ペンタックスME SMCペンタックス M40mmF2.8
先日ミノルタX-7を真面目に使ってみたところ、予想外の歩留まりの良さにすっかり嬉しくなってしまいました。
久しぶりに使った絞り優先AE専用機ということで、撮影していてもっとストレスがたまるかと思ったのですが
ある意味露出やら構図やらを考え考えする前にシャッターを切ってしまう自分に気づきました。
まさに「心にふれたらシャッターを押そう」というわけです(^^)。
そこでME・MV-1・MGと「絞り優先だけAE機」をごにょごにょと発売していたペンタックスをいろいろと
調査してみますと、初代機たるMEが一番ググッときました。MV-1はファインダー内表示がショボショボですし
MGはスクリーンが新型で明るくなっているものの、下のほうのシャッタースピードが1秒までしかありません。
なによりMEはカバーが金属で、旭光学のおむすびマークがおでこに彫り込んであってかっちょ良いのです。
当時のベストセラーカメラ(発売は1976年・昭和51年です)ですから、すぐに見つかるかと思いきや
なかなか気に入った程度のマシンがありません。かえってもっと古いSPのほうがタマ数が多いくらいです。
まあ、中古カメラは出会いも大切な要素ですからそこそこの値段と程度で妥協した個体をゲトしました。
M40mmF2.8を装着すれば最小コンビマシンの完成です(^^)。
ペンタックスME SMCペンタックス M40mmF2.8 F5.6 AE ベルビア50
いざさ撮影に出てみますと、そのコンパクトさは一見の価値アリです。仮想敵たるオリンパスOMより小さく感じさせるため
でありましょう、全ての角は丁寧に面取りされていてこれだけですごいコストアップだったのではないでしょうか?
現在のミラーレス一眼デジカメと比べても全然大きく感じません。しかもこちらは「ミラー有り」です。
ペンタックスの小型化に対する執念・・というより打倒OMの怨念を感じて恐ろしくなります(^^;)。
ペンタックスME SMCペンタックス M40mmF2.8 F5.6 AE ベルビア50
AE専用機ということで、露出補正ダイヤルにはロックがありません。「どんどん露出補正してくださいね♪」というところですが
その割には補正ダイヤルは一段飛ばしでイージーなつくりです。
ペンタックスME SMCペンタックス M40mmF2.8 F5.6 AE ベルビア50
青空をとんと入れますとけっこうなアンダ目な露出です。シャッタースピードの指標はたしか1/250秒で表示されていましたので
ちょっと早すぎるかな?と思っていましたらその通りでした。なかなか玄人向きの設定であるのです(^^)。
ペンタックスME SMCペンタックス M40mmF2.8 F5.6 AE ベルビア50
ペンタックスME SMCペンタックス M40mmF2.8 F5.6 AE ベルビア50
王子動物園の遊園地で「ロボコン広場」のご本尊となっているロボコンです。私も超合金を買ってもらって
ハートマークを貼りまくって遊んでいたのが懐かしいです。やはり金属ボディというのは男のロマンですね(^^)。
ペンタックスME SMCペンタックス M40mmF2.8 開放 AE ベルビア50
長い長いまつ毛が女子に羨ましがられそうなラマさんです。AEとは思えないほどアンダ目ですが、ひょっとして
露出計の調子が悪いのかな?たしかこのカットの撮影のときも1/125秒で表示されていて、ちと速いかな~と
思っていたんですよね。次回からは一段くらい露出補正ダイヤルを常に入れておくことにしましょう(^^)。