よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7

2021-05-20 17:55:09 | マイ カメラ ペンタックス
  ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7


 コロナのせいで、オリンピックもすっかり「せんでもええがな」
という世論になってきましたね。どうなりますやら。
コロナウイルスにかかるのはまっぴらごめんですが
カメラウイルスならどんなに罹患しても命に別状はございません。

お金と時間はポン!ポン!と減ってしまいますが(^^;)。
今回の感染源はMZ-5Nです。何がNEWかといいますと
ノーマルのMZ-5よりダイヤルの高さがMZ-3なみに
高くなり、操作性がアップしたのが新しくなったところです。

MZ-ほにゃららのシリーズは経年変化でミラーと絞りの連動ギヤが
バカになっている個体がほとんどです。修理自体は難しくないようですが
自分でやる自信がないので健康な個体をがんばって探しました。
コロナウイルスをひらひらと避けながら撮影に出発です(^^)。


 ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7 プログラムAE プロビア100F

 おとものレンズはFA50mmF1.7です。
タマ数が少ないせいか、兄貴分のF1.4より中古では人気があったりします。
商品ラインナップとしましては廉価版の位置づけですから
F1.4より絞り羽枚数が少なかったり、内面反射の処理が
粗かったりとコストダウンはされているのですが・・
F1.4より50gも軽量な点が萌えポイントなのです(^^)。


 ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7 プログラムAE プロビア100F

 今年の桜は本当にパッと咲いてパッと散ってしまいましたね。
桜らしいといえばサクラらしいのですが。
桜には「今という時は今しかないのだ!」
と教えられたような気がいたします。


 ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7 プログラムAE プロビア100F

 などと言いながら、ソメイヨシノの散ったあとに
のんびりまったり咲く八重桜です。
「人生そんなに慌てない慌てない。ひとやすみひとやすみ」
とおっしゃられているような・・・
てさっきと言うことが正反対ですね(^^;)。


 ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7 プログラムAE プロビア100F

 コロナ禍ゆえあまりウロウロもできませんので
いつもの明石海峡大橋です。
時計は10時10分です。一番カッコ良いと
いわれている針の位置で撮影いたしました。
 

 ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7 プログラムAE プロビア100F

 本機はダイヤル式の操作性がウリでした。
実際にはプログラムで撮影してしまうわけですが・・(^^;)。
非常にコストがかかる型式なのですが、ダイヤルでの
視認性と操作感もスペックとして搭載してくれたペンタックスは
エライですね!


 ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7 プログラムAE プロビア100F

 こちらもコロナで息絶え絶えのクルーズ船です。
経済は「人である」ということが如実に学べてしまって・・
てぜんっぜん嬉しくありません。
早く優雅な船旅ができるようになるのを願うばかりです。


 ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7 プログラムAE プロビア100F

 高架工事の成りました阪神電車青木駅です。
手前の小汚い・・あわわ、いぶし銀の建物は交番です。
私は幼少のみぎり101円を道端で拾って
喜んでおまわりさんに届けた記憶がございます。
少なくとも50年以上は現役かと。

阪神淡路大震災にもめげずがっしと建っています。
道を隔てた青木市場は壊滅いたしましたのに・・
今となっては貴重な昭和バリバリの建物なのです。


 ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7 プログラムAE プロビア100F

 プログラムでず~と撮ってしまいましたが
暗かったのでこちらはおそらく開放での描写です。
やや二線ボケといったところでしょうか?
それでも黒猫の瞳のキレをみますと
開放でも実用は充分ですねえ。


 ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7 プログラムAE プロビア100F

 さよならの須磨水族園です。
M字型の屋根はついこの間できたような印象でしたが
もう30年も経っていたんですね。
アミューズメント施設になるということですが
露骨にインバウンド需要狙いのだったよな気も・・
ずっこけないことを願うばかりです。


