王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

H2A エックス線衛星 打ち上げ成功 !!

2016-02-18 08:22:06 | 科学
H2A、X線衛星打ち上げ成功 種子島

昨日17日午後5時45分 日本の衛星ロケットが種子島宇宙センターから打ち上げられました。
ロケットには宇宙のブラックホールや銀河団を観測するエックス線天文衛星「アストロH」を搭載し14分後高度580キロの予定軌道に投入され打ち上げは成功です。

衛星は「ひとみ」と名付けられ機能は正常との事。
どこか北の國の大騒ぎと比べて淡々と報じられますが誇らしい気持ちです。

H2Aロケットは今回で30号機になるそうです。失敗は6号機の1機のみで7号機以降24回連続の成功となっています。
6号機が失敗したころは1機130億円位掛かっていたのでまじめにやれとこのブログに書いた覚えが有ります。
その後改良が進み1機50億円ほどになっている様ですがそれでも欧米のロケットに比べ割高で海外ユーザーの獲得は難しいようです。
ロケットの方もH3Aに進化の様でコストも1機30億円を狙っているそうです。
自力でロケットを宇宙空間に打ち上げられず衛星のデーターを有効に使えるユーザーは限られそうです。
軍事偵察衛星の打ち上げを請け負うのはまずいでしょうね。
国家100年の計の為、予算の適切な配分と執行を期待します。
もう一度衛星投射成功  おめでとう御座いました。


写真:打ち上げ成功の30号機

南日本新聞:
三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日午後5時45分、巨大ブラックホールや銀河団を観測するエックス線天文衛星「アストロH」を搭載したH2Aロケット30号機を、種子島宇宙センター(南種子町)から打ち上げた。衛星は14分後、高度約580キロの予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。衛星の機能は正常で、JAXAは衛星を「ひとみ」と命名した。
 H2Aは2001年8月に1号機を打ち上げ、失敗は6号機の1機のみ。05年2月の7号機以降、24回連続で成功し、成功率は96.7%となった。
 「ひとみ」は日本で6代目のエックス線衛星で、昨年運用を終えた「すざく」の後継。地球上空の円軌道を1日に15周回る。ブラックホールや銀河団などの天体が発する目に見えないエックス線を望遠鏡4台で捉え、銀河の形成や宇宙の進化の謎に迫るのが目的。
 エックス線観測機器のほか、ガンマ線検出器2台を搭載し、すざくの10倍から100倍の感度を備える。地球から80億光年離れたブラックホールを観測する能力があるという。約3カ月かけて機器を調整し、夏ごろから3年に及ぶ本格的な運用に入る。
(引用終わり)
コメント
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