株高・ドル高進む 投資家、冷静に受け止め
16日米国FRBの「金利上げ」決定をうけ同日の米国株式市場の株価上昇をうけそれに続く17日の東京市場
で株価は軒並み上昇し外為相場もドル高にふれました。
世界の市場で投資家が「金利上げ」を好感したものと思われます。
「金利上げ」をすればコスト増につながるのですが「米国経済の好調ぶり」を買ったという事でしょう。
FRBもこれまで何度か「利上げの意向」を明らかにしてその傾向を市場に説明してきました。
「0金利脱却」は9年半ぶりだそうで今後も緩やかに金利を打下てゆくそうです。
腐っても鯛、日銀がすぐに追随は無いでしょうが日米金利差をかんがえればいつまでも「0金利」といかないわけです。
「アベノミクス」が成功しているなら「金利上げ」が薄っすらとでも視野に入ってくるでしょうか??
米国での原油先物相場が弱含みで新しい状況が落ち着くまで見守りが必要です。
写真:イエレンFRB議長(マイナビニュース)
産経新聞:
FRBが9年半ぶりの利上げに踏み切ったのを受け、16日の米国株式市場や17日の東京株式市場などで株価は軒並み上昇し、外国為替市場でも主要通貨に対してドルが買われた。米国の金融政策をめぐる不透明感が薄れ、投資家がリスクを取る動きに出たためだ。ただ、軟調な原油相場が今後一段と下落すれば、投資家のリスク回避姿勢が強まり、円高・株安に向かう恐れもある。
「今回の利上げはほぼ市場の想定通りだった。当局者の地ならしが奏功し、市場は冷静に受け止めた」
SMBC日興証券投資情報部の太田千尋部長はこう語る。16日の米ダウ工業株30種平均は3日続伸。続く17日の東京市場でも日経平均株価の終値は前日比303円65銭高の1万9353円56銭と大幅続伸し、上げ幅は一時457円に達した。
中国・上海市場も2%弱上昇するなど、株高はアジア市場にも波及。17日の欧州主要市場でも株価は上昇して始まった。利上げは米国経済の着実な回復の表れとする見方に加え、FRBのイエレン議長が会見で今後の利上げペースは緩やかになるとの認識を示し、安心感が広がったためだ。
外為市場ではドル高に振れた。東京市場の円相場は一時1ドル=122円64銭と、前日に比べ70銭程度の円安ドル高となった。利上げで日米の金利差拡大が意識されたほか、株高で投資家がリスクを取る姿勢を強め、円売りドル買いが優勢となった。欧州のユーロや英ポンドなどもドルに対して売られた。
金融市場は米国の利上げ開始という重大イベントを通過したが、今後の懸念材料として市場関係者が注視するのは原油相場の動向だ。三井住友アセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは「ニューヨーク原油先物価格が1バレル=30ドル近辺まで下がれば、リスク回避姿勢が強まり、1ドル=120円を割り込む円高になる」と指摘する。
原油安は株価にも影響を与える。中東など産油国の財政が悪化し、産油国の政府系ファンドが保有株式を売って資金を引き揚げるとの観測が広がれば、各国の株価を下押ししかねない。(
16日米国FRBの「金利上げ」決定をうけ同日の米国株式市場の株価上昇をうけそれに続く17日の東京市場
で株価は軒並み上昇し外為相場もドル高にふれました。
世界の市場で投資家が「金利上げ」を好感したものと思われます。
「金利上げ」をすればコスト増につながるのですが「米国経済の好調ぶり」を買ったという事でしょう。
FRBもこれまで何度か「利上げの意向」を明らかにしてその傾向を市場に説明してきました。
「0金利脱却」は9年半ぶりだそうで今後も緩やかに金利を打下てゆくそうです。
腐っても鯛、日銀がすぐに追随は無いでしょうが日米金利差をかんがえればいつまでも「0金利」といかないわけです。
「アベノミクス」が成功しているなら「金利上げ」が薄っすらとでも視野に入ってくるでしょうか??
米国での原油先物相場が弱含みで新しい状況が落ち着くまで見守りが必要です。
写真:イエレンFRB議長(マイナビニュース)
産経新聞:
FRBが9年半ぶりの利上げに踏み切ったのを受け、16日の米国株式市場や17日の東京株式市場などで株価は軒並み上昇し、外国為替市場でも主要通貨に対してドルが買われた。米国の金融政策をめぐる不透明感が薄れ、投資家がリスクを取る動きに出たためだ。ただ、軟調な原油相場が今後一段と下落すれば、投資家のリスク回避姿勢が強まり、円高・株安に向かう恐れもある。
「今回の利上げはほぼ市場の想定通りだった。当局者の地ならしが奏功し、市場は冷静に受け止めた」
SMBC日興証券投資情報部の太田千尋部長はこう語る。16日の米ダウ工業株30種平均は3日続伸。続く17日の東京市場でも日経平均株価の終値は前日比303円65銭高の1万9353円56銭と大幅続伸し、上げ幅は一時457円に達した。
中国・上海市場も2%弱上昇するなど、株高はアジア市場にも波及。17日の欧州主要市場でも株価は上昇して始まった。利上げは米国経済の着実な回復の表れとする見方に加え、FRBのイエレン議長が会見で今後の利上げペースは緩やかになるとの認識を示し、安心感が広がったためだ。
外為市場ではドル高に振れた。東京市場の円相場は一時1ドル=122円64銭と、前日に比べ70銭程度の円安ドル高となった。利上げで日米の金利差拡大が意識されたほか、株高で投資家がリスクを取る姿勢を強め、円売りドル買いが優勢となった。欧州のユーロや英ポンドなどもドルに対して売られた。
金融市場は米国の利上げ開始という重大イベントを通過したが、今後の懸念材料として市場関係者が注視するのは原油相場の動向だ。三井住友アセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは「ニューヨーク原油先物価格が1バレル=30ドル近辺まで下がれば、リスク回避姿勢が強まり、1ドル=120円を割り込む円高になる」と指摘する。
原油安は株価にも影響を与える。中東など産油国の財政が悪化し、産油国の政府系ファンドが保有株式を売って資金を引き揚げるとの観測が広がれば、各国の株価を下押ししかねない。(