【昨日26日夕刻外国為替市場で円安が進み、一時1ドル=160円60銭台をつけ、1986年12月以来、約38年ぶりの円安ドル高水準となった】とマスコミ各紙が報じました。
その為か「【同日夜 財務省の神田真人財務官は、記者団に「最近の急速な円安の進行には深刻な懸念を有しており、高い警戒感をもって市場の動向を注視している。行き過ぎた動きに対しては必要な対応をとる」と述べ、市場を牽制(けんせい)した】とも報じられています。
当然のことですが政権中枢からの注文を受け財務官僚による”口先介入”でしょう。この半年岸田首相に代表される政権与党は「自民党による裏金問題」を解決する医師の無いことを示してしまいました。岸田首相の進退が問われている中「財務官官僚による介入警告」なんて誰が本気にするでしょうか? 政権の為替問題のカウンターパートナー(相棒)の日現総裁は「利上げについていまだに行動に出ていません」。両輪の回転が嚙み合いませんから「こんな状態で円安に歯止めがかかる」とは思えません。
かくして国民の多くは更なる輸入品の価格値上がりになす術がありません。
一部輸出企業の好成績がますます盛んになりそうです。
写真:対ドル円相場は一時1ドル=160円台まで円安が進んだ=2024年6月26日午後7時6分、東京都中央区、東谷晃平撮影
朝日新聞デジタル:
26日の外国為替市場で円安が進み、一時1ドル=160円60銭台をつけ、1986年12月以来、約38年ぶりの円安ドル高水準となった。日本と米国との金利差が改めて意識され、金利の低い円を売って金利の高止まりが続くドルを買う動きが進んでいる。
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財務省の神田真人財務官は26日夜、記者団に「最近の急速な円安の進行には深刻な懸念を有しており、高い警戒感をもって市場の動向を注視している。行き過ぎた動きに対しては必要な対応をとる」と述べ、市場を牽制(けんせい)した。今年4月29日に160円台をつけた際には急激な円買いの動きがあった。このため、市場では政府による為替介入に対する警戒が再び高まっている。
米国の中央銀行にあたる米連邦準備制度理事会(FRB)は今月12日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、年内の利下げ見通しを3回から1回に減らした。その後も、FRB高官から利下げに消極的と受け取られるような発言があり、FRBが利下げする時期が遠のくとの観測が拡大。こうした見方から、25日の米国債券市場でも長期金利が上昇し、金利の高いドルを買って円を売る動きが強まっている。
(引用終わり)
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