たまたま前日、北国新聞で吉田社長が加賀市山代温泉の旅館「みやびの宿 加賀百万石」に就任したとの記事を読んだばかりでした。
今朝その社長が就任早々「前経営団体のビッグ総合開発(大阪市)」が雇用調整助成金(雇調金)が不正受給された疑いありとして、同期間の申請を取り下げ事を報じています。一部の従業員が上司の指示を受け、出勤時にタイムカードを押していなかった可能性が昨年1-2月から同12月迄有るある事も分かっているとの事。
細かいことは判りませんが、経営交代になる以前に下調べがなければ、就任の翌日前経営陣の不正など摘発はできないだろうと思います。恐ろしいことは「返還金と罰金を合わせ1億円は前経営団体にに返還手続きを進める」との事。
まあこれを機会に大いに往年の名声を盛り返してもらいたいものです。
写真:北國新聞の別記事による吉田社長
北国新聞:
加賀市山代温泉の旅館「みやびの宿 加賀百万石」で、雇用調整助成金(雇調金)が不正受給された疑いのあることが21日、分かった。18日付で加賀百万石の社長に就いた吉田久彦氏(39)が、北國新聞社の取材に対し明らかにした。旅館の土地や建物を所有するビッグ総合開発(大阪市)が運営していた昨年まで、従業員が出勤したにもかかわらず、勤務がなかったと申請していたという。
吉田氏によると、旅館経営のために設立された新会社「みやびの宿 加賀百万石」に昨年12月に運営主体が移った後、勤怠記録の点検で従業員の出勤した日が勤務簿では休みになっていたことが判明した。期間は昨年1、2月ごろから同12月ごろまでで、新型コロナ感染拡大による旅館の閑散期を中心に行われていたとみられる。
吉田氏は、今年1、2月分の雇調金の申請後、一部の従業員が上司の指示を受け、出勤時にタイムカードを押していなかった可能性があることから、同期間の申請を取り下げたことも明らかにした。
吉田氏は「返還額は不正受給分と罰金を合わせ、1億円を超える可能性もある」との見方を示し、旅館を当時運営していたビッグ総合開発が返還手続きを進めるとしている。その上で「意識改革を進め、生まれ変わった百万石で宿泊客を迎え入れたい」と話した。
ビッグ総合開発の担当者は取材に対し「答えられる立場の人間がいない。旅館に問い合わせてほしい」とした。
雇調金は、企業が従業員に支払った休業手当の一部を助成する制度。石川県内では石川労働局が6月、山代温泉の旅館「瑠璃光」「葉渡莉」を運営するよろづや観光に1億7045万円の不正受給があったと発表している。
(引用終わり)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます