“ブラック死”認めた…ワタミ謝罪と和解金1億3000万円支払い
8日東京地裁でワタミとオーナーの渡辺美紀参議院議員を相手に「娘さん自殺労災」と損害賠償を請求していた事案で和解が成立したそうです。
和解内容が明らかにされている点は目を引きます。
ワタミと創業者の渡辺氏らが計1億3千万円支払う、自殺は過労が原因と認め謝罪する内容の様です。
この事件は08年に起きているのですね。5年ほどは話し合いでは歩み寄りが見えないため13年12月に訴訟となった様です。
若い娘さん(当時26歳)が2か月で命を絶つなんて悲惨な職場です。
この話が漏れて「ワタミはブラック」企業だと悪名を売る事になったりどちらが先か知りませんが居酒屋チェーン「ワタミ」の業績は低下し続けています。
大企業そしてオーナーが参院議員だと訴訟勝利は難しいのが(TVの警察物だと)常識ですが被害者の弁護士団は良く頑張りましたね。
それでもご両親は娘さんをワタミに勤めさせた事を後悔しています。
確かにお金で悲しみは埋まりません。
お悔やみ申し上げます。
酷いブラックがまだまだある様です。若い方は気を付けてください。
写真:オーナーの渡辺氏(共同通信)
スポニチ:
居酒屋チェーンを経営するワタミ子会社の正社員だった森美菜さん=当時(26)=が2008年に過労で自殺したのは会社の責任だとして、両親が損害賠償を求めた訴訟は8日、東京地裁(吉田徹裁判長)で和解協議があった。ワタミや創業者の渡辺美樹参院議員らが計約1億3000万円を支払い、自殺は過労が原因と認めて謝罪することで和解が成立した。渡辺氏も出席し「責任は私にある。森さんを追い詰める結果になったことを悔いている」と両親に謝罪したという。
和解内容には、ワタミが取り組む具体的な長時間労働の防止策も盛り込まれた。弁護団は「判決では実現できない成果も得られた。実質的な勝訴だ」と評価。このケースをきっかけに過酷な労働条件に注目が集まり、労働者を酷使する会社に対する「ブラック企業」という言葉が広まった。
訴状などによると、森さんは08年4月、ワタミフードサービス(現ワタミ)に入社し、神奈川県内の店舗に配属された。休日がほとんどないまま、午後から早朝にかけての長時間勤務が続いた。ノートに「体が辛(つら)いです。どうか助けて下さい。誰か助けて下さい」などと書き残し、入社から2カ月がたった同年6月に命を絶った。残業は厚生労働省が定めた過労死ライン(月80時間)を大きく上回る月140時間以上だった。
調停が成立せず、両親が13年12月に提訴。訴訟でワタミ側は当初、安全配慮義務違反はなかったとして請求棄却を求めていた。
森さんの父・豪さん(67)は「渡辺美樹氏に謝罪を受けたが、簡単には信じられない。ワタミはまず和解内容を全て実現し、労働環境を改善してほしい。今回の和解が過労死の撲滅につながることを望んでいる」と話した。
渡辺氏は自身のフェイスブックにも「私の人生最大の反省点」などとコメントを載せた。
【過去の過労自殺訴訟】
▼1億6800万円 大手広告代理店「電通」に入社2年目で自殺した男性社員(24)の両親が会社に賠償を求めた電通過労自殺訴訟。00年6月、差し戻し控訴審の東京高裁で和解。損害金を会社が支払い、謝罪で合意
▼8000万円 宮崎県新富町の女性職員(28)が自殺し、両親が町に約9300万円の損害賠償を求めた訴訟。12年12月、町が賠償金を支払うことなどを条件に宮崎地裁で和解
▼6000万円 大阪市の飲料配送会社「日東フルライン」に勤めていた元男性社員(27)の遺族が、会社に損害賠償を求めた訴訟。13年12月、会社側が責任を認め解決金を支払う内容で大阪地裁で和解 (年齢は当時)
