新国立競技場、接戦でA案に決定 隈研吾氏ら提案
昨日22日安倍首相は新国立競技場のデザインをA案にすると発表しました。
数日前?でしたか新聞の一面にA案とB案が並んで「貴方ならどっちのデザイン?」とまるでAKBのファン投票の様に国民が選べるかのような記事を掲載しました。
それを受けてTVのニュースショーは「建築家・アスリート・コメンテーター等など」を集めAが良いBが良いと意味のない意見を交わしていました。」
個人が1500億円の買い物をする事は決して有りませんから仮に上物だけで5億円もする住宅を建てるとしたらず誰が住むのか、部屋数は、客間の数、厨房の能力、トイレの数、2階建てか3階か、エレベーターは、駐車場の能力等の機能性の骨子を決めて和式にするか洋館かデザインの問題になるはずです。
自動車ならもっと端的です。燃費、速度、エンジン型式、ギアチェンジ方式、乗員数そして用途など等のスペックを検討した上、数点の中からデザインが論じられるのでないかと思うのです。
その点政府のやり方は「マスコミ、TVなどを通じて決定権の無い人にああでもないこうでもないと言わせてあたかも国民のコンセンサスを得た」様な錯覚に陥れました。まあ日本のマスコミは見事に乗せられたという形です。
実は7人の審査委員会でスペックも含め提案業者のプレゼンを受け採点票に基づいて決めたとの事。
絶対そうだよね!! 出来れば主たるスペックだけでも公表したら「TVニュースショーの無駄な議論が無くて済んだのに」
A案は大成建設・梓設計・建築家隈研吾氏のチームで総額1490億円かけて2019年11月末完成だそうです。
使い勝手の良い施設が出来上がる事を期待しています。
写真:A案とそのチーム
朝日新聞:
2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の整備で、安倍晋三首相は22日、業者2チームから提案されていた設計・施工案のうち、「木と緑のスタジアム」を主なコンセプトにしたA案で建設することになったと発表した。その後に会見した遠藤利明五輪担当相は、これまで非公表だったA案の業者は、大成建設・梓設計・建築家の隈研吾氏で構成するチームだと明らかにした。
この日午前にあった政府の関係閣僚会議(議長・遠藤五輪相)で、事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)の決定を了承。安倍首相は「工期やコストなどの要求に応える素晴らしい案だと考えている。世界の人々に感動を与えるスタジアム、そして次世代に誇れるレガシー(遺産)にする」と述べた。公表されたJSCの審査委員会(委員長=村上周三東京大名誉教授)の審査結果は、A案は610点、B案は602点。A案は特に工期短縮の項目で177点(B案は150点)と高い評価を得た。
採用されたA案は、木材と鉄骨を組み合わせた屋根で「伝統的な和を創出する」としているのが特徴。地上5階、地下2階建てで、スタンドはすり鉢状の3層として観客の見やすさに配慮。高さは49・2メートルと、旧計画(実施設計段階)の70メートルに比べて低く抑えた。総工費は約1490億円、完成は19年11月末。
大成建設は、白紙撤回された旧計画でスタンド工区を担当していた。採用に至らなかったB案は、竹中工務店・清水建設・大林組の共同企業体と日本設計・建築家の伊東豊雄氏のチームが提案。竹中工務店は、旧計画の屋根工区の担当だった。
JSCの審査委員会は19日、二つの業者チームを別々に呼んで提案内容を詳しく聞き取った。その後、7人の審査委員が「ユニバーサルデザインの計画」「日本らしさへの配慮」「工費」「維持管理費」などの9項目の評価基準で1人140点の計980点で採点。その結果や競技団体、アスリートの意見を参考に、大東和美JSC理事長がA案に決定した。
新国立競技場建設を巡っては当初、建築家ザハ・ハディド氏の作品を採用。「キールアーチ」と呼ばれる2本の巨大なアーチと流線形が特徴的だったが、建設費は約2651億円まで膨らみ、世論の反発を招いて7月に白紙撤回された。
