三菱自動車の中国市場撤退については、マスコミ各紙がその経過を「政経分離」の時代から上手くやってきたことから始まって長々と経過を語り、特にここ10年の中国の強権ブリまで論じているものが結構ありました。
しかし、結果を見れば「中国産EVに負けて完全撤退」が簡潔にして要を得た総括と思います。
その中国でも早期に開発したEV車の「廃棄の墓場」があちこちにある様ですから、いよいよEV社の質も問われる厳しい戦いが世界的には行われるようです。
このEV対化石燃料車(ハイブリットも含む)の戦いも日本が完全に立ち遅れているのかと言うとそうとも言い切れ無い様です。
完成品の総コストに加え戦略的供給網まで考えないと車も人件費が安いところで作れば済む時代ではない様です。
写真:三菱自動車 中国市場から完全撤退へ 24日の取締役会で正式決定© ABEMA TIMES
ABEMA TIMES:
三菱自動車は、不振が続いていた中国市場から、完全に撤退することを24日開く取締役会で正式に決定します。
三菱自動車は、中国南部で2012年から現地メーカーとの合弁で、主にガソリン車の生産を続けてきました。
しかし、中国でのEV(=電気自動車)へのシフトが急速に進み、2022年度の販売台数は、ピーク時のおよそ5分の1に落ち込みました。このため中国での生産、販売など完全に撤退することを24日開く取締役会で正式に決定します。
関係者は、「現地のEVメーカーのコスト競争力には勝てず、ギブアップするしかない」と話しています。
世界最大の中国市場をめぐっては、他の日本メーカーもEV化の出遅れから、苦戦が続いています。(ANNニュース)
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