王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

25日 息子の宏一副社長の異常人事 ビッグモーターの兼重社長「一生懸命が行き過ぎに」

2023-07-26 10:05:35 | ビジネス
今朝NHKの朝ドラの後、「羽鳥慎一モーニングショー」の第2話はこのBIGMOTORの記者会見についてでした。
不正車検発覚後初の記者会見は25日午前11時から港区で行われ動画で流されています。
この記事を書く前にTV局の動画を見ました。
動画から要点を取りまとめると:
ー経営陣は不正な行為を「一切知らない」
―不祥事の責任をとり、26日付で兼重宏行社長(71)と息子の宏一副社長(35)は辞任する。
―後任の新社長は和泉専務取締役 。
―副社長の人事異動については、成績を重視した抜擢人事。やり過ぎた面があったかも。
ー二人は今後は役職に復帰しない。(今は考えている。 様です
まあ、経営陣が知らなかった」で今後通るかも判りません。又一部損保との癒着問題も先が見えません。
26日には国交省による事情聴取が有ります。それによっては車検工場などに対する行政処分もあるかも知れません。また既に起きているユーザーからの不正車検の工賃還付等大変な手間が予想されます。
詰まるところ、バカにした世間の反応は厳しく「新生BIGMOTOR」として出直すにも売り上げが付いて行かずに、良くて身売り、場合によっては「二足三文で叩き売られ大勢の従業員が職を失う」何て事態も考えられます。
今時珍しい「パワハラ」「コンプライアンス(企業の法令順守)無視」の行き着く先は厳しいかもしれません。

写真:会見する兼重宏行社長=25日午前、東京都港区(三尾郁恵撮影) 

産経新聞:
中古車販売大手ビッグモーター(東京)による自動車保険の保険金不正請求問題を巡り、同社の兼重宏行社長が25日に記者会見を行った。会見では、降格人事を頻繁に行っていたとされる息子の宏一副社長の責任についても質問が相次いだ。会見では、兼重氏の社長辞任のほか、宏一氏の副社長辞任も発表された。
外部弁護士で構成する特別調査委員会の報告書によると、ビッグモーターでは営業成績を過度に重視した昇格人事が行われる一方、明確な説明がないまま降格させられるなど異常な人事が常態化。降格人事は、社長就任が確実視されていた宏一氏らの判断で行われていたと指摘した。
兼重氏は、降格人事の横行について「昔から創業当初から、人事に関しましては抜擢(ばってき)人事です。この人だったらできるだろうという抜擢人事。そして、仕事やってもらって、ちょっとまだ十分な力がないねという場合はすぐ降格します」と認めた。
その上で、「ちょっと一歩下がって全体をみてもらって、それで人間は成長するんですね。すぐ敗者復活。その繰り返しで、一つの社員教育の一環と思ってやってましたので。それがそのまま、今回の頻繁(な降格)といわれてますけれども、復活した人間も同じくらいおりますので」と人事制度の狙いについて説明した。
宏一氏の仕事ぶりについて、「一生懸命確かにやって、なんとか会社業績を上げようと動いているのはよくわかってました。それが行き過ぎになったのか、結構、理詰めで話をしますんで、それがプレッシャーになったんだなと、今となっては感じておりますけれど」と述べた。宏一氏が今後再び経営に関与するかを問われると「今のところは考えていません。彼もそういう話をしてました」と否定した。
(引用終わり)
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