皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

童謡のふる里、大利根

2017-10-20 22:25:41 | 史跡をめぐり

 10月も下旬にかかる時期に長雨の上、大型の台風が近づいてきている。刈り残した稲穂が寒そうに頭を垂れる田んぼがところどころ残っている。無事に通過することを祈るばかりだ。
 県道46号線加須北川辺線の利根川大橋の手前に道の駅がある。「童謡のふるさとおおとね」。周辺では1947年カスリーン台風によって堤防が決壊している。以降スーパー堤防が整備され、その上にこの道の駅もある。毎朝ラジオを聴きながらこの前を通ている。加須市は市町村合併により旧加須市、騎西町、大利根町、北川辺と北武蔵一帯の地域を一つにまとめた印象だ。今度の選挙もやはり加須と熊谷の地域戦争のように感じてしまう。なかなか朝も忙しく立ち寄ることもかなわなかったが、先日車を止めて歩くことができた。

下総皖一。大利根町出身の作曲家。全国各地の学校校歌を手掛けたことで知られているらしい。その資料が展示されている。代表作として童謡「たなばたさま」で知られている。こう書いていながら私は全く知らなかった。郷土史や神社史に興味をもって以来身近なものに疑問を投げかけ調べるようになったが、自分の見識や教養の少なさを痛感している。
 童謡「たなばたさま」が作られたのは昭和16年(1941)大東亜戦争が始まった年。悲しい思いを星になぞらえたかもしれない。

いつか日本一のサイクリングロードを走ってみたいと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする