王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

山口組ナンバー2が出所抗争激化の恐れ、当局は警戒

2019-10-19 06:40:06 | 社会
昨日18日朝府中刑務所を山口組ナンバー2の若頭高山清司(72)氏が出所しました。
山口組は日本国内最大の指定暴力団です。
6時半新幹線乗るため品川駅に着くと警戒の警察官と報道陣に囲まれ大変な人だかりになっているTVの映像を見ました!
若頭とは若いからついた名前ではありません。 徳川幕府の若年寄が若者でない様にその役目・職分についた呼び名です。まあそれにしても若頭高山氏の衰えて見える事。こんな様子でした。(神戸新聞)

収監された頃の「あー堅気の人でないなー」と分かるオーラが感じられません。他の報道も併せて読むと収監中に「糖尿病」を患い「脊椎症」も手術とかで見ての通り、痩せて右目は眼瞼下垂し首にコルセットをして杖をついて歩いていました。ゴーン氏張りに(世間の目を)誤魔化す為の変装にも見えませんでした。新幹線を名古屋で下車後は山口組6代目「司忍篠田建一親分(77)」と弘道会の関連施設で再会の内祝い?を挙げたそうです。
今の時節全国の一門や子分を集めて盛大に出訴祝いをやるなんて警察庁が許さないでしょうからね!
さて親分 77才 若頭 72才の「老々コンビ」ですが若頭収監以降、山口組は3つに分裂し、抗争が続いており、この状態の修復(できれば一本化)を図るのでないかと警戒されていました。そんな読み筋を笑うかの様に「今月10日には弘道会のヒットマン(66)が山健組の者」2人を襲い拳銃で射殺しています。再結束どころでなく抗争勃発の雰囲気さえ出たようです。
暴力団の論理や筋論がどうできているか知りませんが、浜爺の様な産業戦士上がりの老人から見ると「若頭の地位か職分は代表取締役専務兼販売統括長」の様な仕事に見えます。
親分に変わり勢力拡大に努め、武闘派を束ね刃傷沙汰(最近はピストルが主流)を指揮しなければ子分は付いてこないでしょう。
だけど77才の親分と72歳の若頭では傘下3次組織を入れ「1万人の組員」を仕切るには「精神的にそして(ピストルを使うにしても)体力的に辛いですよ!」「定年65歳位をさらに伸ばし70才以上でも働ける人は働こうー」とは政府の方針ですが「ここは両人 めでたく引退し、若返って“そう50才代の親分と若頭”で動く組織にしないと機能しない」のでないか? と思います。それをするには直系だの舎弟や5分の付き合いとか「この業界のしがらみを破らないといけません!」
少子高齢化が「やくざ業界」にまで及んでいる中、組織改革は避けられないと思います。みかじめ料・売春・麻薬/覚せい剤の3点セットの集金方式からどうやって変わるのか? 偽装潜航するのか? そう山口組でない暴力団もいましたね。
知恵も体力も要りそうです。
堅気の人にはくれぐれも迷惑を掛けない様にしてください。
お願いします。

写真:18日朝府中刑務所を出所した高山若頭

朝日新聞:
国内最大の指定暴力団山口組ナンバー2の若頭、高山清司・受刑者(72)が18日朝、収監先の府中刑務所(東京都府中市)を出所した。恐喝の罪で2014年6月から服役していた。警察当局は山口組分裂の一因になったとされるナンバー2の出所で、対立抗争が激化するおそれがあるとみて、警戒を強めている。
 高山若頭は、山口組の中核組織「弘道会」(名古屋市)出身。京都府内の建設業団体の幹部から計4千万円を脅し取ったとする恐喝の罪で14年に懲役6年の実刑判決が確定し、収監された。翌15年、弘道会中心の組運営に反発した直系組長らが離脱し、指定暴力団神戸山口組を結成。17年には神戸山口組を離脱した幹部らが指定暴力団任俠(にんきょう)山口組を立ち上げ、「三つの山口組」の対立が続く。
 府中刑務所では18日午前6時前、高山若頭を乗せたとみられる神戸ナンバーの黒のミニバンが刑務所から出た。車は午前7時前、東京・品川駅に到着。駅周辺と構内は防弾チョッキを着込んだ大勢の警察官が配置され、朝の通勤・通学客たちは驚いた様子だった。車から降りた高山若頭は首にコルセットをつけ、山口組幹部らに囲まれながら杖をついて歩いてホームに向かい、その後、東海道新幹線のグリーン車に乗車。名古屋駅で降りると、待機していた車に乗り込んだ。(引用終わり)

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