よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

マミヤセコール80mmF3.7

2013-09-25 22:15:25 | その他いろいろとワンダフル

 マミヤセコール80mmF3.7


 マミヤCシリーズの廉価版標準レンズセコール80mmF3.7です。F3.5と言ってしまわないあたりが
マミヤの真面目なマミヤの面目躍如ですね。通常がちょっと長い105mmだったり
ちょっと大口径な80mmF2.8だったりするのですが、こちらのF3.7のレンズのほうが
小さいし軽いしでフットワークが良くなるはずと理由付けましょう。もちろん値段も安いです(^^)。

ごつい雰囲気のC220ですがこの80mmF3.7を装着すると普通の二眼レフに見えちゃいますね。
レンズ構成は一般的なテッサータイプのようです。こういった小口径のレンズはレンズシャッターですから
口径の小さい分シャッターチャージも軽く、作動音も小さくなるのでさらに軽快になります。

二眼レフといえばどうしてもローライ的になってしまうのですが、マミヤのCシリーズは
影響をうけながらもまったく違うがっちりとした操作感がたのしめます。

特にジャバラとギヤでのピント合わせは軽快なうえに近接できまくるので パララックスで
アタマが切れないよう常に注意しておかなくてはなりません(^^)。


 マミヤC220 セコール80mmF3.7 開放 1/60 ベルビア50

 
 「マミヤブライト」で有名な明るくてピントのキレのよいファインダーで、フレネルレンズのギザギザが
少しく目立つものの、使いやすさは抜群です。
セコールの標準レンズですから、少しでも絞れば素晴らしい描写なのはわかっているので
わざと開放での描写をみてみました。二眼レフで正方形フォーマットなら猫がよくにあいます。

テッサータイプですからぼけ味を楽しむ・・・というタイプのレンズではありませんが、そんなに
嫌味のあるタイプではありません。でもさすがに四隅はちょっとしんどいかな?

廉価版の80mmF3.7もなかなかの実力です。せっかくのレンズ交換システムなのでレンズを換えて撮影ないといけないのですが
ここまでがんばられるとせっかくの交換レンズを置いていってしまいそうですね(^^)ゞ。
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ローライ35S

2013-09-17 21:36:23 | マイ カメラ ローライ

 ローライ35S


 最近コンパクトデジカメはスマホに押されてどんどん元気がなくなっているようです。
カシオなんかはほんとに頑張ってますが、「写真を見るのは携帯の液晶」という昨今では挽回は難しいですね・・。
思い起こせばデジカメ黎明期にはいろいろデザインをがんばっていたのに最近は液晶を大きくせねばならない
制約からどれもこれもおんなじようなスタイルです。モノ的魅力ももう少しアップさせて欲しいところですが・・。

今となってはデザインがすべてな感じのローライ35Sです。
いつものハード○フでジャンク扱いだったのを不憫に感じてまたまたサルベージしてしまいました(^^)ゞ。
最近は萌えなアニメの「たまゆら」で主人公の沢渡 楓ちゃんがシルバーの同機を使用していることもあり
購入されている若い衆もいらっしゃるとか。

「レンズを沈胴させるにはシャッターチャージ=巻き上げとかないといけない」とか、「距離計なくてピントは目測」とか
「露出は読み取りで手動セット」とか、「そもそも露出計の水銀電池が製造してない」とか
デジタルカメラしか知らないであろう最近の子にはえらくハードルが高いのですが大丈夫かなあ(^^;)。
これでペンみたいにEEがあればもっと楽しんでもらえるでしょうけどね。

カメラを購入されたうえにアニメの舞台になった土地に聖地巡礼として、ローライ35Sを持って行かれてるコアなファンの
かたもおられるようです。いうなればローライ35Sのデザインが主人公に使用させる小道具としても
おしゃれカメラとしても40年以上も魅力を持ちつづけているわけです。いかに素晴らしいデザインかがわかろうというものです。

ローライ35Sのウリはローライの誇る「HFTハイフィデリティ」コーティング採用のゾナー40mmF2.8です。
私はゾナータイプが大好きですし、以前から初期型のテッサーのローライ35を持っていましたが逆光には弱かったので
このゾナー40mmがどれだけ逆光強の描写になっているのか期待して撮影に出発です(^^)!


