王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

福島第一原発 4号炉の燃料取出し!!

2013-11-19 08:19:24 | 福島原発事故
4号機の燃料取り出し開始 福島第1原発、廃炉工程は「第2期」に(産経新聞) - goo ニュース

昨日18日福島第一原発4号機の燃料棒の取り出しが始まったそうです。
予定通りだとしても1600本足らずの燃料棒を供用プールに収めるのにざっと1年かかる予定です。
予想外のトラブルが無くても1日5本程度の処理スピードです。
原子炉そのものが壊れていなくてもこの位燃料棒の移動に時間が掛るのですから1-3号炉の廃炉となるとどうなるのでしょうね?

それと供用プールですが4号炉から100メートルしか離れていないのですね。
地震、津波や運転事故そのものが起きた時、供用プールは危険物の塊となるわけです。この構造日本のは原子炉に固有の配置の様ですから「火元に可燃物が大量に置かれている」という可笑しな状態はちっと変わらないのですよ!

「原発は廃炉にしてその代替え手段を日本の英知を絞って考える」との小泉元総理の主張が正しいように思えます。
さてどうなるでしょう?
とにかく4号炉だけでも廃炉にして見せてください。


写真:燃料棒輸送容器

産経新聞:
東京電力は18日、福島第1原発4号機の燃料貯蔵プールに保管されている燃料の取り出しを始めた。廃炉が決まった1~4号機のプールからの本格的な取り出しは平成23年3月の事故後初めて。政府と東電の廃炉工程では冷却維持と燃料取り出し準備を「第1期」としており、これで廃炉工程は「第2期」に移行。30~40年かかるとされる廃炉作業は最初の節目を迎えた。

 18日は、午前に「キャスク」と呼ばれる燃料輸送容器(長さ約5.6メートル、直径約2.1メートル、重さ約91トン)をプール内に搬入。午後3時18分に燃料を引き上げる装置が稼働し、同25分には1体目の燃料の引き上げが始まった。燃料の長さは約4.5メートル。燃料を破損させないよう、1秒間に1センチ程度の速度で引き抜き、キャスクに収容した。

 1つのキャスクには22体の燃料が収容可能で、丸2日間かけて22体を装填(そうてん)する。その後、キャスクを4号機から約100メートル離れた共用プールにトレーラーで移送し保管する。

 燃料貯蔵プールには、未使用燃料202体、使用済み燃料1331体が保管されており、今回は比較的扱いやすい未使用燃料を取り出す。次回以降は使用済み燃料の取り出しにも着手する。プールには破損して取り出しが困難な燃料が3体あり、東電は専用キャスクの製造を検討している。
(引用終わり)
 4号機の燃料1533体の取り出しは来年末に完了予定。4号機は事故時は定期検査中で、原子炉の燃料はプールに移されていた。

コメント
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