よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

キヤノンEOS7S EF28mmF1.8USM

2022-06-29 09:01:48 | マイ カメラ キヤノン
 キヤノンEOS7S EF28mmF1.8USM


 キヤノンもニコンに続いてEFマウントが終焉をむかえそうですね。
Fマウントの呪縛を最後まで解けなかったニコンとくらべますと
けっこうやりたい放題できていたイメージがあります(^^)。

キヤノンは抜くところは徹底的に抜くことのできる
商売のとってもお上手な会社なので、これからもしたたかに
発展されていかれるのではないでしょうか?

今回はキヤノンフィルムマシン最終機のEOS7Sです。
プラスチック感バツグンでパコパコですが
おかげで単三バッテリーグリップBP-300を装着しましても
軽やかなハンドリングでございます。 


 キヤノンEOS7S EF28mmF1.8USM 開放AE プロビア100F

 おとものレンズは28mmF1.8です。
F2を切る立派な大口径レンズです。最近の目玉である
IS手振れ補正はありませんが「28mmくらい手振れさせないよう♪」
とうそぶきながら撮影に出発であります。

最近植木を剪定しまくりスカスカ・・あわわ、明るくなりました明石城です。
久しぶりにオートフォーカスを使いました。
やっぱり便利ですね~。走り去る猫にも
ちゃんとピントを合わせてくれます。


  キヤノンEOS7S EF28mmF1.8USM  開放AE プロビア100F

 F1.8の大口径に期待しましてバラを開放で撮影しましたら・・
なんとどよどよのぶわぶわでまるで〇イコー4〇0mmF2のごとしです。
F1.8ておもいっきりイエローゾーンじゃあありませんか!
それとも全体繰り出しでないリヤフォーカスがいけないのかな?


 キヤノンEOS7S EF28mmF1.8USM  開放AE プロビア100F

 草むらからおもいっきりカメラ目線をくれている虎猫さん。
分割測光AEで派手に補正をいれてくれるEOS7Sです。
「瞳がキラリ」のイメージにしたかったんですけど(^^;)。
 

 キヤノンEOS7S EF28mmF1.8USM  プログラムAE プロビア100F

 今回も例によって単三バッテリーグリップBP-300を装着しています。
単三電池で駆動するのはもちろんですが、ホールディングが盤石になって
縦位置でも安定して撮影できるのは大いに助かります。
縦位置レリーズボタンもありますしね。

ありがたき教育勅語下賜30周年記念碑です。
撮影場所は大蔵山公園です。明治時代から
現役の公園で、神戸でどこよりも歴史を感ずる
独特の雰囲気があります。


 キヤノンEOS7S EF28mmF1.8USM  F4AE プロビア100F

 お得意の明石海峡です。
EF28mmF1.8レンズは9群10枚で、大口径の割には少ないほうでしょうか。
非球面レンズも使われているはずなのですが、スカッとしたヌケヌケ感はないですね。

凪いだ感じでライトアップの反射が海面をそめてくれました。
明石海峡へはしょっちゅう来ているのですが
こんな風に撮れたのは初めてで喜んでおります(^^)。


 キヤノンEOS7S EF28mmF1.8USM  プログラムAE プロビア100F

 7Sには視線入力機能が備わっておりまして、このような
接写では威力を発揮します。ただタイムラグが少々ありまして
ピントを合わせたいところを注視しないといけません。
28mmはフルタイムでマニュアルフォーカスができますから
とっとと手でピント合わせたほうがストレスが少ないのは内緒です(^^)ゞ。


 キヤノンEOS7S EF28mmF1.8USM  プログラムAE プロビア100F

 ポケモンセンターにあります実物大?フィギアです。
実はつい最近まで不勉強で、ポケモンが世界的コンテンツということを
知りませんでした。子供たちだけに遊ばせておくのは
まことにもったいないのでジジィの私も一生懸命
ポケモンバトルしておる次第であります(^^)。


 キヤノンEOS7S EF28mmF1.8USM  プログラムAE プロビア100F

最近立て替えの発表されました大阪マルビルです。
昭和51年竣工だそうで結構なベテランだったのですね。
最近はこういった「丸い」建物はメンテナンスの煩雑さからか
次々と姿を消しております。
跡地にはどんな建物ができるのでしょうか?


 キヤノンEOS7S EF28mmF1.8USM  プログラムAE プロビア100F

 引き続きの古~いビルディングは日本真珠会館です。
昭和27年竣工だそうで、当時の最新技術がちりばめられた
有形文化財だそうで。

外装はけっこうぼろっちく・・あわわ、歴史を伝える趣のある
雰囲気ですが場所が神戸旧居留地ということもあり
絵になりますね。


 キヤノンEOS7S EF28mmF1.8USM  プログラムAE プロビア100F

 フィルムEOS最終機ということで
中級気ながら使いやすくてスペックも十分です。
デジタルEOSとインターフェイスが変わらないのも
若いフィルムカメラファンにも安心ポイントですね。

もっとも私のようなカメラジジィには
簡単すぎておもんないわ!てところですが・・。
ボディが経年変化の加水分解でちとねちょついている
個体が多いのですが、写りには関係ありません。
タマ数も多いのでおすすめですよ(^^)。


 

 

オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5

2022-05-31 00:54:33 | オリンパス交換レンズでワンダフル
 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5


 情報というものは大事です。
ウクライナがロシアと対等以上に大善戦しているのも
イギリス・アメリカなどからロシアの情報を得ているからだそで。
実は先日のフジのフィルム値上げの情報をとりこぼし
値上げ前の買いだめに失敗したのでした(TT)。
普段なら「値上げ?それはフィルム継続の証!喜んでお支払いします!!」
と叫ぶところなのですが最近体調が悪くて予想外の医療費にピイピイしていたので
コタエたのでした(^^;)。

