HIROZOU

おっさんの夜明け

分からん

2023-02-08 12:58:45 | 

             

何日か前にNHKラジオの‘ひるのいこい,を聞いていたら

チューイングガムとか言う女性デュオのリルケの詩集と言う曲が流れて来た

リルケの詩集・・・

知らんな

けっこう昔の曲らしいが頭にピーン!と来た

こう言う今のご時世、昔の外国の詩集でも読んだら精神状態も良くなるんじゃなかろうか

図書館でリクエストして取り寄せて貰ったんだけど

読んでても意味わからん

昔読んだ高村光太郎の道程はなんとなく分かった様な気がしたんだが

やっぱり阿呆な頭では高貴な作品は理解出来んな

そう言えば村上春樹もわしゃ分からんな


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普通にえらい

2023-01-01 09:42:32 | 

           

正月の暇つぶし用に年末図書館で10冊本を借りて来たうちの一冊

元SKE48のアイドルが現役で名古屋大学合格までの話

モーニング娘もなんたら48も誰一人メンバーを知らないおっさんが2時間ほどで読んでみたんだが

これがけっこう感動した

SKE48のオーディションは応募者が6000人近くいて合格者が16人

名古屋大学は旧帝大の国立大学

アイドルを目指す人も名古屋大学合格を目指す人も大勢いるだろうけど

どちらも至難の業だ

その至難の業を両方達成したのがこの本の著者

普通にすごいね

実はわし、高校生の頃、スタ誕の予選を2回ほど受けた

見事に1次審査で落ちた

大学受験はもちろん受験した大学それもアホ大学だけど皆見事にすべった

この本を読んでいるとこの子って成長期に褒められて育ったんだと思う

成長期って褒めなきゃ

子供を褒めて伸ばす

子供はその期待に応えようと努力する

そうするとまた褒める

わしは地頭が悪いし運動はとろい

誰のせいでも無くて自分の生まれ持った能力なんだけど

こんな能力でも伸ばす環境にいればそれなりに伸びたはずだ

親はけっこう期待して褒めてくれたそして期待に応えた事もあったけど

周りの環境がよう無かったな

環境って大事だな

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お文の影

2022-12-25 09:56:30 | 

      

宮部みゆきさん著の時代物の短編集

その内の一篇 「お文の影」

長屋の子供達が影踏み遊びをしている

遊んでいた吉三と言う男の子が子供達の影が一人多いのに気づく

遊んでいる子供の数より影の方が一人分多い

(子供の数が一人多いのはけっこう昔話で使われる)

調べてみるとこの長屋のある場所は昔商家の別邸があって

そこに子が産めずに店を出された内儀と養女の5才になるお文が暮らしていて

お文は内儀から毎日体中に焼き火箸を当てられるなど凄まじい折檻を受ける

お文はその冬とうとう体中に火傷の跡を残して死んでしまう

別邸で閉じこまれていたお文は友達と遊ぶ事が出来ずいつも指で影絵を作って遊んでいた

その場所に何年かして長屋が建てられ外で子供たちが遊んでいる

死んでしまってお文の影だけがこの世に残されその影が子供たちと遊んでいたんだ

もうこの辺りで読んでいて涙がちょちょ切れですわ

宮部みゆきさんと言ったら「弧宿の人」の‘ほう,と言う女の子の小説でも泣かされたけど

幼い子がDVを受ける(特に女の子)話は涙を誘うね

衝撃なのはその女の子の影には片耳が無いんだ

最後にその影がどうなるかは書かないけど

一読をお勧めですね

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涙の谷

2022-12-20 09:46:12 | 

      

