よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

チノンCM-5 オートチノン50mmF1.4

2023-03-09 22:51:24 | マイ カメラ チノン
 チノンCM-5 オートチノン50mmF1.4


 ようやくコロナも下火になってまいりました。
自分は接客業なのでマスクをしないお客さんが増えるのには
不安になります。なにしろここ三年くらいコロナにはかかっても
インフルエンザはもちろん風邪にはなりませんでしたから(^^;)。

まあ、不安がっても見返りはないので楽しく撮影と参りましょう。
今回はドマイナー・・あわわ、一部マニアの方に密かなブームの「チノン」
でございます。私の数少ない経験からも「こ、こんなに写ってええか!ええのんか!」
と言う印象のメーカーなんですよね(^^)。


 チノンCM-5 オートチノン50mmF1.4 1/125 F5.6 プロビア100F

 先日の強力寒波のおりに近所の公園にも雪が積もりました。
これくらいの積雪はちょいちょい経験しているのですが
雪質がふわふわのパウダースノーだったのは初めての経験でした。
喜んで子供と遊びに出て一発で霜焼けになってしまいました(^^;)。

コントラストのきつい光線ですが雪の質感を
良く描写してくれております。


 チノンCM-5 オートチノン50mmF1.4 1/125 F5.6 プロビア100F

 1986年のカメラショーカタログによりますと
ボディ単体で31,800円、50mmF1.4付きで60,300円です。
ちなみに似たような雰囲気のヤシカFX-3スーパーがボディ単体で32,000円でした。

ボディはパコパコでプラスチック感バツグンですが
後世の廉価版マシンと違いガラスのプリズムが実装されています。
F1.4の大口径レンズと相まってびっくりするほどファインダーが
美しいです。

夙川の曲がりに曲がってひねくれた松の木です。
松は曲がって生えるのが当たり前ですが、ちとすごくないですか?


 チノンCM-5 オートチノン50mmF1.4 1/125 F5.6 プロビア100F

 川のわきにありますなんとも楽しそうなシーソー遊具です。
銘板を見ますと、「弓型シーソー コシ84」というそうです。
なんとグッドデザイン大賞も受賞しているとか。
メーカーは東京杉並の日都産業さん。
老朽化のために撤去されるそうです。
こんなに楽しそうでグッドデザインな遊具が廃止とは
寂しい限りですね。残念。
 

 チノンCM-5 オートチノン50mmF1.4 1/60 開放 プロビア100F

 機械式シャッターのマニュアル露出機で露出計は
ファインダーの接眼部の外に縦3点で表示される珍しいタイプです。
シャッターは「ベチョ」と濡れたテッシュペーパーを
落としたようなセクシーな音を発します。

フィーリング自体はマアマアといったところです。
ただ、フィルムの巻き上げ感はこの手の廉価版機としては
かなり秀逸です。巻き上げレバーが大きいのも
高ポイントです。


 チノンCM-5 オートチノン50mmF1.4 1/4 F16 プロビア100F

 潜水艦まで被写体深度が欲しくてF16まで絞ってみました。
手前の足元を照らすランプが市章山になってるあたり神戸市の
こだわりがうかがえます。

被写体としてはよかよかですが、こんなところに
お金をかけるなら子育て支援に回してほしいですな。
ずいぶんと神戸から明石に子育て世帯が流出しているそうですが。


 チノンCM-5 オートチノン50mmF1.4 1/4 F5.6 プロビア100F

 夕暮れの中お客さんを待つコンチェルトです。
左上に少しくゴーストが出てますが
まあ、許容範囲でしょう。

コーティングはアンバー系ですがこってりと
塗ってあってコーティングフェチの私としましては
なかなか眺めていて嬉しいレンズであります(^^)。


 チノンCM-5 オートチノン50mmF1.4 1/125 F5.6 プロビア100F

 大人気の阪急8000系メモリアルトレインです。
30年以上たっておるわけですが、私はおっさんなので6300系以降の
阪急電車はすべて新型に見えてしまいます(^^)ゞ。

今の小豆ぽいマルーンよりも昔のチョコレートぽい色の
ほうが子供心においしそうで好きでしたね。


 チノンCM-5 オートチノン50mmF1.4 1/125 F5.6 プロビア100F

 チョコレートといえば阪急岡本はスイーツの有名店が
軒を連ねております。今では珍しい喫茶店(カフェじゃないですよ)も
あったりしてみなさん糖尿病にならんか心配なほどです。

スイーツだけでなく岡本は梅の花が有名でして、自販機も
梅で化粧されております。
お金の投入口が梅花でデザインされてるあたり
デザイナーさんの手練れ感がただよいます。


 チノンCM-5 オートチノン50mmF1.4 1/250 F8 プロビア100F

 あんまり逃げないので明石公園のサギさんには
いつもお世話になっております。
ほとんど一日中ぼ~と立ってるだけにしか見えませんが
いったい何を食べてるんでしょうね?


