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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

「漢検」の前理事長と長男 背任容疑で逮捕

2009-05-20 07:51:44 | 社会
漢検の前理事長と長男、背任容疑で逮捕 京都地検(朝日新聞) - goo ニュース

財団法人「日本漢字能力検定協会」の前理事長大久保父子が乱脈経理でその地位を追われたのは最近の事でした。

当初は理事長は辞任したものの理事には残る--なんて影響力の行使が出来る様に抵抗していたようですが文科省の指導でそれも無くなったのかななんて思っていました。

ついにファミリー系の余り実体の無い企業に仕事を丸投げして「そこからいろいろ金銭的な便宜を受けていたようで」2億5千万円について父子ともども背任横領容疑で逮捕されてしまいました。

これはこれで粛々と調べがあり落ち着く所に落ち着くのでしょう。

ふと思い出したのですが「当初運営に問題が提起された時」日本でも有名な国語の学者さんが理事に名を連ねていたようです。
この方が記者のぶら下がりの「この事態を如何思うか?」との質問に「僕は理事を辞めました。既に辞任の通知を連絡してあります。そもそも理事の間一度も(多分理事会に)出席していない」と言って通り過ぎました。

「おいおい! お前理事なのに一度も会に出席しないとはどういう事だよ。理事の報酬が幾らか知りませんが“お名前を連ねていただくだけでも”かなりの金額が配られていたのでないかと勘ぐるのです」

役目も果たさず報酬を受けておいて問題が起きるとさっさと役目を辞任するまことにご都合主義のえらいさんに驚きます。
全国の財団法人にこの手の「名だけを連ねて甘い汁を吸っている有名人は結構いそうな気がします」


朝日新聞:
財団法人「日本漢字能力検定協会」(京都市)の大久保昇・前理事長(73)と長男の浩・前副理事長(45)が、架空の業務委託で約2億5千万円を前理事長系企業に移転し、協会に損害を与えたとして、京都地検は19日、背任容疑で2人を逮捕した。地検は、2人が税制上の優遇措置を受ける公益法人である協会理事としての任務に反し、自らの利益を図る目的で架空委託を続けたと判断したとみられる。

 協会関係者によると、大久保前理事長父子は05~09年、前理事長が代表を務める広告会社「メディアボックス」(京都市)に、「年間プロモーション企画」「進行管理」の2業務の委託などで約2億5千万円を支出。しかし、いずれも取引実態がなく、協会に同額の損害を与えたという。
(以下省略 引用終わり)

写真:大久保親子(時事通信)

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