松山ホステス殺人事件の犯人で逃亡後、時効直前に逮捕された福田和子さんが書かれた本

校正はほとんどされて無くてほぼご自身が書かれたそうだ

アマゾンの書評を見てみるとこの本を読んで腹が立ったと言う人が随分いる

反省感が無い自己顕示欲が強いとか

だけど反省文のような本を読んでおもしろいだろうか

確かに彼女のやった事は有無を言わさず悪い、それは置いといて

本の内容はおもしろい

彼女がそんなに美人と言うわけじゃ無いのに男を手玉に取ったのはたぶん頭が良いからだろう

だいたい水商売でナンバー1になれる人は容姿じゃなくて頭の回転の良い人だと思う

15年近くお金も持たずに自分の体一つで逃亡を続けた

これだけでも並大抵の人間じゃできない、肝っ玉も太いんだ

リンゼイさんを殺害した市橋君もその前には永山さん も本を書かれていた

市橋君はけっこうお金持ちの家で生まれて

福田さんと永山さんは薄幸な幼少時代を過ごされた

薄幸だとして罪が軽くなるわけじゃ無いけど

福田さんがこの事件で長期間逃亡し出頭し無かった事に

未成年時代に拘置所でレイプされたトラウマは判決には留意され無かった

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その後が知りたい

2022-10-30 16:37:50 | 

       

15歳で来日してその後、帰化した元アフガニスタン人女性の話

この本も御本人が書かれている

それにしても15歳まで暮らしたアフガニスタンでの暮らしは壮絶な物がある

彼女自身15歳まで一度も学校に通えなかった

すなわち15歳になるまで読み書きが出来なかった

最初に習った文字が日本語なんだ

それでも勉強の猛ダッシュで大学に入りオーストラリア留学まで経験する

英語、ペルシャ語、日本語など5か国語を操り

日本外務省から大使館の秘書に誘われたそうだけどそれは断ったみたい

アフガニスタンでの生活も凄いね

戦争が絶えず身近にあって毎日が死と隣り合わせ

食べ物だって充分に無いし

趣味や余暇なんて

それって何?の話・・てなぐらい

日本に来て初めて美容院や買い物に行って180度違う生活になったんだけど

本にも書かれていたけど

アフガニスタンの子供の表情は日本の子供よりずっと明るいんだって

日本も戦前当たりの子供の写真を見ると皆、明るいね

現代の日本の子供ってちょっと影があるみたい

話は全然違うけど

職場の近所に日本語学校があって生徒はアジア系ばかりなんだけど

そこの生徒にすごい美人がいたんだ

これぞ絶世の美女

インターナショナルな美女

ヘップバーンと魔法使いのサリーちゃんを足したような

(どんなんや)

インド系の女性に美人が多いけど

その子は特別、

もうおっさん連中が皆、振り返るような美形、日本人には絶対おらへん顔

聞いたらネパールの人なんだって

ネパールって国は多民族でいろんな国の血が混ざっていて

誘拐されて連れてこられた人もいるみたい

いちどコンビニでネパール人の女性がレジ打ちしてて

(ネパールの女性が皆、美人かと言うとそうでも無いな・・と気付いた)

日本にもサリーちゃんも、よしこちゃんもおるし

何やったっけ?

アフガニスタンの話か

・・・

この本が書かれてもう17年も経っているけど

著者の虎山さんてこの後どうしてるんだろう

日本とアフガニスタンの懸け橋になられたんだろうか?

本もこの本だけのようだけど








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東京江戸歩き

2022-10-12 08:40:17 | 

         