 ペンタックスMZ-5N FA50mmF1.7 プログラムAE プロビア100F

 トップの写真を見ていただければおわかりのとおり
非常に小さくかわいいカメラです。
小型軽量の単焦点レンズを装着すればまさに
鬼に金棒です。ダイヤル操作に不慣れでも
プログラムでぜ~んぶ撮れちゃいますから
ちゃんと作動しているマシンに出会えれば
大ラッキーですよ~(^^)。

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ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4

2020-09-15 22:44:46 | マイ カメラ ペンタックス
 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4


 甘口のカメラが多いとお嘆きの貴兄に
今回は辛口で超ストイックなペンタックスSLです。

ベストセラーたるSPの露出計を省いたモデルですね。
当時は「フィルムといえばモノクロ」というのが当然でしたから
露出なんぞだいたいで良かったといえば良かったのでしょう。

値段もお手頃になってまして1968年発売当時23,000円だったそうです。
だいたいSPよりも7,000円安く、当時の物価から考えますと
SLを選ぶユーザーさん多かったでしょうね。


 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4 1/500 開放 ベルビア50

 装着レンズはSMCタクマー50mmF1.4です。開放測光対応の
ピントリングゴム巻きバージョンです。
ポピュラーなのは55mmF1.8なのでちょっとリッチな気分です。
上等な1.4なので嬉しくてとりあえず開放で撮影してみました。
予想どおり見事にもへもふな描写になりました(^^)ゞ。


 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50

 この時代の大口径レンズは開放ではびっくりするぐらい
もへもふな描写で、F5.6くらいまで絞ったとたんに
超鮮鋭になる・・というのが多いですね。
このタクマーもパリパリの描写になりました。


 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50

 コロナのおかげで真夏なのに人もまばらな須磨海岸です。
アマビエの看板もユニークで楽しいですがあんまり笑えないですねえ。
この看板も早く過去のものになるよう祈らねばです。


 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50

 ここのところずっと日本丸が神戸港にいらっしゃるので
お世話になりっぱなしです(^^;)。
背景の入道雲が猛暑のせい?かまるでキノコ雲のようで
おどろおどろしいですね。


 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4 1/8 F5.6 ベルビア50

 夕方まで待機した甲斐がありまして
背景が美しいグラデーションになりました。
この赤紫色はさすがのベルビア50効果です(^^)。


 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4 4秒 F5.6 ベルビア50

 露出計がないのでカン露出での撮影です。
実はこれくらいの薄暮での露出がけっこう難しく
明るく撮れすぎて、取り込みの時に少しごまかしております(^^;)。


 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4 8秒 F5.6 ベルビア50

 空が真っ黒の夜景がヤなので日没後の10分間に
勝負をかけているのですが・・なかなかきれいな
紫になりませんね~。
まあ、フィルムの撮影は予想外の色ころびも
楽しみのうちではあるのですが(^^)。


 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4 1/60秒 F4 ベルビア50

 川崎重工の本社に展示されております0系新幹線とこだま号です。
最近リペイントされたはずですがもうサビが出ておりますね・・。
海も近いので塩気も多いからやむを得ないといったところでしょうか?
不景気で錆止めを買う予算も立たない・・なんてことだと
悲しいですねえ(^^;)。


 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4 1/30 開放 ベルビア50

 薮にひそむ黒猫です。瞳の金色が神秘的な光をはなっております。
黒猫は「瑞猫」といって幸福をもたらすのだとか。
残念ながら私はなかなかシヤワセになりませんが。
あ、AEで猫だけ撮るときはマイナス補正しましょうね。 


 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4 1/30 開放 ベルビア50

 映画「天気の子」で使われておりましたピンクのカブです。
前作の「君の名は」よりもわかりやすくきれいなストーリーなので
まだ観られてないかたはぜひともご覧ください。


 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50

 カメラがSLなのでSLも撮影してみました。
夕立が降ったあとですのでしっぽり濡れて
見事な黒色でございます。
いささかへちゃつぶれておりますが
かっこ良いので良しとしましょう(^^)。

ついこの間までジャンクコーナーにごろごろしていたSLですが
残念ながら最近すっかり見かけなくなりました。
タクマーレンズはじめM42スクリューマウントを使ってみたい方は
早めにおさえていただきたいマシンです。

