満75歳の隠居生活への最後の仕上げに18年間にわたり借りていた弘明寺商店街に近い事務所を撤退しました。
今年の2月中旬の事です。
撤退に当たっては大家が出入りの不動産屋を連れてきました。
主な話は:
1;ハウスクリーニング代5万円を払え!!
2;事務所の床張りを畳に戻す修復費を5万円払え!!!
3:家賃の最終月の日割り返還は認めない !!!
というはちゃめちゃなものでした。
1-2については早速MホームのT小母さんにそれぞれの請求書を出しなさいと要求すると浜爺が退去した後、改装工事を請け負ったT住建という工務店が作った見積書が届きました。
これも驚いた事に;
1;ハウスクリーニング一式 5万円 とあるだけで明細が一切ありません。
浜爺も昔は勤め人で見積書はたくさん見て来ましたがこの手の見積書はインチキ臭いのです。
早速MホームのT小母さんを呼び出して「一式」に積みあがった個々の仕事の明細を示せ。ハウスクリーニングをするような場所は風呂場のタブと天井位でせいぜい1万2千円程度だろうと言いましたら「玄関ドア、下駄箱、天井壁、各入口ドア,戸、フローリングのワックス、ベランダ、トイレ、浴室、さびなど」
と回答してきました。
1年半前の更新時玄関の天井から廊下部分とトイレの壁紙は張り替えたばかりでちゃんとしていますしその他は経年劣化(築30年賃貸18年)によるもので請求書はうそと確信しました。
そこで2;の修復費5万円の事もあるので見積書を出したT住建の社長を厳しく問い詰めました。
ついにゲロした事は「実際のクリーニング代ではありません。2dkなら5万円,3dkならX万円と業界で決めている相場を入れました」と。
これを受けてT小母さんに文句を言うと折り返し「大家と相談半額にする」と返事がきました。これには納得の返事はしませんでした。
さて京間8畳の床板をはがして5万円は暴利だ! 日当1万円の職人を連れてきても2人で半日仕事だろう! 便利屋さんなら半分以下で済む。と糺すと我々の業界の経費見積もりはそうではないが2万円にすると折り合いが付きました。
ここで面白い事が分かりました。社長との会話でハウスクリーニング代の仕組みは良くわかったので、MホームのT小母さんに値下げを要求すると浜爺が決意を述べるとその(戻し)分があるので修理費を引いたと一言。要するに大家、MホームとT住建で架空の請求で儲けを分け合っている事が良くわかりました。
まあ両方で4万5千円ならまだ高いけど一応想定内なので了解しました4.
3:さて最後にはラスボスの大家のT女史の登場です。「業界では最終月の日割り戻しはやってない」とのお電話です。Mホームの小母さんが「契約書に書いてある、書いてある」と口を開くたび言いましたので浜爺はしっかり18年前の契約書を呼んでいました。
第3条に「ーー日割りにて生産する」と書かれています。もし契約書を読んでいなければ大家さんの一言でっと5万円の損をするところでしたよ。
つい最近まではこのマンションの前に大きな自宅を構えていて「町内会のつきあい」もしていたのですがね。
普段は良い人でも金が絡むと人格が変わるのを自分の交渉相手に見たのはしばらくぶりです。
教訓1:契約書に特約条項としてハウスクリーニング代とあっても経年劣化は家賃に入っています。見積もりを問い糺しましょう。こんなやり方は国交省が平成10年度に指導(同16年には追加)を業界に出しています。相手には最寄りの消費者センターと相談もしくは簡易裁判所で「小額訴訟」を起こすと伝えましょう。
2:契約書に無い事を業界ではなんて言われて黙るのはやめましょう。賃貸終了の前には良く契約書をよみ治しましょう。
何ともおお甘な浜爺の決着でしたれました。:
写真:浜爺のいたマンション
今年の2月中旬の事です。
撤退に当たっては大家が出入りの不動産屋を連れてきました。
主な話は:
1;ハウスクリーニング代5万円を払え!!
2;事務所の床張りを畳に戻す修復費を5万円払え!!!
3:家賃の最終月の日割り返還は認めない !!!
というはちゃめちゃなものでした。
1-2については早速MホームのT小母さんにそれぞれの請求書を出しなさいと要求すると浜爺が退去した後、改装工事を請け負ったT住建という工務店が作った見積書が届きました。
これも驚いた事に;
1;ハウスクリーニング一式 5万円 とあるだけで明細が一切ありません。
浜爺も昔は勤め人で見積書はたくさん見て来ましたがこの手の見積書はインチキ臭いのです。
早速MホームのT小母さんを呼び出して「一式」に積みあがった個々の仕事の明細を示せ。ハウスクリーニングをするような場所は風呂場のタブと天井位でせいぜい1万2千円程度だろうと言いましたら「玄関ドア、下駄箱、天井壁、各入口ドア,戸、フローリングのワックス、ベランダ、トイレ、浴室、さびなど」
と回答してきました。
1年半前の更新時玄関の天井から廊下部分とトイレの壁紙は張り替えたばかりでちゃんとしていますしその他は経年劣化(築30年賃貸18年)によるもので請求書はうそと確信しました。
そこで2;の修復費5万円の事もあるので見積書を出したT住建の社長を厳しく問い詰めました。
ついにゲロした事は「実際のクリーニング代ではありません。2dkなら5万円,3dkならX万円と業界で決めている相場を入れました」と。
これを受けてT小母さんに文句を言うと折り返し「大家と相談半額にする」と返事がきました。これには納得の返事はしませんでした。
さて京間8畳の床板をはがして5万円は暴利だ! 日当1万円の職人を連れてきても2人で半日仕事だろう! 便利屋さんなら半分以下で済む。と糺すと我々の業界の経費見積もりはそうではないが2万円にすると折り合いが付きました。
ここで面白い事が分かりました。社長との会話でハウスクリーニング代の仕組みは良くわかったので、MホームのT小母さんに値下げを要求すると浜爺が決意を述べるとその(戻し)分があるので修理費を引いたと一言。要するに大家、MホームとT住建で架空の請求で儲けを分け合っている事が良くわかりました。
まあ両方で4万5千円ならまだ高いけど一応想定内なので了解しました4.
3:さて最後にはラスボスの大家のT女史の登場です。「業界では最終月の日割り戻しはやってない」とのお電話です。Mホームの小母さんが「契約書に書いてある、書いてある」と口を開くたび言いましたので浜爺はしっかり18年前の契約書を呼んでいました。
第3条に「ーー日割りにて生産する」と書かれています。もし契約書を読んでいなければ大家さんの一言でっと5万円の損をするところでしたよ。
つい最近まではこのマンションの前に大きな自宅を構えていて「町内会のつきあい」もしていたのですがね。
普段は良い人でも金が絡むと人格が変わるのを自分の交渉相手に見たのはしばらくぶりです。
教訓1:契約書に特約条項としてハウスクリーニング代とあっても経年劣化は家賃に入っています。見積もりを問い糺しましょう。こんなやり方は国交省が平成10年度に指導(同16年には追加)を業界に出しています。相手には最寄りの消費者センターと相談もしくは簡易裁判所で「小額訴訟」を起こすと伝えましょう。
2:契約書に無い事を業界ではなんて言われて黙るのはやめましょう。賃貸終了の前には良く契約書をよみ治しましょう。
何ともおお甘な浜爺の決着でしたれました。:
写真:浜爺のいたマンション