先月29日には米国の「大統領討論会」でのバイデン大統領の「高齢にいる衰え」が味方の民主党内から交代論が出てきました。30日には仏下院で極右勢力「国民戦線が大躍進」の様で7日の決選投票の行方が気になるところに、今朝の報道では:
【英下院(定数650)総選挙は4日に投開票された。BBC放送の獲得議席予測によると、スターマー党首率いる最大野党の労働党が圧勝の勢い。過半数を大きく超える400議席以上を獲得し、2010年以来、14年ぶりの政権交代を実現する見通し】と報じられました。
これは米仏の選挙事情と異なり確定事項です。
保守党から労働党への14年ぶりの交代とのことで、ジョンソン政権以降の「ウクライナ援助」の姿勢にも何か大きな変化が生じるかもしれません。EU離脱が前政権の主眼でしたからEU再加盟が取り上げられるかも知れませんね? どのように経済を立て直すのか「他人事とは思えず、新しい政策に注目したい」ところです。
残念ながら「ダイナミックな欧米の政治事情に比べ、わが日本は”腐っても鯛”ならぬ自民党が看板替わり」でやりくりを続ける様です。
何だかもどかしいですね!!
写真:4日、ロンドンの投票所を妻と訪れた労働党のスターマー党首(手前左)(AP=共同)
共同通信:
【ロンドン共同】英下院(定数650)総選挙は4日に投開票された。BBC放送の獲得議席予測によると、スターマー党首率いる最大野党の労働党が圧勝の勢い。過半数を大きく超える400議席以上を獲得し、2010年以来、14年ぶりの政権交代を実現する見通し。5日にスターマー氏が首相に就任する。与党保守党は不祥事や首相交代が相次ぎ、過去100年以上で最大となる歴史的大敗の公算が大きい。
BBCが出口調査などに基づき4日夜に伝えた議席予測では、労働党は410に上る一方、保守党は改選前より大幅に減らして131。自由民主党は61。右派ポピュリスト政党「リフォームUK」が13。同党が下院選で議席を獲得するのは初めて。予測は修正されて増減する可能性がある。
選挙戦では、経済立て直しや不法移民問題が争点となり、労働党が終始リードした。
保守党は欧州連合(EU)からの離脱が争点となった前回19年の総選挙で大勝したが、新型コロナウイルス禍の規制違反に絡み、当時首相だったジョンソン氏が辞任。後任となったトラス前首相も財源の裏付けに乏しい大型減税策で経済を混乱させ引き継いだスナク首相の下でも支持率は回復しなかった。
(引用終わり)
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