オーバーホールを喜んでしてくれる修理屋さんも
多いので(たいがい治せてしまいますからね)。
フルメカニカルで露出計もありませんので
メンテナンス性も半永久といったところです。

露出計がないのに不安になる方もいらっしゃるかもですが
今はスマホアプリでも良いのが出ていますから
大丈夫ですよ~(^^)。

 
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ペンタックスLX Limited SMC FA31mmF1.8AL Limited

2018-09-18 22:41:42 | マイ カメラ ペンタックス

 ペンタックスLX Limited SMC FA31mmF1.8AL Limited

 
 私のカメラ原器たるオリンパスOMは、セールスポイントが小型軽量でした。
そしてペンタックスLXはOMに負けない小型軽量ボディでありながらあくまで
「プロ用一眼レフ」として開発されております。

プロ用カメラとしての耐久性やシステム性が確保されるなら、そりゃ小さくて軽いほうが良いに
決まっております。ただ、ヒト・モノは大きいほうが威張れる・・というのも事実ですよね。
このあたりはケースバイケースなわけですが、カメラはある程度の大きさがないと
被写体に信用されないなんてこともあるようで(^^;)。

残念ながらペンタックスLXは、ぱっと見小さすぎて「威力」てのには無縁ですね。
今回は、中身はすごいのに控えめも控えめ、謙譲の美徳が爆発しているLX Limitedです。
巷の噂では、ペンタックス創立75周年記念に発売されたLX TITANの余ったパーツを
処分するために仕方なく300台だけつくられたとかどうとか・・。

けっこう使われた個体だったようで外見はズベズベでして、オークションでも安く出品されておりました。
おかげさまでだれとも張り合わず我が家にやってまいりました(^^)。


 ペンタックスLX Limited SMC FA31mmF1.8AL Limited
 1/125 F5.6 ベルビア50

 ボディがLimitedですのでおとものレンズもLimitedの31mmにしてみました。
実は私は28mmの画角は苦手なのですが、3mmふえただけでずいぶん気楽に撮影できました(^^)。


 ペンタックスLX Limited SMC FA31mmF1.8AL Limited
 AE 開放 ベルビア50

 油断していましたら、鉢植えにしていた朝顔に私の愛車がまきつかれておりました。
 今年の夏は「朝顔に ペダル取られて とほ歩き」でありました(^^;)。


 ペンタックスLX Limited SMC FA31mmF1.8AL Limited
 125/ F4 ベルビア50

 また、今年は神戸電鉄が90周年だそうです。そこで昔の塗装を復活させた編成の車両が走る
とききまして、ホームページで確認しながら撮影に向かいましたのに・・・
来たのは普通の現行塗装じゃん!!たしかに「予告なく列車運用が変更される場合があります」
とは銘記されているんですけどね・・・ヒドイ(TT)。


 ペンタックスLX Limited SMC FA31mmF1.8AL Limited
 125/ F4 ベルビア50

 ぶつくさ言いながら三木駅にまいりました。先日の火事で駅舎が全焼したので
様子が気になっていました「神鉄トイレ」です。駅自体の心配しろよ(^^;)!
でも思わず入ってみたくなりませんか?もちろん中は普通のトイレです。
このノリでいろんな駅に歴代の車両で置いたら絶対人気がでますよね。


 ペンタックスLX Limited SMC FA31mmF1.8AL Limited
 AE 1/125 ベルビア50

 開放・ま逆光のポートレイトです。さすがはLimitedレンズですね!空はさすがに
飛んでしまっていますがモデルさんの表情も髪の毛の質感もバッチリでございます。
ペンタックスらしい暖色系のきれいな表現をしてくれてます(^^)。


 ペンタックスLX Limited SMC FA31mmF1.8AL Limited
 1/125 F5.6 ベルビア50

 最近なにかと話題の多いヴィッセル神戸の本拠地・ノエビアスタジアムに行ってみました。
イニエスタさんが来ても結局弱い残念なヴィッセルですが・・ホームでの負け癖は
なんとかして欲しいですよねえ。


