ローライコードⅤa
早いもので平成30年度がスタートいたしましたね。
このブログもおかげさまで10周年目に突入いたしました。
思えば私が広島に傷心旅行に行ったのがすべての始まりでした。
駅前のミッキーカメラさんで長い間探していたミノルタオートコードを購入。
あまりの写りの良さと、使い心地の良さにしびれてしまいました。
ぽっかりと開いたココロのスキマを埋めるのに喪黒福造のように現れたのが二眼レフだったのです(^^;)。
そして、巷間言われているあまた存在する国産二眼レフの「お手本になった」
と言われるローライコードを購入するのに時間はかかりませんでした。
そこからフィルムカメラを買いあさるという暗黒街道に突入してしまったのです。
このローライコードⅤaはまだまだ私の症状が軽かったころになんにも知らずに
「あっ!ローライコードの程度のよさそうなのが出てる!」というだけで手にいれた個体です。
右も左もわからないままヤフオクで落札してしまったのです。
今から思えば信じられないほど無邪気でした。
(そのあとヤフオクにはさんざん鍛えられて甘いも苦いも経験いたしましたが(^^)ゞ)
もっとも当時は世間はデジカメフィーバーでした。
フィルムカメラのあんな名機やこんな名機が・・・泣けるほどの値段で中古カメラ店には
ゴロゴロしていました。
気が付けば家の防湿庫は満杯です。それにもかかわらずカメラは増殖を続け
またまた防湿庫を購入するというスパイラルです。全くカメラ依存症ですね。
ローライコードⅤa シュナイダークセナー75mmF3.5 1/125 F8 リアラエース
実際に購入したのは2007年でした。ローライコードVaの製造は1957年~61年だそうですので
購入当時ですでに50年落ちだったのですね(^^;)。
そして今回ほとんど10年ぶりくらいに持ち出したわけです。レンズシャッターが固まってないかビクビクしての
撮影でしたが・・さすがはコンパーシャッターです。10年間のブランクをモノともしておりませんね!
フィルムは文字通り「取って置き」のリアラエースです。使用期限は2014年の12月なのですが
これまたビクともしておりません(^^)。
ローライコードⅤa シュナイダークセナー75mmF3.5 1/125 F8 リアラエース
リアラエースは軟調なうえに懐が深くてポートレイトには最適です。
昨今「グルグルぼけ」や「ふわふわの描写」がもてはやされる時代です。
軟調のフィルムが復活してくれないものでしょうか・・・
ローライコードⅤa シュナイダークセナー75mmF3.5 1/125 F8 リアラエース
クセナーなのでボケ味はぼにょぼにょですがピントの合ったところは
クッキリシャープです。
ローライフレックスと比べましても軽量で操作感も軽いです。
二眼レフのライトウェイトスポーツといった感触です(^^)。
ローライコードⅤa シュナイダークセナー75mmF3.5 1/125 F8 リアラエース
今年は桜の開花も散るのも早くあっという間でしたね。
その短いチャンスにブログを始めた原点ともいえる二眼レフで撮影できたのは
まったくラッキーでありました。
10年前に比べますとフィルムの種類もカメラ屋さんもずいぶんと減ってしまいました。
が、ローライコードはもちろん、フィルムカメラはまったくパフォーマンスが変わらず
使えておるわけでございます(^^)。
まだまだ、まだまだ頑張って続けていきましょう!