そうは言ってもフジがフィルムを製造・販売してくれておりますから
撮影しないわけにはまいりません。
ここは癒しを求めまして、OMに登場いただきます。


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 開放 AE プロビア100F

 今年は桜の開花は比較的短かったのですがうまく撮影に行けました。
おともレンズはマクロ50mmF3.5です。
OMのかなり初期からあるレンズで、昔のものはモノコートで
銀縁のものもありますが、これは中期のMC表記バージョンです。
こってりした緑色のコーティングが嬉しくなりますね。


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 開放 AE プロビア100F

この時期は雪柳も咲いていて、合わせますとなかなかに
フォトジェニックです。


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 開放 AE プロビア100F

 F値は3.5で一般的といいますかなんの変哲もないものですが
フローティングが採用されていてけっこうコストのかかっている
レンズです。当時としてはこの50mmマクロと85mmF2で
ズイコーだけが採用していたそうで。
「アンコがいっぱいつまった感」が感じられてリッチな気分です。


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 1/125 F5.6 プロビア100F

 マクロレンズは撮影倍率が1/10倍を基準に設計されるので
無限大はイマイチくんになりがちなところこのレンズは
フローティング機構で補正されているとか。
補正効果がうかがえるでしょうか?


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 1/125 F5.6 プロビア100F

 ソメイヨシノ以外の桜もじゅんぐりに咲いてくれて
まったくありがたいことです。普段は気にしないで
いる街路樹なども春には「あ、サクラだ!」と
叫んでしまいますね(^^)。


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 1/250 F8 プロビア100F

 ちょっと古い団地にまいりますと
このような桜並木がそこかしこにございます。
日本人に生まれてよかったあと思えるひとときですね。


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 1/250 F8 プロビア100F

 桜の季節はまだ太陽が低いので真っ青けの
青空バックて珍しいな~と今回しみじみ感じたところです。
ちょうどお昼ごろに撮影してみました。
 

 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 1/250 F8 プロビア100F

 マクロレンズはボケ味がまずくなりがち・・というのが
当時は良く言われてました。
上等版の50mmF2が発売されたときに
ボケ味が改善されてますよというのが言われてました。
今までの作例でもそんなに悪くはないと思いますがいかがでしょうか(^^)?


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 1/250 F8 プロビア100F

 最後の締めはいつもの明石海峡です。
コロナもなんとか落ち着いてきましたので
人手も増えてまいりました。
ブライダルの撮影をされている方も
その方に目もくれずカメラの前を横切る方も
楽しい雰囲気ですね。


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 1/250 F8 プロビア100F

 OMの人気レンズである広角系や
F2シリーズと比較しますとスペックは平凡です。
特に話題にもなっていないレンズですが
OMボディとのマッチングもハンドリングもなかなかです。

90mmF2とちがって使い倒されている個体も
少ない感じですので程度のいい中古も多いです。
「マクロレンズ」ということでコレクションの
動機付けにも罪悪感も少ないです。
おすすめですよ(^^)。



 


ニコンFG-20 E100mmF2.8

2022-05-02 23:37:51 | マイ カメラ ニコン
 
 ニコンFG-20 E100mmF2.8

 
 今回のマシンは1984年発売のニコンFG-20です。
発売当時のキャッチコピーは「ライト・ニコン」。
「風になろうよ、明るく撮ろうよ」とまるでそれまでの
カメラファンが重っ苦しくて暗いやつだった・・と
いわんばかりでございますな(^^)。

重量は兄貴ぶんのニコンFGよりも20g軽い440gです。
FGから20g軽いからFG-20?とも思えるネーミングですね。
430gのOM-10が愛機だった私としては「はあ?それがどした」という
レベルの重量ですが、登場時ニコン一眼レフでは最軽量だったのは間違いありません。
写真のとおり、女性が持っても小さく見えるかわいいボディです。

「ライトでマイルドなヤング世代向け」のFG-20なわけですが
ヘビーでむさいカメラジジイの私にも使いこなせるでしょうか(^^;)?


 ニコンFG-20 E100mmF2.8 開放AE ベルビア50

 おとものレンズはニコンE100mmF2.8です。
ニコンEシリーズは廉価版なので「ニッコール」ではないという・・。
ずいぶんとまた差別的でありますが、ピカイチなどコンパクトカメラなどでも
使われていた手法です。

私は「ニッコール」というブランドに萌えないので
なんともありませんが、「ニッコール」はそれだけ神格化された
ブランドだったということですね。
あと、もとカメラ屋的発想をすれば原価率がちがうなんてのも
よくある話でございます。


 ニコンFG-20 E100mm F5.6AE ベルビア50

 レンズのつくりは確かにプラスチック鏡筒ヘコヘコで、
「こんなオモチャにニッコールなんてぬかすない!べらぼうめ!」
というオヤジの顔が浮かぶ軽薄なつくりではあります。

先輩リトルニコンのEMにはもちろん、このFG-20にも
マテリアル的に完璧にマッチングしております。
身もココロも軽くなってすっかりハイテンションです。
Eレンズを使っての撮影はFG-20にかぎりますね。


 ニコンFG-20 E100mm 1/125 F5.6 ベルビア50

 先輩のEMにはないマニュアル露出も使用できます。
空をバックの撮影などには実にありがたいですね。
実は逆光補正ボタンもボディ前面についているのですが
マニュアル露出のほうが嬉しいもので(^^)。


 ニコンFG-20 E100mmF2.8 開放AE ベルビア50

 E100mmの最短撮影距離は1mです。
いっぱいいっぱいに寄ってこのくらいの大きさです。
開放ですとけっこうやわらかい描写でほっこりします。

廉価版のレンズではありますが
値段のわりに描写力は立派なものです。
おかいどくですね!


