王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

18日 民間ロケット「カイロス」失敗、エンジン燃焼ノズルに異常…高度110kmに達するも飛行ルートずれる

2024-12-19 07:02:37 | 科学
昨日夕刻のTVニュースで「打ち上げが天候のせいで2度ほど延期になり3度目の発射となった”カイロス”の現場の映像を見ました。
地元の方が大勢「発射成功を期待して集まっていました。
【宇宙関連の新興企業スペースワン(東京)は18日午前11時、小型ロケット「カイロス」2号機を和歌山県串本町にある同社の発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げた。しかし、飛行ルートが大幅にずれ、3分7秒後に自律的に機体を破壊するシステムが作動して空中で爆破された。打ち上げは3月の初号機に続き、2回連続で失敗した】とマスコミが報じています。
打ち上げられたカイロス2号機(下は橋杭岩)(18日午前11時、串本町で)=宇那木健一撮影

見事に発射は成功しましたが「1分20秒後、第1段エンジンの燃焼ノズルに異常が発生。機体の姿勢が乱れてミッションの継続が困難となり、斎尾は爆破」となったようです。
その後の記者会見で「ペースワンの豊田正和社長(右)は”失敗と思っていない”」と発言されていました。「科学技術の進歩は失敗の積み重ね」だろうとは思いますが、民間企業ですから「資金がどこまで続くか心配になりました」
ググって見ましたら「キヤノン電子株式会社、清水建設株式会社、株式会社IHIエアロスペース、株式会社日本政策投資銀行のなどがお財布の元の様です。
「町工場の集まり」程度でないのを知り幾らかホッとしましたが「大金持ちの趣味」でもなさそうですから、次は軌道に乗って欲しいものです。
期待しています。

写真:記者会見するスペースワンの豊田正和社長(右)(18日午後、和歌山県串本町で)=宇那木健一撮影© 読売新聞 

読売新聞:
宇宙関連の新興企業スペースワン(東京)は18日午前11時、小型ロケット「カイロス」2号機を和歌山県串本町にある同社の発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げた。しかし、飛行ルートが大幅にずれ、3分7秒後に自律的に機体を破壊するシステムが作動して空中で爆破された。打ち上げは3月の初号機に続き、2回連続で失敗した。 
カイロスは固体燃料を燃やして飛行する全長18メートルの3段式ロケット。2号機には民間企業や台湾の宇宙機関などの小型人工衛星5基が搭載され、衛星の軌道投入に成功すれば、民間企業のロケットでは国内初だった。
 同社によると、発射の約1分20秒後、第1段エンジンの燃焼ノズルに異常が発生。機体の姿勢が乱れてミッションの継続が困難となり、第2段エンジンの燃焼中に自律破壊システムが作動した。ロケットは高度約110キロ・メートルの宇宙空間まで達したが、想定より西方向に飛行ルートがずれた。
(引用終わり)


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