 ペンタックスLX Limited SMC FA31mmF1.8AL Limited
 AE 開放 ベルビア50

 この秋は雨が多いですね。おかげであちこちにキノコがによきにょきと生えております。
開放・最短撮影距離での撮影です。どら焼きみたいでおいしそうです。
もちろん恐いので食べたりしませんけど。


 ペンタックスLX Limited SMC FA31mmF1.8AL Limited
 1/125 F5.6 ベルビア50

 如意寺の3重の塔です。ポジでは屋根の下の構造も完璧に再現されているのですが
一発取り込みではこのあたりが限界です。普段愛用しているOMズイコーなどと比較しましても
圧倒的にコントラストはでております。

半逆光ですので少しでけフレアがかってますが・・
作り付けのフードが短くて効き目がないようなのが残念ですね。もっとも効果があるような
でかいフードですと小型軽量ではなくなってしまいますから難しいところですね。 


 ペンタックスLX Limited SMC FA31mmF1.8AL Limited
 1/125 F5.6 ベルビア50

 櫨谷川のそばに湧き出ている自噴水の松本自噴水公園です。まさしく滔々とわき出しておりまして
ポンプもなにも使ってないところがすごいです。試しに少し飲んでみましたら
鉄の赤さびの味しかしませんでした(^^;)。飲用ではありませんから
おすすめできませんね。


 ペンタックスLX Limited SMC FA31mmF1.8AL Limited
 1/125 F5.6 ベルビア50

 懐かしのダイハツオート三輪です。おそらくCM-8というタイプと思われます。
フロントのエンブレムが大阪城でいかにも大阪発動機!という感じです。
ミゼットもそうですが、このころのダイハツのデザインは素晴らしいですね。

今回は私にしましては珍しく現行レンズでした。もっとも発売は2001年ですから
もう18年目のロングセラーです。フード以外は全く文句のつけどころのないレンズです。

ペンタックスがリコーになったりベトナム製になったりしてますがそれでも生き残ってますから
素晴らしいですね。ちなみに今回のレンズはベトナム製です。もし中古とかでベトナム製だから・・で
国産より安く値付けされてましたら絶対お買い得ですよ(^^)。

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ペンタックスMX SMC A50mmF2

2018-05-23 21:47:52 | マイ カメラ ペンタックス

 ペンタックスMX SMC A50mmF2


 私は以前はカメラ屋さんに勤めておりました。お客さんに良く言われていたのが
「〇〇はええカメラやけどな。いや~重たいわあ。」という言葉でした。
当時は私も若かったですからね。
(このカメラジジイ・・あわわ、お客様はなにを弱気なことをおっしゃっておられるのじゃろう?)
と思っていたのです。

そのころの私は筋力も今よりずいぶんありましたから、ニコンF4であろうとコンタックスRTSⅢであろうと
重たいと思ったことなどなかったのです。

ところが月日は流れます。青年の日は過ぎ去り、私もすっかり中年のカメラジジイに進化してしまいました(^^;)。
たまに一日中撮影に出ますとすっかりグロッキーになるようになりました。
「日頃はなんとも覚えぬカメラが今日は重うなったるぞや」
最近は気力・メンタルも体力に比例してすっかり弱っておるようです。

ので、ついに「一眼レフ最小・最軽量」マシンたるペンタックスMXに手を出してしまいました(^^)ゞ。
なぜ今までこんな魅力的なカメラを放置していたかと申しますと、私のメインカメラがOM-4Ti&OM-1Nだったからです。

「小型軽量」といえばペンタックス!で鳴らしていた旭光学。ですが、昭和47年に登場したOM-1に
すっかり「小さくて軽い一眼レフカメラ」というお株を奪われてしまったのでした。

鳴り物入りで導入したKシリーズをかなぐり捨てて「最小・最軽量ボディ」の
実現に突っ走ったのです。にっくきOM-1を凌駕するべく達成されたボディサイズは・・
135.5(幅)X82.5(高)X49.5(奥行)mmです。
なんとすべてOM-1より0.5mmずつ下回った寸法です(^^)。

そのうえOM-1はファインダー内表示はアナログメーターの+/-だけだったのにくらべ
シャッタースピード・絞り値も表示。露出もLED表示で赤黄緑黄赤の5段階で確認できます。

これだけ詰め込んで価格はOM-1に対抗して48,000円と同価格でぶつけております。
そこまでOM-1に対抗意識を燃やされますとOM愛用者としてはOMに対しての
貞操感が侵されるような感じがして手がだせませんでした。

が、最近のフィルムカメラブームで「小さくて軽いカメラ」の最たるMXの人気もうなぎのぼりです。
このままでは手の届かないところにしまわれるような気がしてついついポチってしまいました(^^)ゞ。


 ペンタックスMX SMC A50mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 おとものレンズはSMC A50mmF2です。本当は同世代のMシリーズの50mmF1.7が良かったのですが
なかなか程度の良いのが見つからずA50mmF2で妥協しました。つくりはMシリーズのほうが上等なんですけどね。
まあ、Aシリーズはプログラム用接点が付いてますから現代機にも使えて気楽であります。

今年の桜は開花が早く、散るのも早くてゆっくり撮影できませんでしたね。また来年に期待しましょう。


 ペンタックスMX SMC A50mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 岡山の高梁でのとある集落での撮影です。ツーリングライダーの方が地元のおばあさんに
道を聞いているのかな?と思いましたら・・なんとお二人とも微動だにいたしません。
近寄ってみましたらお二人とも案山子さんだったんですね~。
すっかりだまされてしまいました(^^;)。


 ペンタックスMX SMC A50mmF2 1/125 F4 ベルビア50

 昔からの街並みで有名な吹屋集落です。平日月曜日にまいりましたのでガラガラでした。
残り感がすごくて、ドラマ火垂るの墓のロケでも使われたとか・・


 ペンタックスMX SMC A50mmF2 1/125 開放 ベルビア50

 道端のお花を開放で撮影してみました。ペンタックスらしい優しいボケ味でございます。
ベルビア50は紫色はすっころびやすいのですが、おおむね忠実な色が出ました。


 ペンタックスMX SMC A50mmF2 1/125 開放 ベルビア50

 同じく開放撮影のツツジさんです。まるまるボケがなかなか楽しいですね。


 ペンタックスMX SMC A50mmF2 1/500 開放 ベルビア50

 前ボケはこんな感じです。このA50mmF2は最近の「ボケた描写」が欲しいデジカメユーザーの方にも
おすすめですね。なにより安くて良く写ります。

浮気の気分で手を出したMXでした。どうしても撮影時に罪悪感・・といいますか違和感がでました。
メインのOMとなまじボディサイズが似ているがゆえに身体が勝手にOMらしさを要求されているような・・(^^;)。

OMの小型軽量なのにしっかり感があるフィーリングに比べ、文字どおりの軽薄感がつきまといます。
無敵のベストセラー機ペンタックスSP的フィーリングを期待していたので少しくがっかりです。

でもSPのKマウント版たるKMではOM-1に対抗できなかったわけで・・
次はK1000を探してみようかしら(^^)ゞ。
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ペンタックスZ-1P FA☆200mmF2.8ED(IF)

2017-03-08 00:52:38 | マイ カメラ ペンタックス
 ペンタックスZ-1P FA☆200mmF2.8ED(IF)


 工業製品にとってそのスタイルは実に重要です。私がいままで出会った35mm一眼レフカメラの中で
一番「デザイン」と「機能性」を融合させて昇華させられていると思っているのがこの
ペンタックスZ-1Pです。

非常にグラマラスなシルエットで、ぼん・きゅ・ぼんとしたマシンですがグリップの前後に装備された
ダイヤルとシャターボタンにごく自然に指がかかります。このダイヤルの回し心地と操作性が最高で
このダイヤルを回して遊びたいがためにZ-1Pを購入したといっても過言ではありません(^^)ゞ。

