HIROZOU

おっさんの夜明け

宝物

2008-02-22 20:36:02 | Weblog
今日、仕事が暇だったんでネットを徘徊していて

ふと、この事故の件があった

時は昭和30年で僕の生まれる前の出来事だが

現在はどうだか知らないが

僕が小学校の修学旅行に参加する昭和40年代末頃まで

四国の小学校の修学旅行先は四国の外に出る事は無かった

すなわち愛媛県の小学校は徳島県が旅行先で

香川県の小学校の旅行先が高知県だったりして

四国四県の小学校の修学旅行は海を渡ら無かった

そのきっかけを作ったのがこの紫雲丸の事故だった

幼い小学生や中学生が事故に遭遇し命を落とし

特に女子児童に至っては100名中81人の死者を出した

何故、これ程の犠牲者を出したか

特に児童

伝え聞いた話によると

当時、まだ日本が貧しく物の無い時代

その貧乏な時代の修学旅行に親が無理をして

リュックやかばんを新調してくれた

児童にとっては宝物のような物だったんだろう

それとなけなしの小遣いの中から家族へのみやげ物

それらは船室の中へ置いてあって

デッキに出ていて船がまさに沈もうとした時

児童たちは船室に荷物を取りに帰った

幼い命と引き換えに自分の宝物を守るために

その宝物は彼らにとって

親子の絆でもあったんだろうな
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