HIROZOU

おっさんの夜明け

身の程を知る

2006-02-02 21:00:03 | 日常
つねいっつぁんは僕とよく気が合う

江戸っ子できっぷが良くて、酒飲みで、今年86の好々爺だ

このあいだ、雪の日に職場にやって来た

いつものように乳母車を押しながら

その風体たるや、

裸足に雪駄履き、傘も差さず、帽子をかぶり、いつものドテラを着込んで来た。

入ってくるなり

「どうせ濡れちゃうんだからよう!」

「寒くないですか?」

「これぐらいなんだよう!兵隊の時なんざ、こんなもんじゃなかったよ!」

いつものように‘気,だけは元気いっぱいだった

帰りに裸足で雪道をざくざくと乳母車を押している後姿を見送って

「えらい、じいさんやな・・さすがに何度も酒飲んでころんでも不死身だけあるわ」

・・・と思った。

その日からつねいっつぁんの姿は見かけなくなった・・・?

今日、久しぶりに職場にやって来た

「いやぁ~えらい目にあっちゃってよ!あの日のあくる日から熱出しちゃってさあ、それがさあ
40度だよ!」

わはは!

しかし相変わらず元気だな‘気,だけは
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