高知出身の直木賞作家、山本一力さん思い出と土地の紹介を書いたエッセイ

一力さんは東京を題材に何冊かエッセイを書かれている

一力さんは14歳で上京し新聞販売店に住み込み従業員として高校卒業まで働いたそうだ

青春時代は苦労されたみたい

深川や上野、銀座などの思い出を綴られているがこの20か所ほどの土地の中に新宿は入っていない

東京で一番有名と言っても過言では無い街、新宿がこの本には書かれていない

同県人の田舎者として一力さんがピックアップした町は思い出に相通じる土地が多い

やはり僕の中でも新宿と言う街はあまり好きになれない

僕が上京した頃はディスコの最盛期で飲み会も新宿に集まる事が多かった

現在、新宿は稀に通り過ぎることはあっても何かを目的に出かける事はない

歌舞伎町は何だか油断できないような気がして

反対に赤坂の事は書かれている

僕も赤坂は好きな街だ落ち着いた大人の雰囲気がして

夜の一ッ木通り、初めて寿司屋のカウンターに座り、ロシア料理のボルシチにウォッカ

初めてウォッカを飲んだ時にコップに塩が一つまみ添えられていて

(たる酒と一緒だな)と思った

赤坂は郷土の土佐料理の店も多い

昔は料亭街の表通りにずらっとハイヤーが並んでいた

弁慶橋を渡りニューオオタニの庭を抜けて上智大学のグラウンドを見下ろす松並木を歩く

赤プリは無くなったけれど思い出は残った

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山岳遭難の傷跡

2022-10-07 08:33:04 | 

     

10大遭難事故の事を書かれている

実はまだ全部は読み終えていない

第1章の木曽駒ケ岳の学校集団登山事故

新田次郎さん作「聖職の碑」の題材にもなった事故で映画化もされた

引率責任者赤羽校長は最初の犠牲者、古屋君が死んだ時点で

「僕は古屋と一緒にここに残るから・・・」とおっしゃった

校長は古屋君が死んだ事はかわいそうだけれど

もうその時には自分も「生きて帰るわけ」に行かない

自分の人生の終焉も悟ったんだろうな

昔はこうやって自分の命と引き換えに責任をとった事例が幾つかあった

昭和30年多くの修学旅行生を乗せた宇高連絡船紫雲丸沈没事故では

船長は最後まで退船を拒否し船と運命を共にした

僕に彼らと同じ事が出来るかと問われると「否」だな

本の記事の中に「谷川岳の中吊り事故」があった

詳細はまだ読んで無いんだけど

今朝、youtubeで調べてみたらその事故のニュースが残っていた・・

衝撃を受けた!

僕の生まれる前の事故で全然知らなかった

さっき来たお客さんで若い頃に山登りが趣味だったKさんにこの事故の事を聞いたら

これだろ

鉄砲を撃つマネをしたんだけど

ご両親も遭難現場にいらっしゃって尚且つ了承の上の作業なんだろう

現在じゃ考えられない

ご両親の心中を考えると

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帆神

2022-10-05 15:43:20 | 

      

玉岡かおるさんにしては珍しい男性が主人公な作品

しかし物語の中にお得意?の悲哀な恋物語が・・

播州高砂出身の船頭、松右衛門は船乗りでありながら持ち前の探求心から

新しい船の帆の発明や新港の新設工事などを行った

僕も含めて現代の日本人に足りない物と言えば探求心じゃなかろうか

それと冒険心

だいたいの日本人は現状に甘んじるか

誰か他の人に頼るか・・

冒険心も無くなった気がする

冒険心を起こして身を亡ぼしたらどうにもならないし

身の保全に汲汲しているのが実情じゃなかろうか

日出ずる国が

段々と沈み行く国になっとるな

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真昼の心中

2022-10-05 08:41:49 | 

         

坂東眞砂子 真昼の心中

エロエロ感、満載だ

時代物の官能小説のようであっても坂東眞砂子の作品なので

ユーモア感はあっても下品さは全く無い

八百屋お七に絵島生島の事件などを題材に女性の持つ欲望をさらけ出している

女性だからこうあるべきだなんてナンセンスだ

女性も男性同様、性に対しておおらかであるべきだと言っておられるような作品

坂東さんの出身地高知県は異常!と言う程離婚率が高い

いろいろと要因はあるだろうけど

女性が強いという事もあるんだろうな

この作品の性表現などもリアル感まるだしの

坂東さんが・・女をなめんなよ!

と言わせるようなストレートな書き方だ

そう言えば宮尾登美子さんも高知県出身

あの方も強そう

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あたった

2022-10-03 14:40:33 | 

       

坂東眞砂子さんの本ばかり続けて読んでいたら

具合が悪くなって来た

本にあたったんだね

魚じゃないんだから

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