欧金融大手デクシアを解体…不良債権切り離し(読売新聞) - goo ニュース
実は昨日10日早朝このウェブニュースを読んでいました。
ベルギー、フランスベースの金融大手でデクシアが破綻したそうです。
その見出しは金融大手とあるだけなんです。
証券会社なのか?はたまた銀行なのか? その複合なのかなんて考えている内に一日経ってしまいました。
昨日夕刻のNHKニュースは大手銀行と紹介してましたから、その側面もある金融機関なのでしょうね。
TVの映像でフランスとベルギーの一般預金者の顔と発言が流れましたが「取り付け騒ぎ」の様な気配はなく当人達も落ち着いていました。
日本の信金程度の銀行が信用不安を呼んでも預金払い出しの列が出来るのと較べると何だか良いのやら悪いのやら雰囲気が違います。
日本ではバブルが弾けたのに「マネーゲーム」の夢覚めず「米国製の金融派生投機商品(デリバティブ」を金融機関、大学、地方自治体などが大量に買い込み大損こいたのはつい1-2年前でしたよね。
浜爺の誤解か錯覚ですがベルギーとかフランスと聞くと文化の香り豊で「がつがつしていない」なんて思っていました。
ところがデクシアは「ギリシャの国債」や「イタリヤの国債」を大量に保有していたそうです。
欧米の金融筋では08年リーマンショック以降ギリシャやイタリアの国債は「紙くずの恐れ」が観測されていたそうです。単純に考えれば「高金利に目が行き額面暴落のリスク」を考慮していなかったのでしょうね。
デクシアも大した事ありません。
さてデクシアを公的処理をしても欧州と言うかEUの金融不安は解消されるでしょうかね?
TVで見る限り「ギリシャ国民」は簡単に政府に協力して福祉や社会保障の切り下げや公務員の削減に大反対のようですからやがて「EU管理かIMF管理」をうけ耐乏生活を余儀なくされるまでには時間が掛かりそうです。
かくしてギリシャ国債は益々「紙くず」に近づくと他の金融機関に悪影響が及びそうです。
まあEUも急速に規模を拡大する為、国家財政が危うい国を仲間にしたツケが来たようです。物流、商流はEU 通貨は自国 の英国流が正しかったのかもしれません。
ドイツとフランスが連鎖する破綻を何処まで支えられるのでしょうか?
EU安で又円が独歩高です。
日本の財務省も円の買い支えをしても流れを止められないのですから「日本国債」の利払い1年停止とか3年停止とか「大胆な手段」を取らないと世界のユーロから逃避した資金の円買いそしてその結果の円高は阻止できません。
復興資金捻出を名目に「国債利払い停止」を宣言すれば1ドル=100円 1ユーロ=140円 位は金を掛けずに円安になります。
野田首相と安住財務相 是非お試しあれ!
