よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

ニコンF4S AF80mmF2.8S

2021-11-10 23:43:40 | ニコン交換レンズでワンダフル
 ニコンF4S AF80mmF2.8S


 最近すっかりカメラ業界は落ち着いてしまっております。
コロナでオリンピックが中途半端だったのも心情的に
かなりマイナスです。とくにニコンはプレスご用達のプロ用ボディ&望遠レンズ
は売れなかったでしょうね。

もはやFマウントの存続もあやしい雰囲気ではありますが
かつてカメラ界の帝王であったニコンの実力を
今一度思い起こそうというのが今回の趣旨です。

1983年発売のF3AF用レンズ・80mmF2.8Sです。
使用できるボディがF3AF・F4・F501の三種類というのは
さみしいところですが(^^;)。
F4Sの激重感をずしりと感じながら出発です。


 ニコンF4S AF80mmF2.8S F8AE ベルビア50

 ちなみに発売当時のお値段はF3AFボディ+AF80mmF2.8Sで
330,000円でございます!目の玉が飛び出ますね。
それでもちょいちょい中古ではでてきますから
みんな結構買われていたのですねえ(^^)。

超さわやかな秋晴れの明石海峡です。
ふんだんな日差しのもと甲羅干しされてる方もいらっしゃいます。
晴天ですとベルビアのイメージカラーがさく裂いたします。


 ニコンF4S AF80mmF2.8S 開放AE ベルビア50

 80mmという中望遠ですので開放での描写で
ボケ味をみてみました。
まあ、ニッコールですからあまり期待してはいけませんね。


 ニコンF4S AF80mmF2.8S 開放AE ベルビア50

 ニッコールは解像度番長ですから合焦部のエッジの立ち方はさすがです。
若干暖色系の発色ですが、朝方の光のせいで
レンズ的にはニュートラルでしょうか。


 ニコンF4S AF80mmF2.8S F5.6AE ベルビア50

 逆光での噴水をAEのおまかせで撮影してみました。
F4のマルチパターン測光ががんばってくれております。
最近この手の「昭和の公園の噴水」がどんどん減っておりますので
今のうちに撮っておかねばなりません(^^)。


 ニコンF4S AF80mmF2.8S F5.6AE ベルビア50

 昭和といえば昭和7年開業当時から使用されている
六甲ケーブル山頂駅です。今みても美しいそしてモダンな
意匠ですね。
手前のバスが新型なのですさまじい時代ギャップ感です。


 ニコンF4S AF80mmF2.8S F5.6AE ベルビア50

 ケーブルカーと違い不人気で休止中の六甲有馬ロープウェーです。
施設の撤去が非常にコストがかかるとのことで
放置プレイされております。このまま朽ちはてさせるのは
実にもったいないですね。有料の廃墟の撮影スポットにでも
して何とかできないものでしょうか。


 ニコンF4S AF80mmF2.8S F5.6AE ベルビア50

 六甲枝垂れの前に寝そべるアートのお姉さんです。
いきなりOLさんが仕事さぼって寝てるみたいな
雰囲気でいらっしゃるのでギョッとします(^^;)。
そうなると作者の芸術性が大成功!となりますね。


 ニコンF4S AF80mmF2.8S F5.6AE ベルビア50

 六甲枝垂れは実は初めて訪れました。
その造りも形も見事というほかないですね。
ただ、ここにあった回転展望台を知るジジイとしましては
一抹の寂しさを覚えてしまうのでありますが・・・


 ニコンF4S AF80mmF2.8S F4AE ベルビア50

 そして六甲山頂といえば1000万ドルの夜景です。
大阪湾が一望で見渡せます。札幌・長崎と比較しましても
スケールは一番です。
湾岸の高速道路橋も計画中ということですから
それが完成すればさらに値上がりするかもしれません(^^)。


 ニコンF4S AF80mmF2.8S F4AE ベルビア50

 レンズ内モーターの作動でF4との組み合わせなら
なんらストレスなくオートフォーカスで撮影ができました。
当時最速だったのは間違いないでしょう。
設計年次を考えますとびっくりの速さです。
まあ、値段もびっくりでしたが(^^;)。

いまいちどニコンにはかつてのパワーを
見せていただきたいものですね。
中古で遊ばせてもらって言う権利はないのですけど(^^)ゞ。


コメント (4)
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