に控えた東京電力福島第1原発の4号機内部が6日、報道陣に公開された。来週にも始まるプールからの燃料取り出しで、廃炉工程は「第2期」に移る。

 政府と東電の廃炉工程では、プールからの燃料取り出し開始までを「第1期」、炉心溶融によって1~3号機の原子炉内で溶け落ちた燃料(デブリ)の取り出し開始までを「第2期」、廃炉完了までを「第3期」としている。

 水素爆発で損壊した4号機建屋上部には、すでにクレーンを備えたカバーが完成。今回は、報道陣にカバー内部への立ち入りが許され、取り出し直前のプールが公開された。冷却のため、プール内に沈められた燃料の上には細かながれきが散らばっており、東電はクレーンでがれきを取り除いた上で作業に着手する。燃料取り出しの完了には1年前後かかる見通し。

 福島第1原発の小野明所長は「燃料取り出しによって本当の意味での廃炉作業が始まる。手順は事故前の原発での作業と同じだが、がれきの障害など悪い環境での作業は異例なので着実に進めていきたい」と話した。
(引用終わり)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする