昨日11日夕刻6時過ぎTVニュースを見ると、少し前に「第92回センバツ高校野球大会」を中止したとの報道でした。
同日の臨時運営委員会後の記者会見で、大会会長の丸山氏は「現段階では選手が安心してプレーできる環境を担保できない」とし、高野連の八田会長も「教育の一環。選手の安全と健康を第1に判断」と述べました。
他の高校を含む学生スポーツの大会は既に自粛され、プロの競技の数々も中止や延期が決定されている最中ですから「まづは妥当な判断」と思います。
この高校野球は大東亜戦争の影響で中断したが、予定された大会で中止されるのは初めてとの事です。
春の選抜に選ばれた選手諸君や関係者の落胆はお気の毒な限りです。
何物も止める事の出来ない高野連を新型コロナウイルスが止めたとしたら、それはいろいろ考える契機を与えてくれたのだろうと思います。
偶然ですが、同じ日東京五輪組織委員会の理事が「東京五輪の1-2年をを延期が望ましい」と発言し、それを森喜朗組織委員会会長が「否定をし、当人も失言したと謝罪」と記者会見で述べました!
見方によっては「少なくとも延期に向けて観測気球を上げてみた」とも見えます!!
思い出せば1980年モスクワオリンピックを西側の参加国(当然日本も)は“ソ連のアフガン侵攻に抗議して”参加拒否“ボイコット”をしました。
その時日本選手の代表の一人は現JOC会長山下奉裕氏ですが、私の青春は何であったのだろう!と泣きました。
写真は山下会長(ネットより)
ひょっとすると、見切り千両と後世褒められるかもしれません!
さらに偶然ですが、その翌日未明WHOが「新型コロナウイルスの感染について、パンデミック宣言」を発しました。
何がどうなるかまだ分かりません。 静かに事態を見守りましょう。
写真:11日 泣きながら用具を片付ける諫早市創成館の選手ら
朝日新聞:
第92回選抜高校野球大会の中止が11日に決まり、出場が決まっていた創成館(長崎県諫早市)も春の甲子園に立つ機会を失った。同日夕方、決定を告げられた選手たちは練習を切り上げ、落胆した様子でグラウンドを後にした。
練習途中の午後6時、稙田(わさだ)龍生監督(56)が選手らを集めて切り出した。「残念ながら中止や」。選手らは目に涙をためながら監督を見据え、じっと聴き入る。監督は「見えない敵に負けた。気持ちを切り替えるのは難しいが、早く切り替えて、まずは春の九州大会、そして最後の夏の甲子園に行くしかない」と呼びかけた。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今月3日から授業は自宅などでの自主学習となったが、甲子園を控えた野球部は特別に活動を許可されていた。だが、開幕までに予定されていた練習試合計6試合が中止に。選手らは最後まで開催を信じ、練習を重ねる一方で、手洗いうがい、寮でのアルコール消毒など、予防に努めていた。
「実戦練習を積み、後は選抜に挑むのみだった」。上原祐士主将(2年)は涙をこらえながら報道陣の取材に語った。(米田悠一郎)
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