写真: デクシア本社
読売新聞:
【ロンドン=永田毅】フランス、ベルギー両政府は9日、両国系金融大手デクシアによる公的支援の要請を受け、デクシアを事実上、解体する事業分割・再編を行う処理策で合意した。
デクシアは同日の取締役会で、受け入れを決定する見通しだ。ギリシャに端を発した欧州財政・金融危機が表面化してから大手行が公的処理に至るのは初めて。
両国政府の協議はブリュッセルで両国の首相も出席して行われた。協議にはルクセンブルクも参加し、合意に加わった。
ロイター通信によると、デクシアは950億ユーロ(約9兆7000億円)に上るとみられる不良債権を本体から切り離して受け皿機関に移し、これにフランス、ベルギーが政府保証を与える。事業の分割・再編では、グループ傘下のフランスの銀行が、自治体向け融資事業をフランスの政府系金融機関に譲渡するほか、ベルギーの銀行は一時、ベルギー政府が国有化する方向で調整している。
デクシアは自治体向け融資大手で、ギリシャ国債を約35億ユーロ、イタリア国債を約158億ユーロ保有しており、資本不足に陥るとの懸念が指摘されていた。
(引用終り)
実は昨日10日早朝このウェブニュースを読んでいました。
ベルギー、フランスベースの金融大手でデクシアが破綻したそうです。
その見出しは金融大手とあるだけなんです。
証券会社なのか?はたまた銀行なのか? その複合なのかなんて考えている内に一日経ってしまいました。
昨日夕刻のNHKニュースは大手銀行と紹介してましたから、その側面もある金融機関なのでしょうね。
TVの映像でフランスとベルギーの一般預金者の顔と発言が流れましたが「取り付け騒ぎ」の様な気配はなく当人達も落ち着いていました。
日本の信金程度の銀行が信用不安を呼んでも預金払い出しの列が出来るのと較べると何だか良いのやら悪いのやら雰囲気が違います。
日本ではバブルが弾けたのに「マネーゲーム」の夢覚めず「米国製の金融派生投機商品(デリバティブ」を金融機関、大学、地方自治体などが大量に買い込み大損こいたのはつい1-2年前でしたよね。
浜爺の誤解か錯覚ですがベルギーとかフランスと聞くと文化の香り豊で「がつがつしていない」なんて思っていました。
ところがデクシアは「ギリシャの国債」や「イタリヤの国債」を大量に保有していたそうです。
欧米の金融筋では08年リーマンショック以降ギリシャやイタリアの国債は「紙くずの恐れ」が観測されていたそうです。単純に考えれば「高金利に目が行き額面暴落のリスク」を考慮していなかったのでしょうね。
デクシアも大した事ありません。
さてデクシアを公的処理をしても欧州と言うかEUの金融不安は解消されるでしょうかね?
TVで見る限り「ギリシャ国民」は簡単に政府に協力して福祉や社会保障の切り下げや公務員の削減に大反対のようですからやがて「EU管理かIMF管理」をうけ耐乏生活を余儀なくされるまでには時間が掛かりそうです。
かくしてギリシャ国債は益々「紙くず」に近づくと他の金融機関に悪影響が及びそうです。
まあEUも急速に規模を拡大する為、国家財政が危うい国を仲間にしたツケが来たようです。物流、商流はEU 通貨は自国 の英国流が正しかったのかもしれません。
ドイツとフランスが連鎖する破綻を何処まで支えられるのでしょうか?
EU安で又円が独歩高です。
日本の財務省も円の買い支えをしても流れを止められないのですから「日本国債」の利払い1年停止とか3年停止とか「大胆な手段」を取らないと世界のユーロから逃避した資金の円買いそしてその結果の円高は阻止できません。
復興資金捻出を名目に「国債利払い停止」を宣言すれば1ドル=100円 1ユーロ=140円 位は金を掛けずに円安になります。
野田首相と安住財務相 是非お試しあれ!
写真: デクシア本社
読売新聞:
【ロンドン=永田毅】フランス、ベルギー両政府は9日、両国系金融大手デクシアによる公的支援の要請を受け、デクシアを事実上、解体する事業分割・再編を行う処理策で合意した。
デクシアは同日の取締役会で、受け入れを決定する見通しだ。ギリシャに端を発した欧州財政・金融危機が表面化してから大手行が公的処理に至るのは初めて。
両国政府の協議はブリュッセルで両国の首相も出席して行われた。協議にはルクセンブルクも参加し、合意に加わった。
ロイター通信によると、デクシアは950億ユーロ(約9兆7000億円)に上るとみられる不良債権を本体から切り離して受け皿機関に移し、これにフランス、ベルギーが政府保証を与える。事業の分割・再編では、グループ傘下のフランスの銀行が、自治体向け融資事業をフランスの政府系金融機関に譲渡するほか、ベルギーの銀行は一時、ベルギー政府が国有化する方向で調整している。
デクシアは自治体向け融資大手で、ギリシャ国債を約35億ユーロ、イタリア国債を約158億ユーロ保有しており、資本不足に陥るとの懸念が指摘されていた。
(引用終り)
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