レンズに標準仕様のパワーズームを装着すれば、完璧にファインダーをのぞきながらすべての
操作が快適に可能という凄まじいマシンなのです。

前作のZ-1からの改良点として、モータードライブが秒3コマから4コマまで走るようになっています。
内臓フラッシュが照射角が35mmから28mmにワイドになって標準ズーム域もカバーしています。
またマニュアル露出の表示がドットバーになったりとNEWモデルにしても良いくらいの改良ぶりです。

たしか最初はコダックが1989年ごろに発売したレンズつきフィルムのおもしろカメラ「パノラマ」
最初だったと思います。35mmフィルムの上下をマスクでカットして、そのまま大きくプリントする・・
という「パノラマプリント」という写真がブームになりました。(大きさはL判の横の長さ2倍くらいです)

最初はレンズつきフィルムだけだったものの、パノラマ撮影専用の「ミノルタピーズ」というコンパクトカメラまで登場しました。
そして途中切り替えができるオリンパスのIZM220が発売されるに及んで「パノラマ途中切り替え」が
新型カメラの必需装備になりました。

その波は一眼レフにも及び、シャッター幕の後ろにアダプターをつけて一眼レフでも
パノラマ撮影ができるようになりました。
(そのアダプターをつけての撮影のさいはフィルム一本全部パノラマ撮影になってしまいます(^^;))。
そしてマイナーチェンジのさいは各社そろって既成のカメラに「パノラマ途中切り替え機構」を組み込みました。
ペンタックスは当時の最上機種Z-1にもパノラマ途中切り替えを装備し、「Z-1P」として発売したのです。
 
ただ残念ながらネーミングがパノラマ途中切り替えを主張する「P」ですからね。
これが「S」とか、「PROFESSIONAL」だったりしたらセールスはぜんぜんちがったものに
なっていたかもしれませんが・・・。庶民の味方ペンタックスさんはあくまでも
「普通のファミリーユーザー」目線なのでした(^^;)。


 ペンタックスZ-1P FA☆200mmF2.8ED(IF) プログラムAE プロビア100F

 ペンタックスは昔からカメラの背を低くしたいメーカーなので、Z-1Pもせいいっぱい縦の寸法を
縮めるのに努力したのであろうことがうかがえます。ただ大きいレンズを装着すると
横長にみえて、ちょっと損をしていますね。


 ペンタックスZ-1P FA☆200mmF2.8ED(IF) プログラムAE プロビア100F


ペ ンタックスZ-1P FA☆200mmF2.8ED(IF) プログラムAE プロビア100F

 せっかくなのでパノラマに切り替えて撮影してみました。
ポジで撮ると映画館のシネマスコープみたいでなかなかカッコいいでしょ(^^)?


ペンタックスZ-1P FA☆200mmF2.8ED(IF) 1/125 F5.6 プロビア100F

 いつもの明石海峡の夕陽撮影です。
こういったシチュエーションで大活躍なのが、「ハイパーマニュアル」です。ハイパーマニュアルモードにして
グリップ後ろのIFボタンを押せば、一発で適正露出にセットしてくれます。
そこからシャッタースピードと絞りダイヤルを任意に設定できるので、明るめ:暗めの夕陽の
撮影が思いのままです。


ペンタックスZ-1P FA☆200mmF2.8ED(IF) 1/125 F5.6 プロビア100F

 この当時のハイスペック機としては非常に軽量で650gしかありません。オプションの
ホールディングストラップを装着すると劇的に安定度が増しますのでぜひとも手に入れたいですね。

キワモノ扱いのパワーズームのレンズも一本あるといろいろ楽しめそうなので
探してみなくちゃです(^^)。

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ペンタックスME SMCペンタックス M40mmF2.8

