王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

海自 いずも が米補給艦をエスコート !!

2017-05-02 21:29:00 | 米国(トランプ)関連
海自「いずも」が米補給艦と合流、任務を開始

昨日1日海自で最大級の護衛艦[ヘリ空母)「いずも」が米海軍の補給艦を護衛するため横須賀を出港しました。
この仕事は安保法制で決まっていたそうで近頃の北の暴走振り日米阿吽の呼吸で前倒し実施を決めたようです。
だいたい補給艦の護衛に2万トン余りのヘリ空母が当たるとの用兵に[元軍事少年の)浜爺は海自幹部のセンスを疑いました?? この巨艦は自分こそが護衛駆逐艦にエスコートされそのヘリによる対戦能力を発揮できるものです。
補給艦の護衛なら3千トンクラスの汎用駆逐艦の方が適任でしょう!!
また補給艦は型式や名前が一向に出てきませんでした。幻の補給艦かと思いましたが今日マスコミの航空部隊がそれを写真に収めました。よみうりの飛行機による写真です。

向かって奥が米補給艦でどうやら新型の補給艦で満載なら4万トンくらい各種荷物を積める様です。
いまどきのカメラならもっとしっかりうつさないといけませんが、自主規制か事前警告か?で詳細が分からない様にしている気がします。

どうやら「いづも」は15日シンガポールで行われる観艦式に護衛艦さざなみ(満載排水量6300トン)にエスコートされ九州方面で別行動の様です。
そうするとさざなみは巨艦2隻の前方警戒にひそかに当たっているかもしれません。

シンガポールに向かうのも南シナ海で力の存在を隠さない中国に対する米欧と日の牽制の一環でしょう。
「いずも」部隊を補給艦の護衛との名目で出せばその経費は「サンクコスト(追加で費用はいらない)」ですがおざなりと言えばおざなりです。潜水艦からの魚雷4発で巨艦2隻が撃沈すれば世界の物笑いでしょう??

通常兵器の爆雷や高射砲を使うだけの決意を持ってその任務に相応しい護衛艦を静かに差し向けるのが海自のありようと思います。
目下のやり方は政治的かつ瀆武のにおいがします。
派遣部隊の長が「まさかの場合は憲法違反でも」なんて後から回想録を読むのは嫌なものです。
安倍首相とNSCと稲田防衛相の責任は重大です。

写真:横須賀を出るいずも

読売新聞:
海上自衛隊で最大級の護衛艦「いずも」(全長248メートル)が1日、房総半島沖で米海軍の補給艦と合流し、安全保障関連法で新たに認められた「米艦防護」の任務を開始した。

 2日頃まで任務に当たる見通し。安保法制に基づく新任務の実施は初めてで、日米の連携の強さを示し、挑発行為を繰り返す北朝鮮をけん制する狙いがある。

 1日午後1時過ぎ、房総半島沖を南進していたいずもが速度を緩め、後方から接近してきた米補給艦と合流するのを、読売ヘリが上空から確認した。2隻は約30分間かけて陣形を整え、いずもが米補給艦の左前方に出る態勢になり、並んで航行した。

 いずもは、この日午前10時頃に横須賀基地(神奈川県)を出港していた。政府関係者によると、房総半島沖から四国沖まで補給艦を防護し、その後、シンガポールで15日に行われる国際観艦式に参加するため南下する。(引用終わり)
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