9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、ここをクリック⇒前日比297ドル03セント(0.9%)高の3万3800ドル60セントと5日以来となる過去最高値を更新した。
前日まで2日間利益確定売りに押されお幅の上げしか島さなかったダウ平均ですが、この日はワクチン接種の加速にともなく経済活動再開への期待や緩和的な金融政策の長期化の観測が働き買いが優勢で、午後からはハイテク株の買いが強まりダウ平均の上幅を広げたとコメントされています。日本とはファンダメンタルが違いますね。
日経新聞:
9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比297ドル03セント(0.9%)高の3万3800ドル60セントと5日以来となる過去最高値を更新した。
米経済活動の正常化への期待や緩和的な金融政策の長期化観測から、景気敏感株を中心に買いが優勢だった。
米国では新型コロナウイルスのワクチン接種が4月に入り加速している。夏に向けて経済活動の正常化が進み、企業業績を押し上げるとの期待が高まっている。来週から発表が本格化する米主要企業の2021年1~3月期決算が好調な結果になるとの期待が買いを促したとの指摘もあった。
午後に入り、主力ハイテク株への買いが強まると、ダウ平均など主要株価指数は上げ幅を広げる展開だった。スマートフォンのアップルと半導体のインテルはともに2%高で終えた。ソフトウエアのマイクロソフトは連日で上場来高値を更新し、顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムも上昇が目立った。
アナリストがそれぞれ目標株価を引き上げた機械のハネウェル・インターナショナルと医療保険のユナイテッドヘルス・グループはともに3%超上昇し、ダウ平均を押し上げた。
朝方発表の3月の卸売物価指数(PPI)は前月比1.0%上昇と伸び率は前月(0.5%)から拡大し、市場予想(0.4%)を上回った。インフレ圧力の高まりが意識され、9日の米債券市場で長期金利が上昇。利ざや拡大の見方からJPモルガン・チェースなど金融株が買われた。
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