(引用終わり)
昨日22日安倍首相は新国立競技場のデザインをA案にすると発表しました。
数日前?でしたか新聞の一面にA案とB案が並んで「貴方ならどっちのデザイン?」とまるでAKBのファン投票の様に国民が選べるかのような記事を掲載しました。
それを受けてTVのニュースショーは「建築家・アスリート・コメンテーター等など」を集めAが良いBが良いと意味のない意見を交わしていました。」
個人が1500億円の買い物をする事は決して有りませんから仮に上物だけで5億円もする住宅を建てるとしたらず誰が住むのか、部屋数は、客間の数、厨房の能力、トイレの数、2階建てか3階か、エレベーターは、駐車場の能力等の機能性の骨子を決めて和式にするか洋館かデザインの問題になるはずです。
自動車ならもっと端的です。燃費、速度、エンジン型式、ギアチェンジ方式、乗員数そして用途など等のスペックを検討した上、数点の中からデザインが論じられるのでないかと思うのです。
その点政府のやり方は「マスコミ、TVなどを通じて決定権の無い人にああでもないこうでもないと言わせてあたかも国民のコンセンサスを得た」様な錯覚に陥れました。まあ日本のマスコミは見事に乗せられたという形です。
実は7人の審査委員会でスペックも含め提案業者のプレゼンを受け採点票に基づいて決めたとの事。
絶対そうだよね!! 出来れば主たるスペックだけでも公表したら「TVニュースショーの無駄な議論が無くて済んだのに」
A案は大成建設・梓設計・建築家隈研吾氏のチームで総額1490億円かけて2019年11月末完成だそうです。
使い勝手の良い施設が出来上がる事を期待しています。
写真:A案とそのチーム
朝日新聞:
2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の整備で、安倍晋三首相は22日、業者2チームから提案されていた設計・施工案のうち、「木と緑のスタジアム」を主なコンセプトにしたA案で建設することになったと発表した。その後に会見した遠藤利明五輪担当相は、これまで非公表だったA案の業者は、大成建設・梓設計・建築家の隈研吾氏で構成するチームだと明らかにした。
この日午前にあった政府の関係閣僚会議(議長・遠藤五輪相)で、事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)の決定を了承。安倍首相は「工期やコストなどの要求に応える素晴らしい案だと考えている。世界の人々に感動を与えるスタジアム、そして次世代に誇れるレガシー(遺産)にする」と述べた。公表されたJSCの審査委員会(委員長=村上周三東京大名誉教授)の審査結果は、A案は610点、B案は602点。A案は特に工期短縮の項目で177点(B案は150点)と高い評価を得た。
採用されたA案は、木材と鉄骨を組み合わせた屋根で「伝統的な和を創出する」としているのが特徴。地上5階、地下2階建てで、スタンドはすり鉢状の3層として観客の見やすさに配慮。高さは49・2メートルと、旧計画(実施設計段階)の70メートルに比べて低く抑えた。総工費は約1490億円、完成は19年11月末。
大成建設は、白紙撤回された旧計画でスタンド工区を担当していた。採用に至らなかったB案は、竹中工務店・清水建設・大林組の共同企業体と日本設計・建築家の伊東豊雄氏のチームが提案。竹中工務店は、旧計画の屋根工区の担当だった。
JSCの審査委員会は19日、二つの業者チームを別々に呼んで提案内容を詳しく聞き取った。その後、7人の審査委員が「ユニバーサルデザインの計画」「日本らしさへの配慮」「工費」「維持管理費」などの9項目の評価基準で1人140点の計980点で採点。その結果や競技団体、アスリートの意見を参考に、大東和美JSC理事長がA案に決定した。
新国立競技場建設を巡っては当初、建築家ザハ・ハディド氏の作品を採用。「キールアーチ」と呼ばれる2本の巨大なアーチと流線形が特徴的だったが、建設費は約2651億円まで膨らみ、世論の反発を招いて7月に白紙撤回された。
(引用終わり)