 ニコンFG-20 E100mm 1/250 F4 ベルビア50

 明石海峡大橋といい、この菜の花といい
傾いた構図ですがこれは私の得意としているところで。
不安定さが逆に静的画面にストーリーを創造するということで(^^;)。


 ニコンFG-20 E100mm 1/125 F5.6 ベルビア50

 今春より陸奥五能線からはろばろと北条鉄道にまいりました
キハ40気動車です。クラウドファンディングで購入されたそうです。
今まで3両しかなかった北条鉄道がなんと増便のために!
購入されたとのこと。イベントにも通常営業にも使用できるという
すばらしい汽車なわけですね。
私みたいなエセ鉄道ファンも大喜びの旧国鉄車両です(^^)。


 ニコンFG-20 E100mm 1/125 F5.6 ベルビア50

 昭和の汽車を昭和のカメラとレンズで撮影して
にわかニコンジジイも大喜びです。
もちろん平成生まれの高校生のみなさんも
通学で使用されておりますし、パッドで撮影されてる方も
いらっしゃいます。「キハ40」が世代を超えて共通言語になるという
素敵な状態でございます。


 ニコンFG-20 E100mm 1/250 F4 ベルビア50

 沿線はごらんのとおり田畑ですから柵もなくまるまるキハ40が撮影できます。
いすみ鉄道のキャッチコピーに「ここには何もないがある」というのが
ございましたが北条鉄道もけっこう何にもないですね。
でも撮影にはそこがよかよかなわけです(^^)。


 ニコンFG-20 E100mmF2.8 開放AE ベルビア50

 北条町駅の案内所には訪れた有名人の色紙がずらりです。
北条鉄道のキャラは写真の北条ふらわさんですが
完璧にオッサンの野郎・・あわわ、男性向けなので
鉄女向けのイケメンキャラもご用意されてはいかがでしょうか(^^)?

キハ40への期待も大なりで、ぜひともこれからも
がんばっていただきたいですね。


 ニコンFG-20 E100mm 1/250 F4 ベルビア50

 今回のライト・ニコン、私のメイン機材のOMとハンドリングが似ている
こともあり非常に快適に撮影できました。

当時のカメラ雑誌のインタビューによりますと
「ベテランのサブカメラ用としても十分使用に耐える」
と設計の方がおっしゃってたそうです。
巻き上げのフィーリングには特に非常に気を使われたとのこと。
たしかにF3からFG-20に持ち替えても納得できるであろう
心地よいフィーリングです。立て走りシャッターなのに
小刻み巻き上げも可能ですしね。

じつは私も数あるニコンマニュアルフォーカスマシンの中で
一番気に入りました!(OMと似ているともいいますが)
ニコンの普及機なので生存率は低いと思いますが
ぜひ元気な個体をさがしてみてください。
オススメですよ(^^)。


 

オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2

2022-04-04 00:00:25 | オリンパス交換レンズでワンダフル
 オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2


 ここのところ「ウクライナ」と「キーフ」の戦況が
ずっと気になっております・・。
カメラファンとしましてはキエフなどという単語は
コンタックスのコピーしか思いうかばなかったのに!
問題児が権力を持つと皆が不幸になるという見本ですね。

今回取り上げますのはじつは2回目のズイコー40mmF2です。
以前OM-1Nとセットでとりあげました。
ただ当時はテキスト主体で作例は一コマしかあげておりませんでしたので
あらためて紹介する次第です。

OM設計者の米谷さんが社内の反対を押し切って
造らせてしまったレンズだそうで。
そのあたり、アサヒカメラ2002年3月号の
米谷さんのインタビュー記事に詳しいです。 

昨今この40mmがまるでライカレンズもびっくりの
暴騰をしております。ユーザーとしてはかなり複雑な心境です。
モノとしての値打ちは個人の主観ですからなんとも
他人が口出しすることではないのですが・・
若いOMファンの方の判断のよすがになればと思います。



 オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2 F5.6AE ベルビア50

 発売当時は定価22,000円のレンズです。
私も当時勤めていた店で3割引きくらいで売ってもらいました。
構成レンズは6群6枚で、そのうち4枚が高屈折率低分散ガラスだそうです。
高価なレンズを4枚も使ってこの安さですから
ぜんぜん儲けはなかったのではないでしょうか?
早々に製造中止となったのもむべなるかなです。


 オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2 開放AE ベルビア50

 現役時から「開放描写がもにょもにょ」で有名なレンズでした。
普通この手のパンケーキタイプはF2.8ですから。
開放値F2というスペックは、素晴らしい高性能のはずなのですが。

購入してまもないころF2で撮影し、描写のヒドさに驚いたものでした。
それ以来開放での撮影はさけていたのですが
今回30年ぶりに封印をときはなちました。
記憶よりも多少はましな気もいたします。
それでもやっぱり・・画面4隅の周辺落ちはかなりヒドイですね(^^;)。


 オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2 F5.6AE ベルビア50

 リニューアルのため足場を組まれているポートタワーです。
現在はすっぽり覆われていますが、これくらいなら
足場があっても違和感がないですね。
タワーとしてもこのままのカタチでも良いような気もいたします。


 オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2 F5.6AE ベルビア50

 得意の夕暮れ紫狙いです。
空の色は良い具合ですが、この40mmF2の特徴である
シャドー部のへちゃつぶれ感は凄まじいですね(^^)。
へちゃつぶれの多いズイコーの中でもトップクラスです。


 オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2 F5.6AE ベルビア50

 OMのダイレクト測光AEはこの手の夜景撮影では最強です。
登ってきたお月様が神々しいです。
ご覧のとおり絞り羽は6枚です。


 オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2 F5.6AE ベルビア50

 当時のレンズガイドには「像面湾曲も少なく」と
のたまわれているのですが・・像面湾曲はともかく
単焦点にしちゃあ、たるたるの歪曲収差はけっこうありますねえ。


 オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2 F5.6AE ベルビア50
 
 40mmという焦点距離は35mmよりちょい長い・・
だけですが、自然で非常に使いやすい画角です。
40mmの画角になれますと、50mmってけっこう
長いな~と思えてくるから不思議ですよね。


 オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2 F5.6AE ベルビア50

 このレンズの売りのひとつが30cmの最短撮影距離です。
40mmレンズとしましてはか~なり寄れるレンズです。
よくズームレンズについておるおまけマクロぐらいの
実力はありますね。
 

  オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2 開放AE ベルビア50
 
 その30cmの最短撮影距離と、開放値F2というスペックを
信用して思いっきり開放で接写しますと・・こうなります(^^)ゞ。
まさにズイコードヨボケでも一番のキングオブドヨボケです!

しかも単玉では珍しい、見事な2線ボケが発現いたします!!
これでは社内で発売に反対されたのもうなづけますねえ。
本当に30年ぶりに「開放で接写」したんですが。
予想以上に見事に予想どおりでした(^^)。


 オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2 開放AE ベルビア50

今考えれば学生時代ほとんどこの40mmで撮影していたのが
夢のようです。ま、小型軽量イチバンゆえそれだけOMボディとの
相性が抜群中のバツグンであるということなのですが(^^;)。
個人的には小型OMレンズの描写チャンピオンは
やっぱり35mmF2.8かな~と思っていますが。



ニコンU2 AiAF DCニッコール105mmF2D

2022-02-16 11:44:26 | ニコン交換レンズでワンダフル
 ニコンU2 AiAF DCニッコール105mmF2D


 かつてはステイタスだった「不滅のFマウント」もはやすっかり死に体でございます。
実を申せば私は現役時代は値段は高いくせに威張りまわっている・・というイメージで
アンチニコン野郎でした(^^)ゞ。

ところが月日は流れ、平家物語がBGMと化しているような状態になりますと
俄然応援したくなってしまいます。自分の無定見にはほとほとあきれますが
ここはニッコールでも珍しいオモシロ系のDC105mmF2に登場していただき
Fマウントの復権をみなで祈念いたしましょう!


 ニコンU2 AiAF DCニッコール105mmF2D プログラムAE プロビア100F

 私の大好きな100~105mmの焦点距離ですので
とっさの撮影にも安心です。近江の国あたりから雪をくっつけたまま
摂津の須磨までやってきた快速電車です。
長旅おつかれさまといったところですが瀬戸内ですと珍しい光景で。
季節柄サンタさんのおひげのようですね。


 ニコンU2 AiAF DCニッコール105mmF2D プログラムAE プロビア100F

 寒風吹きすさぶ須磨海岸にやってまいりました。
太陽が低いので海がシルバーに輝くのがお気に入りです。
ハーバーランドからコンチェルトが遊覧に来ておりますね。
この時期はデッキに出ますと拷問のように寒いかもですが(^^;)。


 ニコンU2 AiAF DCニッコール105mmF2D 開放AE プロビア100F

 須磨水族園は総合レジャー施設に鋭意改装中なわけですが
隣接する松林はそのまま残されるのでしょうか・・。
30年以上この松林にはお世話になっておるのですが
今回初めて見つけました!ここは
「ラジオ関西の森」だったんですね!
いや~どっから見ても「林」やろ!というツッコミはさておき・・
震災前には二号線をはさんだビルにAMこうべならぬ
ラジオ関西があったことに由来して建てられたものと思われます。
「AMこうべ」という呼称も黒歴史となりつつありますが・・(^^)。


 ニコンU2 AiAF DCニッコール105mmF2D F5.6 1/90 プロビア100F

 今年はなんとか開催されました太山寺の鬼追いです。
太山寺本堂は神戸市内唯一の国宝でございます。
近隣の方はぜひお参りくださいませ。
木造の国宝の中で火のついた松明をふりまわしますから
貴重な本堂に燃え移らんかとハラハラいたします。
ニッコールらしからぬ?なかなかの前ボケですね。


 ニコンU2 AiAF DCニッコール105mmF2D F5.6 1/90 プロビア100F

 コロナの影響を鑑みまして今年はお餅まきではなく
各自にビニール袋を入れた「お餅配り」をしていただきました。
ありがたやありがたや。


 ニコンU2 AiAF DCニッコール105mmF2D プログラムAE プロビア100F

 今年も1月17日がやってまいりました・・・。
追悼の半旗を掲げます国際会館です。
三宮辺りは震災の痕跡はほぼなくなっておりますが
神戸市民としましてもいまだに想いは
強く残っております。


 ニコンU2 AiAF DCニッコール105mmF2D プログラムAE プロビア100F

 追悼の東遊園地です。募金箱の千円札の多さに
傷の深さを感じますね。阪神淡路以降も
地震ばっかりの日本ですが・・あの頃よりも
絶対に災害に対する抵抗力は増していると信じます。


