HIROZOU

おっさんの夜明け

山本一力

2005-05-11 20:24:57 | Weblog
今読んでいる本だ
直木賞を獲った「あかね雲」のように読んでいて時間を忘れるような事は無いが、面白い

江戸時代の「札差」の話だが話の中に「カラ売り」と「先物」が出てくる

「へ?」と思った、
もちろんその頃に株式会社は無い、商品すなわち「米」だ
一力さんがこの本を出したのは‘塩じぃ,がカラ売り規制を出した後だろうか・・
カラ売りの説明が書いてないのでたぶんその後だろう
じゃなきゃ一般の人は分からんぞ、これはMRUさんの専門分野だ?

民間人より情報を得るのが早いのをいい事に私利私欲を企んだ幕府役人が
札差とつるんで米相場のカラ売りを賭けた
ところがどっこい所詮は素人、大飢饉で米は暴騰、役人は六千両の負債を抱え込む

しかしこの役人はうまいこと自分の立場を利用して部下に責任を擦り付けて
この危機を脱する

一力さんてうまいこと書いてあるね

コメント
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