王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

わなから逃がそうと…カモシカの角で脚突かれた男性死亡

2020-10-06 10:10:21 | 社会
何とも微妙な話ですね。
5日新城市は同市黄柳野(つげの)の山林で、わなにかかった国特別天然記念物のニホンカモシカを逃がそうとした市内の70歳の男性が、角で突かれて2日に死亡していたと発表したそうです。このカモシカは5日に殺処分されたとの事。
亡くなった70歳の男性は2日午後8時頃自分が仕掛けたシカ猟のくくり罠にかかったニホンカモシカを発見、逃がそうとして近づいたところ。角でふとももを刺された。男性は家族と連絡を取りながら下山し病院に運ばれたが、出血性ショックで2時間後に死亡とのこと。ここでニホンカモシカは逃がされていれば、話はそれで終わったはずが、後味に悪いのは市は県の許可を取りニホンカモシカを安殺処分したそうです。
これが、踏板と獲物の足に絡むケーブルによるくくり罠の写真です(ネットより)

捕まえてはいけない対象が罠にかかったので逃がそうとして襲われたのですから、ここは恨みっこなしで、ニホンカモシカは解放で良かったのでないか?と思います。もしこれで生きて放せば「人食い虎や人食い豹の様に人肉に味を占めて人食いニホンカモシカ」になる恐れはほとんどありえねー話でしょう。
ご遺族の立場も考慮したのか見知れません。しかし獲物に返り討ちにされたその仇討という考えも余りピンときません。
なんとも微妙な気持ちです。

写真:罠にかかったニホンカモシカ

朝日新聞:
愛知県新城市は5日、同市黄柳野(つげの)の山林で、わなにかかった国特別天然記念物のニホンカモシカを逃がそうとした市内の70歳の男性が、角で突かれて2日に死亡していたと発表した。このカモシカは5日に殺処分されたという。
 市によると、男性は2日午前8時ごろ、シカ猟のくくりわなにかかったカモシカを発見、逃がそうと近づいたところ、角で太ももを刺された。男性は山を下りながら家族と連絡を取り、病院へ運ばれたが、出血性ショックで約2時間後に死亡した。
 このカモシカはオスで体長約90センチ、体高約70センチ。人を襲ったことや民家が近いことから、県などの許可を受け、5日に銃で殺処分にした。くくりわなは、シカによる農作物の被害が相次いでいたため、男性が仕掛けたという。
 同市農業課の鳥獣害対策担当者によると、ニホンカモシカはふだんはおとなしいが、10〜12月が発情期のためオスが興奮することがあるという。わなにかかったところに人が近づいてきたため、男性を襲ったとみられる。(本井宏人)(引用終わり)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 5日 【国内感染】4人死亡 2... | トップ | ひたちなか市 父親が生後1... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

社会」カテゴリの最新記事