この記事を読んで改めて感じたのですが、日大執行部の林理事長対沢田副学長の争いは解決していないのですね!
この記事での沢田副学長は、自宅前で張り込む報道陣に解任提案について問われた同氏は、「もう話しましたよね」とひと言だけ答え、車に乗り込んで走り去ったとだけあります。
興味深いのは、
本誌の取材に、日大執行部の事情に通じた関係者はこう語ったそうです。
1:沢田副学長が植物細片を保管していたことは法律に触れる恐れがあり、もし逮捕されれば補助金の不交付が決定的になるという顧問弁護士のアドバイスがあったのは事実
2:補助金というのは、大学が私腹を肥やすためではなく教育環境の整備のためにあるので、執行部がそれをほしいと思うのは当然のことです。沢田副学長は『補助金のために辞めろというのか』と林理事長に質問したそうですが、その発言自体がおかしい
3:臨時理事会では、沢田副学長のこれまでの対応ではなく、林理事長との私的会話を録音してマスコミに暴露したり、取材に応えて内部のやり取りをバラしてしまうといった行動が、和田秀樹常務理事を中心に問題視されました。勝手に情報漏洩をされては学校運営ができませんから、進退が問われてしかるべきです
林理事長の肩を持つつもりはありませんが、この記事を元に考えると、澤田副学長の「臨時理事会での林理事長の会話」は恣意的と見るか偏っている様に見えます。
これまでに何度も書かれている様にここをクリック⇒日大と言う大教育機構の中に「スポーツ学部」という大学教育と別の価値観を持つ職員と学生大勢 が大学本来の大学の教育を通じての人格の陶冶に反する行為を重ねてきた事--その結果大学がガバナンスが効いていないと見られている事を改めなければいけません。
既に田中前理事長が常務理事時代から16年にわたる悪の遺産を一掃するには、それ相応の時間が必要な様に見えます。
従って報道陣が沢田副学長宅前に張るのも分かる気がしました。
写真:報道陣の問いかけから逃げる沢田康広副学長
Smart Flash:
日本大学アメリカンフットボール部の大麻問題に、競技スポーツ担当として対応に当たってきた沢田康広副学長。10月24日の臨時理事会で、林真理子理事長は沢田氏の解任を提案したと報じられた。
25日配信の時事通信のインタビューで、沢田氏は同提案について「悲しい気持ち」と胸中を吐露。また、臨時理事会に先立って沢田氏は林氏と面会し、林氏から「補助金もほしいし、叩かれたくない」と辞任を迫られたが拒否したと述べた。林氏の発言について、沢田氏は「世間体ばかり気にしている」と批判。そして、大麻の疑いがある植物細片を沢田氏が12日間保管していたことについては「判断は間違っていなかった」とし、学長とも情報を共有していたと明かした。
本誌の取材に、日大執行部の事情に通じた関係者はこう語る。
「沢田副学長が植物細片を保管していたことは法律に触れる恐れがあり、もし逮捕されれば補助金の不交付が決定的になるという顧問弁護士のアドバイスがあったのは事実です。
補助金というのは、大学が私腹を肥やすためではなく教育環境の整備のためにあるので、執行部がそれをほしいと思うのは当然のことです。沢田副学長は『補助金のために辞めろというのか』と林理事長に質問したそうですが、その発言自体がおかしい。
臨時理事会では、沢田副学長のこれまでの対応ではなく、林理事長との私的会話を録音してマスコミに暴露したり、取材に応えて内部のやり取りをバラしてしまうといった行動が、和田秀樹常務理事を中心に問題視されました。勝手に情報漏洩をされては学校運営ができませんから、進退が問われてしかるべきです」
日本大学への今年度の補助金は10月23日、全額不交付が決定した。
こうした日大の姿勢に対し、大学ジャーナリストの石渡嶺司氏は、「ある時点まで沢田副学長のシナリオに乗っていたであろう林理事長も含め、適切な対応ができなかったことへの反省がない限り、副学長が解任されても問題の解決には至らない」と指摘する。
8月に日大が初めて会見を行った際、受け答えが傲慢と批判された沢田氏は、日大法学部出身の元検事。2018年に母校の法学部教授に就任し、副学長になったのは2023年。前出の日大関係者は、「本学出身の検察官は少なく、沢田副学長は退官時に地検のナンバー2だったので、天下りというより再就職」と見る。
また、2020年からは、日大の “ドン” と呼ばれた田中英寿前理事長が新設した危機管理学部で非常勤講師を務めている。
「危機管理学部は、他大学にないカリキュラムなので、教職員の確保にけっこう苦労しました。手当が少ない非常勤で講座を持った沢田副学長は、田中前理事長にとって好印象だったでしょう。沢田副学長が競技スポーツ担当になったのは2023年で、2018年のアメフト部の悪質タックル事件、2021年の田中前理事長の脱税事件を受けてのことでした」(同前)
10月26日、都内の自宅前で待っていた報道陣から、解任提案について問われた澤田氏は、「もう話しましたよね」とひと言だけ答え、車に乗り込んで走り去った。
(引用終わり)
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