2016-06-21 00:12:23 | マイ カメラ ペンタックス

 ペンタックスME SMCペンタックス M40mmF2.8


 先日ミノルタX-7を真面目に使ってみたところ、予想外の歩留まりの良さにすっかり嬉しくなってしまいました。
久しぶりに使った絞り優先AE専用機ということで、撮影していてもっとストレスがたまるかと思ったのですが
ある意味露出やら構図やらを考え考えする前にシャッターを切ってしまう自分に気づきました。
まさに「心にふれたらシャッターを押そう」というわけです(^^)。

そこでME・MV-1・MGと「絞り優先だけAE機」をごにょごにょと発売していたペンタックスをいろいろと
調査してみますと、初代機たるMEが一番ググッときました。MV-1はファインダー内表示がショボショボですし
MGはスクリーンが新型で明るくなっているものの、下のほうのシャッタースピードが1秒までしかありません。

なによりMEはカバーが金属で、旭光学のおむすびマークがおでこに彫り込んであってかっちょ良いのです。
当時のベストセラーカメラ(発売は1976年・昭和51年です)ですから、すぐに見つかるかと思いきや
なかなか気に入った程度のマシンがありません。かえってもっと古いSPのほうがタマ数が多いくらいです。

まあ、中古カメラは出会いも大切な要素ですからそこそこの値段と程度で妥協した個体をゲトしました。
M40mmF2.8を装着すれば最小コンビマシンの完成です(^^)。


 ペンタックスME SMCペンタックス M40mmF2.8 F5.6 AE ベルビア50

 いざさ撮影に出てみますと、そのコンパクトさは一見の価値アリです。仮想敵たるオリンパスOMより小さく感じさせるため
でありましょう、全ての角は丁寧に面取りされていてこれだけですごいコストアップだったのではないでしょうか?

現在のミラーレス一眼デジカメと比べても全然大きく感じません。しかもこちらは「ミラー有り」です。
ペンタックスの小型化に対する執念・・というより打倒OMの怨念を感じて恐ろしくなります(^^;)。


 ペンタックスME SMCペンタックス M40mmF2.8 F5.6 AE ベルビア50 

 AE専用機ということで、露出補正ダイヤルにはロックがありません。「どんどん露出補正してくださいね♪」というところですが
その割には補正ダイヤルは一段飛ばしでイージーなつくりです。


 ペンタックスME SMCペンタックス M40mmF2.8 F5.6 AE ベルビア50

 青空をとんと入れますとけっこうなアンダ目な露出です。シャッタースピードの指標はたしか1/250秒で表示されていましたので
ちょっと早すぎるかな?と思っていましたらその通りでした。なかなか玄人向きの設定であるのです(^^)。


 ペンタックスME SMCペンタックス M40mmF2.8 F5.6 AE ベルビア50


 ペンタックスME SMCペンタックス M40mmF2.8 F5.6 AE ベルビア50

 王子動物園の遊園地で「ロボコン広場」のご本尊となっているロボコンです。私も超合金を買ってもらって
ハートマークを貼りまくって遊んでいたのが懐かしいです。やはり金属ボディというのは男のロマンですね(^^)。


 ペンタックスME SMCペンタックス M40mmF2.8 開放 AE ベルビア50

 長い長いまつ毛が女子に羨ましがられそうなラマさんです。AEとは思えないほどアンダ目ですが、ひょっとして
露出計の調子が悪いのかな?たしかこのカットの撮影のときも1/125秒で表示されていて、ちと速いかな~と
思っていたんですよね。次回からは一段くらい露出補正ダイヤルを常に入れておくことにしましょう(^^)。



 
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ペンタックスSP smcタクマー135mmF2.5

2010-07-07 22:15:27 | マイ カメラ ペンタックス
 ペンタックスSP+smcタクマー135mmF2.5


 『ペンタックス♪ペンタックス♪』でおなじみのペンタックスSPです。
最近になるまで気にしてなかった機種ですが、例によってジャンクで見つけた
もののあんまり綺麗だったので使ってみようかな・・・というわけで
コレクションの仲間入りとなりました。

OMと比べると少し大きくて重量もありますが硬質感あふれるフィーリングと
指あたりのいい巻き上げレバーや角のとれた優しいペンタプリズムが統一感の
あるデザインで非常に好印象です。

小さく見えるシャッターダイヤルも「つまんで回転させる」という使用方法なら
誠にちょうどいいサイズです。

またピントの切れが非常に良いスクリーンでピント合わせがとっても楽しい
カメラです。多少明るさは犠牲になっていますがこれはマニュアルフォーカス
のマシンとしては重要ですね!