 ニコンU2 AiAF DCニッコール105mmF2D プログラムAE プロビア100F

 震災を知らない子供たちも一生懸命作ってくれたのでしょうね。
そう思うと語り継がれることが大事だと思わずにはいられません。


 ニコンU2 AiAF DCニッコール105mmF2D プログラムAE プロビア100F

 明け方からお参りされるかたが途切れない
灯籠ですが、蝋燭が消えて明るいところでみましても
思わせるものがあります。

神戸ではクルマの希望ナンバーを1-17にされている方を
よくみかけます。やはり追悼の想い深きゆえでしょうか。
ただ単に「イイナ」のごろ合わせかもですが(^^)。


 ニコンU2 AiAF DCニッコール105mmF2D F5.6AE プロビア100F

 せっかくのDCレンズ(デフォーカスコントロール)なので
作例を。と思ったのですが、使いどころが難しくてよくわかりません(^^;)。
手前の花にピントを合わせてます。リングをRのほうに回して
後ろのほうの花のボケを強調?で良いのかしら。

ミノルタロッコールのVFCレンズもそうですが
イマイチ使いこなせません(^^)ゞ。
が、普通にむちゃくちゃ高性能な大口径中望遠レンズです。
ボケ味もミノルタもびっくりのフワボケする玉なので
撮影すると自分の腕があがったように感じる
よかよかの玉ですよ! 

ミノルタαスイートⅡ AF24mmF2.8 NEW

2022-01-13 23:44:15 | ミノルタ交換レンズでワンダフル
 ミノルタαスイートⅡ AF24mmF2.8 NEW


 冬は寒いに決まっております。が、いくつになっても寒さには弱っちいので
ついついプラスチックカメラを持ち出してしまいます(^^)。
今回は長年の相棒でありますαスイートⅡに24mmの組み合わせです。
24mmはほぼほぼ私のαシステムのメインレンズです。
平々凡々なスペックで特に取り上げられることもないタマですが
その使いやすさと安定感はバツグンです。


 ミノルタαスイートⅡ AF24mmF2.8 NEW F5.6AE ベルビア50

 いつもの冬の明石海峡です。
パースが効いて橋梁が逆ハの字になってしまいました(^^;)。
海のキレイなこと!ドロドロだった昭和の海で泳いでいた者としては
まさに隔世の感があります。
ですがキレイになりすぎて、いかなごも海苔も不漁続きとか。
やりすぎると環境がきれいになっても不毛な海になるという。
難しいものですね。


 ミノルタαスイートⅡ AF24mmF2.8 NEW F22AE ベルビア50

 久しぶりにまいりました吉川の黒滝です。
まるでアニメのオープニングのような
ハデなゴーストが出ました。

このようなゴーストは写真としては外道なのですが
あんまりちゃんとでているので掲載した次第です。
わざとらしさバツグンのドラマチックさで。
携帯カメラには絶対まねできませんね(^^)。
「アニメゴースト」と名付けて流行らせましょう!


 ミノルタαスイートⅡ AF24mmF2.8 NEW F5.6AE ベルビア50

 広角レンズと青空と言えばベルビア50の独壇場ですね。
ちなみにまったくの天然で無補正です。
青すぎのベルビア個性がさく裂です。
でもこれまたアニメ臭くて楽しいでしょ?


 ミノルタαスイートⅡ AF24mmF2.8 NEW 開放AE ベルビア50

 最短撮影距離は25cmで、結構寄れます。
開放ですとボケがミノルタお得意のマルマルボケになって
遊べてしまいます。ミノルタのレンズの
光りの丸め方は広角でも素晴らしいですね。


 ミノルタαスイートⅡ AF24mmF2.8 NEW F5.6AE ベルビア50

 加古川のパン屋さんの看板です。
悲しそうなお顔がシュールでございます。
この手の看板は笑顔の表現が多いのですが
かえってインパクトがありますね。
暗~い雰囲気で、パルナスのCM曲を思いだしましたよ(^^)。


 ミノルタαスイートⅡ AF24mmF2.8 NEW F5.6AE ベルビア50

 加古川河原で行われました「加古川リバーライト」です。
川べりに行燈を設置しましてプロジェクションマッピングをされています。
いろいろと模様が描かれるのですが、長時間露光ゆえ
真っ白になってしまいました(^^)ゞ。


 ミノルタαスイートⅡ AF24mmF2.8 NEW F5.6AE ベルビア50

 開始時間が夕方の6時からで、完璧に日が落ちてからのスタートでした。
個人的にはサンセットの紫みが残っているほうが好みなのですが。
アーティストの方の意向もありますが、真っ暗背景なので
ベルビア50ですと写り込みが少なすぎてちと地味な写真になりました。
無理やりJRの列車を入れてごまかすのでした。


 ミノルタαスイートⅡ AF24mmF2.8 NEW F5.6AE ベルビア50

 すぐ横のニッケパークタウンに展示されておりました
レトロでモダンな広告です。昔の広告はみているだけで楽しいですね。
当時の最先端センスがあふれております。
昔の水着が今の競泳用みたいな雰囲気だったのでしょうか?


 ミノルタαスイートⅡ AF24mmF2.8 NEW F5.6AE ベルビア50

 クリスマス前ということもありイルミネーションもあちこちにあります。
こちらもツリーのまわりに人がいらっしゃったのですが
露光される前に消えてしまっておりますね。


 ミノルタαスイートⅡ AF24mmF2.8 NEW F5.6AE ベルビア50

 αで撮影する際にはカンタンに撮影できますので
ついつい今回のコンビで撮影に出てしまう回数が多いのです。
携帯カメラになれた若い方にもちょい広角の24mmが
違和感なく使っていただけると思われます(^^)。

ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8

2021-12-09 00:33:23 | その他いろいろとワンダフル
 ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8


 ようようコロナが治まってきたと思いましたら
ナント新変異株が・・(><)。
その名はオミクロン株だそうで。
いやはや。カメラファンなら「ズミクロンと似てるわいな~」
なんてほざいてしまいますね。皆々これからも
全力で予防につとめましょうね!

