雨の赤坂・ジャッキー吉川とブルー・コメッツ 昭和47年 PhotoMovie
20歳の頃、まっとうな人生を歩み始めていた
虎の門の職場が終わって地下鉄銀座線で夜間の渋谷の学校に通っていた
学校に行くのが嫌な時、赤坂で途中下車して日暮れの赤坂の街をさ迷った
歓楽街の赤いネオンに高層ホテルの夜景、あこがれのテレビ局
一木通りの喫茶店に入るとどこかテレビで見た事のある歌手がいる
裏道の料亭街は高級車が列をなしていて
レストランは国際色豊かな名前が溢れ
道行く女性は皆美人に見えた
大阪の女 ザ・ピーナッツ
さっき有線から流れて来た・・・
ええ曲やな
18歳の頃、北新地の鉄板焼き屋の配水修理の土方バイトに行った
汚い作業着にボロの安全靴を履いた美少年の僕
休憩時間に店の裏でタバコを吸っていたら割烹料理屋の追まわし連中もたばこを吸っていた
下駄に汚れた割烹着を着てた
そいつらが捕まえたドブネズミに火をつけたらそのまま下水道に逃げ出したんで皆であわてた
鉄板焼き屋のおばはんが仕事に文句たれた
や〇ざの部屋住み2人がおばはんの加勢に来た
ジャージに雪駄履き
バイト仲間で在日のトウハラ君とにらみ合った
土方が折れた
や〇ざ強し!
鉄板焼き屋のおばはんが
「何もタダにせえ言うてんのんとちがうんよ、ちょっとまけてて言うたんよ」
言うた
追いまわしがそれをへらへら見てた
ホステスさんが出勤してきた
たぶん自分らと同じぐらい
高そうなワンピースに赤いハイヒール
他人を小ばかにしたような顔をしてた
その時、ふと思った
(わしはこの先、北新地に飲みに来れるような大人にはたぶんなれんやろ)
・・と
当たってたけど
40年も前の話
回転木馬 / 牧葉ユミ
知る人ぞ知る牧葉ユミさん、たぶん60歳以下の方はほとんど知らないだろう
たぶん現役の頃もそれほどヒットしなかったかったんじゃなかろうか?
でも少し聞くと・・・
あっ!あれかと気づく方も多いかも
でも牧葉さんの功績と言うか牧葉さんの歌のおかげと言うか
スター誕生の予選で山口百恵がこの回転木馬を歌い桜田淳子さんが
同じく牧葉さんの‘,見知らぬ世界、でそれぞれ合格している
歌だけじゃなくてこの牧葉さんはマルチアイドルの相本久美子さんなんかも
スカウトしている
隠れた芸能界の功労者なんだ
ちなみの僕も‘スタ誕,の予選を3度ほど野口五郎さんの曲で受けたが
全滅したぞ
ははは!
豊川誕 星めぐり
ジャニーズでスマップも嵐も僕は知らないが
僕が知っているジャニーズのメンバーと言ったら豊川譲だ
今の若者はほとんど知らないぞ
最盛期のプロマイド売り上げ枚数は2位
その年の1位は森田健作だ
(現在はヨボヨボだ)
豊川譲はジャニーズの伝説だ、レジェンドなんだぞ
一時大変な人気だったんだから
ジャニーズにしたら歌もうまい
歌はうまいが歌詞の内容が暗いんだ
豊川譲は孤児院で育ったから歌詞の内容もお涙頂戴的な色彩が強い
孤児院で育ったからと言って皆、かわいそうかと言うとそうでもないだろう
かわいくて、歌もうまいが、こんな歌ばかり歌わされたら
やるせない何かがあったんだろうな・・
結局、クスリに走ってしまったんだ
昔の歌手って捕まらなかっただけで随分クスリをやっていた人が多いって聞いた事があるけど
だからいつの間にかジャニーズの歴史から抹消されてしまった
斉条史朗「夜の銀狐」
昔、飲み屋のカラオケで必ず僕が歌ってた18番の夜の銀ぎつね
昔はこれでも夜の‘子だぬき,?と言われてた
もうこの曲の歌詞は何だかいろんな物語を感じるね
妻子ある男性が水商売の女性をくどいてる風だな・・・違うか
小さなマンションお前の為に探しておいたよ・・・~♪
なかなか普通の貧乏人には言えまへんで
ノーチェ・デ・東京 金井克子
仕事中に有線放送でずっとナツメロを流してるナツメロマニアの僕
さっき、いつものように‘ながら聞き,?していたら
これは!
と言う曲が流れて来た
金井克子さんのノーチェ・デ東京と言う曲だ
ええやん!
ちなみにノーチェ・デと言う意味はスペイン語で‘夜,と言うそうだ
‘夜の銀ぎつね,の歌詞に出て来る
ソーロ・グリス・デ・ラ・ノーチェもスペイン語くさいが
意味・・・分らんぞ