(引用終わり)
8日東京地裁でワタミとオーナーの渡辺美紀参議院議員を相手に「娘さん自殺労災」と損害賠償を請求していた事案で和解が成立したそうです。
和解内容が明らかにされている点は目を引きます。
ワタミと創業者の渡辺氏らが計1億3千万円支払う、自殺は過労が原因と認め謝罪する内容の様です。
この事件は08年に起きているのですね。5年ほどは話し合いでは歩み寄りが見えないため13年12月に訴訟となった様です。
若い娘さん(当時26歳)が2か月で命を絶つなんて悲惨な職場です。
この話が漏れて「ワタミはブラック」企業だと悪名を売る事になったりどちらが先か知りませんが居酒屋チェーン「ワタミ」の業績は低下し続けています。
大企業そしてオーナーが参院議員だと訴訟勝利は難しいのが(TVの警察物だと)常識ですが被害者の弁護士団は良く頑張りましたね。
それでもご両親は娘さんをワタミに勤めさせた事を後悔しています。
確かにお金で悲しみは埋まりません。
お悔やみ申し上げます。
酷いブラックがまだまだある様です。若い方は気を付けてください。
写真:オーナーの渡辺氏(共同通信)
スポニチ:
居酒屋チェーンを経営するワタミ子会社の正社員だった森美菜さん=当時(26)=が2008年に過労で自殺したのは会社の責任だとして、両親が損害賠償を求めた訴訟は8日、東京地裁(吉田徹裁判長)で和解協議があった。ワタミや創業者の渡辺美樹参院議員らが計約1億3000万円を支払い、自殺は過労が原因と認めて謝罪することで和解が成立した。渡辺氏も出席し「責任は私にある。森さんを追い詰める結果になったことを悔いている」と両親に謝罪したという。
和解内容には、ワタミが取り組む具体的な長時間労働の防止策も盛り込まれた。弁護団は「判決では実現できない成果も得られた。実質的な勝訴だ」と評価。このケースをきっかけに過酷な労働条件に注目が集まり、労働者を酷使する会社に対する「ブラック企業」という言葉が広まった。
訴状などによると、森さんは08年4月、ワタミフードサービス(現ワタミ)に入社し、神奈川県内の店舗に配属された。休日がほとんどないまま、午後から早朝にかけての長時間勤務が続いた。ノートに「体が辛(つら)いです。どうか助けて下さい。誰か助けて下さい」などと書き残し、入社から2カ月がたった同年6月に命を絶った。残業は厚生労働省が定めた過労死ライン(月80時間)を大きく上回る月140時間以上だった。
調停が成立せず、両親が13年12月に提訴。訴訟でワタミ側は当初、安全配慮義務違反はなかったとして請求棄却を求めていた。
森さんの父・豪さん(67)は「渡辺美樹氏に謝罪を受けたが、簡単には信じられない。ワタミはまず和解内容を全て実現し、労働環境を改善してほしい。今回の和解が過労死の撲滅につながることを望んでいる」と話した。
渡辺氏は自身のフェイスブックにも「私の人生最大の反省点」などとコメントを載せた。
【過去の過労自殺訴訟】
▼1億6800万円 大手広告代理店「電通」に入社2年目で自殺した男性社員(24)の両親が会社に賠償を求めた電通過労自殺訴訟。00年6月、差し戻し控訴審の東京高裁で和解。損害金を会社が支払い、謝罪で合意
▼8000万円 宮崎県新富町の女性職員(28)が自殺し、両親が町に約9300万円の損害賠償を求めた訴訟。12年12月、町が賠償金を支払うことなどを条件に宮崎地裁で和解
▼6000万円 大阪市の飲料配送会社「日東フルライン」に勤めていた元男性社員(27)の遺族が、会社に損害賠償を求めた訴訟。13年12月、会社側が責任を認め解決金を支払う内容で大阪地裁で和解 (年齢は当時)
(引用終わり)