まあ、暗くなっていても益はございませんので
張り切って珍しいネタにまいりましょう。
今回はソリゴールブランドの100mmF2.8です。
ミランダの会社なのか名前だけなのかもひとつ
わからない謎レンズです。

SRマウントですが開放測光用の爪もなんにも
ありません。幸い自動絞りには対応してくれていますが・・
時代的には505よりもSR-2とかのほうが
似合っているかもですね。


 ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8 1/250 F8 プロビア100F

 100mmは私のもっとも得意とする画角です。
2.8ということもあり、特に使いにくいという
こともありませんが、ファインダー像はまあまあてとこです。

猫のヒゲまで鮮鋭に描写してくれておりますが
周囲のハイライトにちと色収差が出てますね。
モノクロ時代の設計でしょうか?


 ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8 1/125 F5.6 プロビア100F

 おなじみの潜水艦です。鋭意整備中・・という感じです。
護衛艦が活躍するときは非常時ですから
実際に活動される時がこないことを祈りましょう。


 ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8 1/30 F5.6 プロビア100F

 先日復活いたしましたルミナス神戸です。
いや~良かったですね。こういう観光事業が
継続されていくというのは本当に大事だと思います。
以前は閑古鳥がないていたBE KOBEのモニュメント前も
人だかりでございます(^^)。


 ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8 4秒 F5.6 プロビア100F

 夕焼け&日没後の紫の空を撮りたくて
何度も通っているハーバーランドですが
「アタリ」の空にはなかなかめぐりあいません。
今回はまあまあといったところでしょうか。

実際良い色になりますのは日没後10分くらいですから
レア度はけっこう高いのです。
三脚&レリーズは必須ですから忘れないようにしなくちゃです。
今回もケーブルレリーズを持参し忘れて元町の
ナニワでジャンク箱から購入するハメになりました。
ケーブルレリーズがどんどん溜まってきております(^^;)。


 ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8 4秒 F5.6 プロビア100F

 クリスマスも近いのでハーバーランドのケヤキは
イルミネーションがキラキラです。
おそらく設計時からイルミネーションが想定でしょうから
簡単&完璧に良い構図になりますね。


 ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8 8秒 F22 プロビア100F

 逆向きになりまして、クリスマスツリーを入れてみました。
小技としまして絞りを最小にして光源の回折現象で
クロスフィルターもどきの光線を作ってみました。
デジタルでは感度を上げて手持ちなんて撮影も
できる今日このごろですが、三脚とレリーズがあれば
こんな表現もできます。お試しあれ(^^)。


 ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8 1/125秒 開放 プロビア100F

 開放でのふわふわ描写狙いです。
設計年度から考えますと「ボケ味」なんて考えて設計は
されてないでしょうが、なかなかのボケです。
ピントがキンキン切れるレンズではないのですが
やっぱりふんわりボケは嬉しいですね。


 ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8 1/125秒 開放 プロビア100F

 ごらんのように発色は地味目でおとなっしい描写です。
ゴロゴロした粒子感のあるトライXとかが一番
相性の良いフィルムかもです。


 ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8 1/125秒 F5.6 プロビア100F

 今年の紅葉は始めのころにキュンと寒くならなかったので
イマイチでしたね。また来年に期待です(^^)ゞ。


 ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8 1/250秒 F8 プロビア100F

 今回のソリゴールは良くも悪くも昔レンズらしい描写でした。
できるだけ避けましたが逆光にもけっこう弱いですから
要注意です。

デジカメでオールドレンズ遊びをされてる方には
逆に喜ばれるかもしれませんね。
ベルビア登場時のパリパリした発色がブームの時代が
原点のジジイとしましてはちと淡泊すぎるレンズでは
ありまする(^^;)。



 

ニコンF4S AF80mmF2.8S

2021-11-10 23:43:40 | ニコン交換レンズでワンダフル
 ニコンF4S AF80mmF2.8S


 最近すっかりカメラ業界は落ち着いてしまっております。
コロナでオリンピックが中途半端だったのも心情的に
かなりマイナスです。とくにニコンはプレスご用達のプロ用ボディ&望遠レンズ
は売れなかったでしょうね。

もはやFマウントの存続もあやしい雰囲気ではありますが
かつてカメラ界の帝王であったニコンの実力を
今一度思い起こそうというのが今回の趣旨です。

1983年発売のF3AF用レンズ・80mmF2.8Sです。
使用できるボディがF3AF・F4・F501の三種類というのは
さみしいところですが(^^;)。
F4Sの激重感をずしりと感じながら出発です。


 ニコンF4S AF80mmF2.8S F8AE ベルビア50

 ちなみに発売当時のお値段はF3AFボディ+AF80mmF2.8Sで
330,000円でございます!目の玉が飛び出ますね。
それでもちょいちょい中古ではでてきますから
みんな結構買われていたのですねえ(^^)。

超さわやかな秋晴れの明石海峡です。
ふんだんな日差しのもと甲羅干しされてる方もいらっしゃいます。
晴天ですとベルビアのイメージカラーがさく裂いたします。


 ニコンF4S AF80mmF2.8S 開放AE ベルビア50

 80mmという中望遠ですので開放での描写で
ボケ味をみてみました。
まあ、ニッコールですからあまり期待してはいけませんね。


 ニコンF4S AF80mmF2.8S 開放AE ベルビア50

 ニッコールは解像度番長ですから合焦部のエッジの立ち方はさすがです。
若干暖色系の発色ですが、朝方の光のせいで
レンズ的にはニュートラルでしょうか。


 ニコンF4S AF80mmF2.8S F5.6AE ベルビア50

 逆光での噴水をAEのおまかせで撮影してみました。
F4のマルチパターン測光ががんばってくれております。
最近この手の「昭和の公園の噴水」がどんどん減っておりますので
今のうちに撮っておかねばなりません(^^)。


