よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

ペンタックスME SMCペンタックス M40mmF2.8

2016-06-21 00:12:23 | マイ カメラ ペンタックス

 ペンタックスME SMCペンタックス M40mmF2.8


 先日ミノルタX-7を真面目に使ってみたところ、予想外の歩留まりの良さにすっかり嬉しくなってしまいました。
久しぶりに使った絞り優先AE専用機ということで、撮影していてもっとストレスがたまるかと思ったのですが
ある意味露出やら構図やらを考え考えする前にシャッターを切ってしまう自分に気づきました。
まさに「心にふれたらシャッターを押そう」というわけです(^^)。

そこでME・MV-1・MGと「絞り優先だけAE機」をごにょごにょと発売していたペンタックスをいろいろと
調査してみますと、初代機たるMEが一番ググッときました。MV-1はファインダー内表示がショボショボですし
MGはスクリーンが新型で明るくなっているものの、下のほうのシャッタースピードが1秒までしかありません。

なによりMEはカバーが金属で、旭光学のおむすびマークがおでこに彫り込んであってかっちょ良いのです。
当時のベストセラーカメラ(発売は1976年・昭和51年です)ですから、すぐに見つかるかと思いきや
なかなか気に入った程度のマシンがありません。かえってもっと古いSPのほうがタマ数が多いくらいです。

まあ、中古カメラは出会いも大切な要素ですからそこそこの値段と程度で妥協した個体をゲトしました。
M40mmF2.8を装着すれば最小コンビマシンの完成です(^^)。


 ペンタックスME SMCペンタックス M40mmF2.8 F5.6 AE ベルビア50

 いざさ撮影に出てみますと、そのコンパクトさは一見の価値アリです。仮想敵たるオリンパスOMより小さく感じさせるため
でありましょう、全ての角は丁寧に面取りされていてこれだけですごいコストアップだったのではないでしょうか?

現在のミラーレス一眼デジカメと比べても全然大きく感じません。しかもこちらは「ミラー有り」です。
ペンタックスの小型化に対する執念・・というより打倒OMの怨念を感じて恐ろしくなります(^^;)。


 ペンタックスME SMCペンタックス M40mmF2.8 F5.6 AE ベルビア50 

 AE専用機ということで、露出補正ダイヤルにはロックがありません。「どんどん露出補正してくださいね♪」というところですが
その割には補正ダイヤルは一段飛ばしでイージーなつくりです。


 ペンタックスME SMCペンタックス M40mmF2.8 F5.6 AE ベルビア50

 青空をとんと入れますとけっこうなアンダ目な露出です。シャッタースピードの指標はたしか1/250秒で表示されていましたので
ちょっと早すぎるかな?と思っていましたらその通りでした。なかなか玄人向きの設定であるのです(^^)。


 ペンタックスME SMCペンタックス M40mmF2.8 F5.6 AE ベルビア50


 ペンタックスME SMCペンタックス M40mmF2.8 F5.6 AE ベルビア50

 王子動物園の遊園地で「ロボコン広場」のご本尊となっているロボコンです。私も超合金を買ってもらって
ハートマークを貼りまくって遊んでいたのが懐かしいです。やはり金属ボディというのは男のロマンですね(^^)。


 ペンタックスME SMCペンタックス M40mmF2.8 開放 AE ベルビア50

 長い長いまつ毛が女子に羨ましがられそうなラマさんです。AEとは思えないほどアンダ目ですが、ひょっとして
露出計の調子が悪いのかな?たしかこのカットの撮影のときも1/125秒で表示されていて、ちと速いかな~と
思っていたんですよね。次回からは一段くらい露出補正ダイヤルを常に入れておくことにしましょう(^^)。



 
コメント (2)
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フジカラーPRO400N

2016-06-13 02:03:04 | 今日の一枚

 先日のことです。カメラバッグを掃除していましたら、サイドポケットからコロコロと
未使用のフジカラーPRO400Nフィルムのブローニー版が一本出てまいりました。

おそらくいつかの撮影のおりに、ポイと入れておいてす~っかり忘れていたにちがいありません。
少し前ならば「うわ~どんくさ!もうあかんのちゃうん?」とテスト用にでもというところですが・・・
デスコンになってから久しいフィルムゆえ、
「おおっ!こんなところに隠れていらっしゃったのですか!よくぞご無事でっ!」
と言った感じでお宝発見の気分です。

有効期限は2015年2月に切れていらっしゃいますが、その程度の歳月ならば
かえって熟成されて良い発色になるかもしれません。←と無理やり思い込みます(^^;)。

さっそくこれまた最近とんとご無沙汰だったローライフレックスに装填して撮影に出発です。


 ローライフレックス2.8F クセノタール80mm 1/125 F4 フジカラーPRO400N

 本当に久しぶりにローライフレックスを持ち出したのですが・・やっぱりどこから見てもほっとする操作感と
スタイルです。撮影していても、自分のテンションはけっこう高くなっているのにいざシャッターを押す段になると
ほんわり安らかな気分で撮れてしまいます(^^)。

PRO400Nの柔らかな描写とクセノタールのボケ味が、メッキの質感を良く描写してくれております。


 ローライフレックス2.8F クセノタール80mm 1/250 F8 フジカラーPRO400N

 実はこのPRO400Nはアンダー露出にことのほか弱く、ちょっと油断するとシャドー部が
がさがさになってしまいます。基本的に写真館でのポートレイト撮影用の位置付けでしたから
濃い目のネガにして色のり良くプリントするというのがコンセプトだったんでしょう。

多めの露光にしたつもりだったのですが、くまモンがちょっとアンダーめになってしまいました(^^;)。
これから使われる方はお気をつけください。て、もう販売されてませんが。


 ローライフレックス2.8F クセノタール80mm 1/4 開放 フジカラーPRO400N

 ローライフレックス&夜景で撮影する方はあまりいらっしゃらないでしょうが、ないものねだりで
AEが欲しくなるシチュエーションです。これがベルビアのようなイメージカラーのポジフィルムなら
空が紫色に転びまくるところですが、おおむね見た感じの忠実な描写です。

もっとも私はリアルカラーよりイメージカラーがフィルム撮影の醍醐味だと思っていますから
素直な描写すぎて少し寂しい感じではあります(^^;)。


 ローライフレックス2.8F クセノタール80mm 1秒 F4 フジカラーPRO400N

 すっかり日も落ちてまったくの夜景になりました。モザイクの向こうのタワーマンションが本当に邪魔・・あわわ、
背景の空間を引き締めてくれていますね(▼▼;)。

最近のデジカメの画像はエッジを立てまくりの、言ってみればすべて「硬調」の描写です。
ひさしぶりに「軟調描写のフィルム」を使ってみて、懐の深い写りを楽しむことができました。
このPRO400Nフィルムがデスコンになってしまったのが本当に悔やまれます。

でも、カメラでもフィルムでも適当に放り込んでしまう私のことです。
今回みたいにまた、どこからかポロリと一本くらい転げ出てくるかもしれません。
次は防湿庫でもあさってみようかな(^^)?
コメント (2)
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