 ローライ35S ゾナー40mmF2.8 1/125 F5.6 ベルビア50

 というわけでわざわざ夕方の明石海峡に出撃です。さすがはHFTコーティングです。テッサーならへちゃつぶれで
あきらめるしかないであろう人物がシルエットにならず平然と描写されたのにはたまげました!
ベルビアのふところの深さもたいしたものですが、俗にいう「いい意味で予想を裏切られた」感じです(^^)。

ただ、以前から持っている普通のテッサーのローライ35と比べるとずいぶん軽量化されているので
手振れしやすいような感じを受けました。このような小型軽量のスタイリッシュなカメラには共通の
問題点ですね。実際コンパクトカメラの画質低下の原因の半分は絶対に微ブレだと思います。

ピントが目測なうえにレンズがF2.8と明るくなったので3メートル以内の近距離になると
いきなり自信がなくなるのですが、これだけ逆光でも頑張りますから素直に400のネガを入れて
1/125のF16でパンフォーカスで気楽に撮影するのが一番かもしれませんね。

二眼レフファンの私としてはそろそろローライフレックスをアニメで主人公に持たせてくれないかと思う今日この頃です(^^)ゞ。



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マミヤC220 セコールスーパー180mmF4.5

2013-09-08 22:40:49 | その他いろいろとワンダフル

 マミヤC220 セコールスーパー180mmF4.5


 私は二眼レフというカメラがこよなく好きでローライを主にいろいろ持っているのですが、最近どんどん
安くなってきているのにほだされて、ついに禁断のマミヤC220をゲトしてしまいました(^^)ゞ。

なにが禁断かといいますと、このC220と上位機種のC330シリーズは二眼レフにもかかわらず、なんと
レンズ交換ができてしまうのです!画角はワイドも55mmから望遠の250mmまで7種類もラインナップされており
年代別やバージョン違いもあわせると倍くらいにはなってしまいそうです。中古で出ている値段も安く、コンプリートの
物欲がふつふつと・・・(^^;)。

レンズ交換ができたり、ジャバラを利用した近接撮影もできるピント合わせ方式もすばらしいですね。
ブローニーフィルムの裏紙がカールして平面性が失われることを排除するためにローライのL型のフィルム送りを模倣せず
Iの字にフィルムを給送するようにするなど・・使うたびに発明家の間宮精一さんの思想が脈々と流れているのが感じられます。

普通二眼レフのレンズはビューレンズとテイクレンズは違っていて、ファインダーの役目をするビューレンズは簡素化して
レンズ枚数を減らして代わりにF値を少し明るくして、フォーカシングを容易にしているものが多いのですが
Cシリーズレンズは上も下もおんなじレンズがついています。なんと贅沢な!まあ、さかさまには装着できないのですが(^^)。

ただ、高性能とひきかえに大きさも重量もはるかにローライをしのいでしまっています。
以前雑誌にも「マミヤC330に80mmをつけて135mmと55mmレンズ二本を同時にもっていくのは
普通のローライとテレローライ・ワイドローライを三台持っていくよりも軽量である」
などとまるでジャイアンのような開き直った発言が書いてありました。それだけマミヤCシリーズはカメラマンも納得?
させるだけの魅力を持っているというわけですねっ!

いくら高性能とわかっていても欲望のままにレンズをそろえるのは非常に危険です。そこで一番高性能ぽい
セコールスーパー180mmF4.5に白羽の矢を立てました。普通の180mmの後継モデルでレンズ構成は
私の大好きなゾナータイプだそうです。どれだけ「スーパー」な描写になっているのかわくわくで撮影に出発です♪ 


 マミヤC220 セコールスーパー180mmF4.5 1/125 開放 ベルビア50

 以前ザリガニが食べつくしていたハスの池にも遅ればせながら古代ハスが開花していました。
最盛期と比べるとずいぶんと貧素になっていて仏さまが座っていらっしゃるようなありがたみはないのですが
かえって可憐な感じが薄幸の美少女のような・・(*^^*)。

期待していたスーパー180mmですが、開放にもかかわらず立体感のあるゾナーらしい描写でなかなかにスーパーです。
35mm判換算では100mm相当の画角なのですが、やっぱり180mmですから背景の立ち上がりもボケも際立って
水辺のハスの花にはドンピシャで嬉しくなりますね。

実際180mmにもかかわらずジャバラのピント調節で最短撮影距離は1.3mmも寄れてしまうのです。
ただ二眼レフなのでパララックスには気をつけないといけませんが。以前テレローライでも手ひどく失敗した
ことがあるので慎重にフレーミングしました。パラメンダーという補正装置も出ているのですが
ますます器材が膨張していくので躊躇しています(^^;)。

アクロバチックなギミックよりも、単純な機構で精度をあげて各種の操作を確実にした感のあるカメラです。
特にレバー一本で圧着するだけで600g以上あるヘビーな二眼のレンズを微動だもせずに固定してしまう
レンズ交換方法は感動することうけあいです。ああ、やっぱりいろいろレンズが欲しくなってしまいますね~(^^)ゞ。







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フジカSTX-1 タムロンSP80-200mmF2.8LD 30A

2013-09-03 22:12:05 | マイ カメラ フジカ

 フジカSTX-1 タムロンSP80-200mmF2.8LD 30A


 最近はそうでもなくなってきましたが、昔はフジフィルムの出すカメラはよそのメーカーに気を使った
ようなスキマな商品が多かったような気がします。今回のSTX-1もスクリューマウントだった605Ⅱを
Xマウントにしただけという微妙なカメラで海外市場専用だったみたいです。

もとがST605Ⅱですから、機械式マニュアル横走り布幕シャッター搭載です。シャッタースピードが
下は1秒ではなく2秒からで、最高が1/1000ではなく1/700という実に遠慮しいしいの
スペックです。なんかコスト削減よりもいろんなところに気を使ったのが丸出しのような・・・(^^)。

フジカのXマウントレンズはなかなか揃えられないので、ここは夢のタムロンアダプトールシステムにおすがりします。
タムロンの自信作SP80-200mmF2.8LDです。
当時の広告文がおもしろいので写させていただきますと・・・

「大口径単焦点望遠レンズとって代わる光学性能と機動性。このコンセプトを実現するために幾度となくカット&トライ。
そして色あいや色調の再現に徹底的にこだわり、時間も費用もたっぷり投入。極めて真面目に作り上げた。その成果は
スポーツフィールドで、ステージで、取材現場で、ライバルに一線を画するクリアーな映像となって表れよう。
いま手にできる大口径望遠ズームの最高峰、手にいれやすい価格で、堂々発売。TAMRONまた頂点へ。」

いかがですか。「これを名玉といわずしてなにを名玉とよぶのか?」と言わんばかりの自信に満ちあふれております。
80年代当時のズームレンズブームとエネルギーを感じなすね。体言止めの連発が若さを感じます。
「時間も費用もたっぷり投入」とタムロン自ら言うぐらいですから、定価はタムロンとしても高価で
マウント別売りで143,000円もしていました。「極めて真面目に作り上げた」らしいのですが
そんな言い方をされると他のレンズは不真面目なのか?と心配になってしまいますが・・(^^;)。


 フジカSTX-1 タムロンSP80-200mmF2.8LD 1/125 F5.6 ベルビア50

 以前ザリガニに食い荒らされていたハスの池の平池公園にリベンジです。古代ハスは早く咲くのですが
普通のハスたちは花期がけっこう長く、8月終わりごろまで咲いてくれますので楽しめます(^^)。

STX-1のファインダーはあんまりピントのキレがよろしくなく、結構気を使いました。
横走り布幕のトロンとしたフィーリングはOM-1みたいでなかなか良い感じです。
巻き上げレバーも短くて安っぽいのですが見かけ以上に気持ちよく巻けます。

期待のタムロン80-200ですが、レンズ本体にコストを食われすぎたのか三脚座がチャチで、タテヨコの
切り替えがスムーズにいかないのはレンズがヘビーなだけに疲れました(^^;)。
ただタムロンが自画自賛するだけあってみごとなコントラストとぼけ味です。
ズームにありがちのコントラストのへちゃつぶれ感もはとんど感じません。普通なつくりの単玉よりも良くグラデーションがでてますね。

高画質80-200F2.8ズームの黎明期の製品なのですが、レンズメーカータムロンの「時間も費用もたっぷり投入」
した意地を感じられます。マニュアルのボディは他にもいろいろありますのでぜひ他のメーカーのピントのキレのよい
ボディで楽しんでみたいと思います(^^)。


コメント (3)
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