私のSPは例によってメーターは動くけど適正露出をささないので(^^)
カン露出で使用していますから常に開放状態なのでピントの追い込みは快適です。


smcタクマー135mmF2.5 開放 1/1000 フジリアラエース

当時人気だった135mmの望遠レンズの開放描写を狙ってみました。
良いお天気になって本当は一段ぐらいオーバーの露出なのですが
(SPは1/1000が最高速なので(^^)ヾ)。
さすがはリアラです。ネガフィィルムは素晴らしいですね!。

スクリューマウントなのですがレンズ交換自体はとくに面倒ではありません。
が、はずしたあとにレンズにリヤキャップをつける段になるとこれが時間が
かかります。プラスチックと金属のかみ合わせがなんかうまくいかないのです。
レンズ交換のくるくるが実はレンズを落としそうになるリスクがバヨネットと
くらべると三倍増しになるような・・・(^^;)。

M42のネジ自体は単純なのでいろいろなメーカーからレンズが出てますが、
タクマーのネジが一番精度がいいような気がします。
最近アダプター&デジカメでたのしんでいる方も多いようですがやっぱり
ペンタックスとタクマーの組み合わせが一番かっこいいですよね!

ニコンやキャノンよりはなんとはなしに下にみられるペンタックスですが
ペンタックスはそのフレンドリーな雰囲気でどこのメーカーのカメラよりも
家族の笑顔をいっぱいいっぱい撮影してきたカメラに違いないのです(^^)。
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ペンタックス オートロン PC35AF

2010-04-29 22:51:51 | マイ カメラ ペンタックス
 ペンタックス オートロン PC35AF


 またまたキ○ムラのジャンクコーナーよりゲトしたペンタックスオートロン
です。値段もまたまた400円でした~(^^)。
バリア式のフロントキャップはかわいらしくしかもワインダーつきです。

1982年発売でペンタックス初のコンパクトカメラだそうです。
(それまで一眼レフしか造ってなかったという・・・ライカさえも完璧無視!すごい!)

当時のハイテクであるAFとフラッシュ内蔵で武装。これでライバルのオリンパスXA
やジャスピンコニカへの対策もばっちり!さらに外付けワインダーもオプションで
ご用意しましたというわけですね。

「一眼レフのペンタックス」が気合を入れて激戦区のコンパクトカメラ市場に
殴りこみをかけたわけですから中途半端なものであるはずもなく期待がふくらみます。



35mmF2.8 オート+1.5補正 センチュリア100

神戸港に入港中の豪華客船
「LEGEND of the SEAS」69,000トンです。
快晴で青い空と白いふねが美しいです。露出補正ボタンのおかげで白い船も
グレーにならずに撮影できました。センチュリアという安売りのフィルムでしたが
なかなか素晴らしい描写です。レンズは5群5枚でバリア式のレンズカバーにも
かかわらず周辺光量落ちも目立ちません。
ペンタックスレンズとしか書かれてませんがやっぱりSMCなのかな?
予想どおりすばらしいレンズです!

飛び道具たるワインダーですがこれがレリーズが硬くなるうえに小さいのにも
かかわらずすごい音がします。まるでカメラの横でヒヨドリとムクドリが
喧嘩しているような声で鳴きます(^^;)。
電源は本体と同じ単4電池が二本なのですが装着すると本体が軽量なだけにバランス
が崩れてあんまりうれしくありません。
なにより手で巻き上げたほうが静かで早いのでした。

ペンタックスレンズの描写のすばらしさとデザイン:しかも2019年まで使える
クオーツデート機能は貴重ですね!!そしてやっぱり手巻きで使いましょう(^^)。
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