
27日WBFホテル&リゾートが民事再生法の適用を申請した事が判ったそうです。
これまでも、老舗の旅館や料亭が外人客の激減で閉店し、或いは倒産している例が90件に及んでいます。
がががーーーん!
この会社は北海道、京都大阪などでホテル28施設を展開する企業で従業員約1000人と言いますから、業界では中手以上なのでしょう!
「新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、宿泊者数が減り、資金繰りが行き詰まった」と有ります。
しかし辛口の批評ではここ10年拡大に次ぐ拡大が裏目に出て、昨年消費税値上げ以前より資金繰りに追われていたとあります。
浜爺が興味を持ったのは、WBFなんて外国のホテルチェーンの資本が入って居るのかと単純に思っていました。
しかし。ホワイト・ベア・ファミリー の略で大阪ベースの日本企業の様です。
オーナーが誰であれ160億円の負債とは悲惨ですね。
新型コロナウイルス感染の拡大防止はまだ先が見えませんから、いろいろな業界で廃業が続きそうです。
写真:WBFのホテル
産経新聞:
関西を中心にホテル運営・開発事業を営むWBFホテル&リゾーツ(大阪市北区)が27日、大阪地裁に民事再生手続きの開始を申し立てた。関係者への取材で分かった。負債額は約180億円。新型コロナウイルスの影響で、売り上げの大半を占めていた中国人観光客らの宿泊需要が消失したことが影響した。
民事再生手続きによる事業のスリム化やスポンサーの支援を得て、経営再建を図る方針。約千人の従業員の雇用は維持する。
民間信用調査会社の東京商工リサーチによると、新型コロナ関連では最大規模の経営破綻。同社の24日までの集計では、新型コロナ関連の経営破綻は93件。事態収束は見通せず、影響がより多くの業種へ拡大する懸念が強まっている。
WBFホテル&リゾーツは、「ホテルWBFなんば黒門」(同市中央区)など国内で27施設を運営。インバウンド(訪日外国人客)の増加を背景に、近年は大阪や北海道で新規開業を積極的に行い、平成31年3月期には約47億円の売上高を計上した。
しかし、日韓関係の悪化による訪日韓国人の減少や関西の宿泊施設の飽和による平均客室単価の下落などで昨年から業績が低下。加えて今年1月以降の新型コロナの世界的な感染拡大を受け、中国人客らの宿泊キャンセルが相次いでいた。業績回復の見通しが立たない中、緊急事態宣言の発令で日本人客の新規予約も落ち込み、資金繰りが悪化した。
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