 ニコンF4S AF80mmF2.8S F5.6AE ベルビア50

 昭和といえば昭和7年開業当時から使用されている
六甲ケーブル山頂駅です。今みても美しいそしてモダンな
意匠ですね。
手前のバスが新型なのですさまじい時代ギャップ感です。


 ニコンF4S AF80mmF2.8S F5.6AE ベルビア50

 ケーブルカーと違い不人気で休止中の六甲有馬ロープウェーです。
施設の撤去が非常にコストがかかるとのことで
放置プレイされております。このまま朽ちはてさせるのは
実にもったいないですね。有料の廃墟の撮影スポットにでも
して何とかできないものでしょうか。


 ニコンF4S AF80mmF2.8S F5.6AE ベルビア50

 六甲枝垂れの前に寝そべるアートのお姉さんです。
いきなりOLさんが仕事さぼって寝てるみたいな
雰囲気でいらっしゃるのでギョッとします(^^;)。
そうなると作者の芸術性が大成功!となりますね。


 ニコンF4S AF80mmF2.8S F5.6AE ベルビア50

 六甲枝垂れは実は初めて訪れました。
その造りも形も見事というほかないですね。
ただ、ここにあった回転展望台を知るジジイとしましては
一抹の寂しさを覚えてしまうのでありますが・・・


 ニコンF4S AF80mmF2.8S F4AE ベルビア50

 そして六甲山頂といえば1000万ドルの夜景です。
大阪湾が一望で見渡せます。札幌・長崎と比較しましても
スケールは一番です。
湾岸の高速道路橋も計画中ということですから
それが完成すればさらに値上がりするかもしれません(^^)。


 ニコンF4S AF80mmF2.8S F4AE ベルビア50

 レンズ内モーターの作動でF4との組み合わせなら
なんらストレスなくオートフォーカスで撮影ができました。
当時最速だったのは間違いないでしょう。
設計年次を考えますとびっくりの速さです。
まあ、値段もびっくりでしたが(^^;)。

いまいちどニコンにはかつてのパワーを
見せていただきたいものですね。
中古で遊ばせてもらって言う権利はないのですけど(^^)ゞ。



オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF

2021-10-04 23:39:34 | コシナ交換レンズでワンダフル
 オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF


 先日わが娘の運動会がありました。
このご時世、さすがにフィルムでの撮影は高速での
連写となりますとロスがつらいので最新型ミラーレス機?
とやらを別途用意してのぞみました。

いやはや驚きましたね。オートフォーカスでピント合う合う(^^)。
望遠レンズなら置きピンで連写が常識だったのに周回遅れで
眼からウロコです。30年でこうもオートフォーカスが進歩したのかと
感慨ぶかいったらありゃしません。

いまどきジジイは何をほざいているんだ?とお思いのアナタ。
まったくその通りなんですが、その理由を説明したくて
今回のネタはコシナのAFレンズですよん。


 オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF プロビア100F プログラムAE

 昭和の終わりごろに短期間発売されておりましたAFズームレンズです。
ボディのでっぱりに単4電池を3本収納しまして電源にいたします。
お手持ちのマニュアルカメラがAF一眼レフに!というのがウリでございます。
コシナらしい見事な青っぽい発色ですね。

そしてコシナですから、各社のマウントが発売されておりました。
世代的にOM-40ともまったくドンぴしゃりです。
ボクシーなスタイルはまるで純正品みたいでしょ?


 オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF プロビア100F プログラムAE

 一部の方に大人気のコップのフチ子さんです。
「えっ!こんなに接写できるの?」と思われた方。
写真のワナでございますよ。
ガチャガチャ専門店のディスプレイです。本当のフチ子さんの
10倍以上はある大きさです(^^)。
一応切り替え式マクロもついてまして、最短撮影距離は35cmです。


 オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF プロビア100F プログラムAE

 ボディのOM-40は「逆光強」のニックネームで
オリンパスご自慢のESP初搭載モデルです。

逆光でもプログラムで黒ツブレしない写真が撮れる・・
というのがウリです。実際どれくらい補正してくれるのか?
まあ、80年代のセンサーによる演算なので気にしてはいけません(^^;)。


 オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF プロビア100F プログラムAE

 阪急蛍池のコウペンちゃんです。
自己肯定感の全くないわが身としましては
コウペンちゃんが応援してくれるだけで落涙モノです。

レンズは8群8枚でこの手のズームレンズとしましては
普通でしょうか。とくに歪曲もなく、なかなかの描写です。


 オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF プロビア100F プログラムAE

 この作例ですと、逆光強の名に恥じない補正ぶりではあります。
本機はプログラム露出を、レンズ絞りを想定まで絞り込んだ後に
改めてダイレクト測光で補正しなおす・・といういいんだか悪いんだか
わからない丁寧な仕事をしております。

そのために他のOM機よりもシャッタータイムラグが
たっぷりしております。が、そのおかげでOMの弱点
のミラーのバタバタぶれがおさまった後にシャッターが
切れますので実際手振れが少なく感じられます(^^)。


 オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF プロビア100F プログラムAE

 コウペンちゃん号は運行時間がホームページなどで
公開されておらず、残念ながら駅員さんに聞くしかありません。
梅田でちょうど撮影できたのは誠にラッキーでした(^^)。
 

  オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF プロビア100F プログラムAE

 今となっては懐かしい蛍光灯の緑カブリのような
写真です。全部LEDになってるかと思いましたが
どうでしょう?


 オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF プロビア100F プログラムAE

 行き先表示にも愛の感じられるコウペンちゃんがいます。
ドット絵がかわいいですね。


 オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF プロビア100F プログラムAE

 最近なにかと物議をかもす鉄道写真オタのマナーでありますが
らしい人はだ~れもいませんでした。

なんでも「本チャン」の鉄道オタの方によりますと
こういった装飾された状態は「いらんもんがついている」
との認識だそうで。いやはや。


 オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF プロビア100F プログラムAE

 肝心のオートフォーカスの性能は?
というところですが、撮影に真面目に使えないこともない・・
といったところですね。
AFスピードだけ見れば、T80とα7000の中間くらいの感じです。
そんなんわかるかいな!ですって?
T80が三輪車、このコシナズームがママチャリ、α7000が原チャリ。
ちなみに現在のAFマシンは750バイクくらい・・といえば雰囲気が
わかっていただけますでしょうか。

たまにオークションなどで見かけますが、バッテリー接点が
電池の液漏れで腐食しておるものが多いです。
購入のさいは必ずチェックしてくださいね。


オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5

2021-09-06 23:05:50 | オリンパス交換レンズでワンダフル
 オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5


 なっかなか収束しないコロナにフラストレーションがたまりますね。
こんなときにはカメラ遊びです。
私にはもっともセラピーぢからのあるOMに出撃してもらいましょう!!
構図を決め、ピントを合わせ、露出を決め、シャッターを切り、フィルムを巻き上げる。
この一連の動作が私の脳内麻薬をどばばっと放出させるのでございますよ(^^)。


 オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5 1/125 F5.6 ベルビア50
 
 おとものレンズはOMシリーズの中でも1,2を争う人気の名玉
ズイコー28mmF3.5です。全くジミジミのスペックながら
新型でもう一段明るい28mmF2.8や大口径28mmF2よりも
評価が高いという恐るべきレンズです。

OMシリーズ発売当初からラインナップされているレンズで
最初期のM銘のタマです。ほとんど真逆光にちかいのですが
ゴーストにも負けないこの切れ込みの良さはどうでしょう!凄すぎですね!


 オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5 F8 AE ベルビア50

 ボディはダイレクト測光のOM-2Nです。クラシックな28mmに
どんぴしゃりのスタイルとホールディングです。
スタイルのマッチングは最強ですね。

押部谷の仏谷洞窟の小さな滝と祠です。
けっこう開けているのですが見かけよりも暗いので
ダイレクト測光のAEが最高です。

OM-2は各種OMの中でもシャッター音が最小の部類です。
長時間露光が終わってミラーが上がる音さえもわからないほど。
露光中は蚊の大群に襲われっぱなしで夏場に行くところでは
ありません(TT)。くれぐれも虫よけなどを
ご用意くださいね。


 オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5 F5.6 AE ベルビア50

 丹波並木道中央公園にまいりました。
ぬいぐるみの翼竜たちがお出迎えです。
デフォルメのしかたが秀逸でかわいいです。

どこも省略した感のないコントラストの出し方が
見事な描写です。


 オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5 F5.6 AE ベルビア50

 今年の夏は実に暑かったですね~。夏は暑いに決まっております。
が、長雨で非常に湿度が高くコタえました(^^;)。

麦わら帽子にトンボさんが休みに来てくれました。
最短撮影距離は30cmでちょうど良いバランスです。


 オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5  F5.6 AE ベルビア50

 丹波といえば栗でございます。
なんの気負いもなく公園に栗が植えられております。
熟す頃に再訪したくなりますが採ったらだめかしら?
下に落ちているぶんは良いのか?
悩ましいところです(^^)。


 オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5  F5.6 AE ベルビア50

 恐竜といえばティラノサウルスです。
牙と足のゴツさと前足のアンバランスが謎です。
残念ながら動いている姿は見れませんでした(^^;)。


 オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5  F5.6 AE ベルビア50

 お向かいにはトリケラトプスさんです。
ちっこい瞳がキュートですね♡広角28mmのパースで
頭でっかちがより強調されてしまいました(^^)ゞ。


 オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5  F5.6 AE ベルビア50

 足を延ばして川代公園にやってまいりました。
この丸いくぼみはちょっとした凹に石がひっかかり、水によって回転して永い間にできる
「ポットホール」だそうです。川べりには紅葉の木がたくさんで
ぜひ秋に訪れるべきところですね。


 オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5  F5.6 AE ベルビア50

 対岸のキャンプ場に渡る吊り橋です。
周りにはお約束のように桜もたくさん植えてありまして
春にも訪れねばねりませんね(^^)。
 

 オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5  F5.6 AE ベルビア50

 一回りしてまいりまして、最後は明石海峡で締めでございます。
薄暮時の難し~い露出もOM-2のダイレクト測光にかかれば
お茶の子さいさいですね!

28mmF3.5は最後までモノコートだったこともあり
カビも生えにくく生存率も高いようです。
実は私にとってはこの3.5は二本目です。
もう少し新しいバージョンも一時期使っていたのですが
こちらの最初期バージョンのほうが描写が良いような・・(^^)。

某ラ〇カレンズに多い夢スペックのような気がしなくも
ないですが。でもなんとなくシングルのコーティング色が違うような
気がするんです。なんとなくね。