 チノンCM-5 オートチノン50mmF1.4 1/1000 F2 プロビア100F

 明石公園にも早咲きの梅が咲き始めておりました。
お花見としては桜よりも人気がないのですが(寒いですしね)
そのぶんゆっくり撮影できるのがありがたいところです。

今回久しぶりにチノンカメラで撮影しましたが
期待に違わぬ描写力で嬉しい限りでした。
ボディまでチノンを求めると大変ですが
チノンレンズはKマウントですから
オールドレンズ遊びの方もぜひ探してみてください。
良く写るレンズで楽しいですよ(^^)。

 
 
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チノン 35FS2

2013-08-20 22:04:09 | マイ カメラ チノン

 チノン35 FS2


 以前にチノンのベラミAFを使用してみて、そのレンズのヌケの良さに感動して私はすっかり
チノンレンズの虜となってしまいました。が、チノンのカメラはもともと国内での販売台数が少ないうえに
コンパクトとなるとますます生存数も少なく、なかなか出会えませんでした。

ところが先日ジャンク品で出品されていたこの35FS2にめぐりあえたのです(^^)。
ジャンクの理由は背面のクオーツデートの表示が出ない・・・というものでしたが、当時のクオーツデート用
電池は本体と別ものになっているのが多いですから、単に電池切れなだけかもしれません。

精密ドライバーとCR2025を用意してさっそく入札です。誰とも競り合うことなく
我が家にやってきた35FS2におそらく25年ぶりくらいに電池を入れ替えると
ビンビンに復活しました\(^0^)/!

デザインは80年代半ばのプラスチック感満タンのボクシーな雰囲気です。
脈略もないのですがトヨタの初代MR2を思い出してしまいました。
スペックは遠・中・近の三点ゾーンフォーカスです。スペックだけですとオリンパスのXA3と
ほぼ同じですがデザインが当時風です。XA3が一生懸命若つくりしてクオーツデートにしたり
イージーローディングを採用していたのですが、XA3がスバルヤングSS、チノンがN360に見えます。

 当時のカメラカタログによれば3郡3枚のトリプレット玉らしいのでヌケの良さには多いに
期待できますね(^^)。


 チノン35 FS2 35mmF3.5 フジカラースーパープレミアム400

 期待に違わず素晴らしいヌケの良さとコントラストの再現性です。ドピーカンの真夏日と影になった
橋の下の描写もつぶれずしっかりと出してくれているのはさすがです。黒つぶれしやすい感度400のフィルムで
これですから、100ならもっと階調がでていたかもですね(^^)。

レンズの歪曲もXA3より少ないようで、コンパクトカメラの広角レンズにありがちなハンカチの四隅を
ひっぱったようなかんじも微小です。

オートフォーカスでもないのにシャッター音が大きくて今どきのデジカメみたいですがチリチリとした
ギヤ手巻きも写真を撮るのが楽しくなるマシンです。

幸いクオーツデートは2019年まで対応ですから、それまでがんばってフィルムがある限り
使っていこうと思います(^^)。

コメント (2)
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チノン ベラミAF

2011-11-14 11:24:23 | マイ カメラ チノン
 チノン ベラミAF


 なんとも嬉しいことに神戸元町大丸前に先日カメラのナニワ中古カメラショップがオープンしました!。
最近閉店:廃業される老舗カメラ屋さんが多かっただけに嬉しい限りです。
さっそくかけつけると神戸のカメラオヤジさんたちで店内はいっぱいです。EOSにアダプターでズイコー18mmを
つけた人などもいてなかなかのつわものぞろいです。

もちろん私の目指すはジャンク箱です(^^)。
むらがる同好の志を押しのけてごそごそと箱をあさると見慣れないプラカメがありました。
「チノンベラミ AF」 初めて見る個体です。観音開きのベラミは知っていましたがAFバージョンが
あったとは知りませんでした。レンズもモルトもきれいです。ベラミなだけにレンズは沈胴です。

スペックは35mmF3.9。まあ、F4ですね。パンフォーカスでいけそうな感じですがAFとうたって
あるので遠・中・近ぐらいは調節してくれるのかな?レンズのコーティングもパープルできれいですし
裏から見るとちゃんとレンズボックスも内面反射の処理がしてあるので期待できそうです。

さっそく安いコダックのネガと同時に購入しました。はりきって電池を入れようとすると・・
なんと単三使用とおもっていたら使用電池はCR123Aです。
いきなりカメラより電池が高い状態になってしまいました(^^;)。

わくわくしながら電池を入れてみると・・動きません!
「ピンチパンチ!」
ですがここであせってはいけません。このころのカメラはローディングが中途半端
だとシャッターがきれなかったりします。裏蓋をあけてスプロケットをぐりぐり。
やっぱりだめです。

次の一手はセルフタイマーです。電子式のカメラはセルフタイマーの信号でシャッターを
切ってやると接点が復活することがあるのです。
「うわ!セルフがない!!」

ひょっとして久しぶりにやってしまったのか?オートハーフみたいにフィルムを入れないとシャッターが
切れない仕様なのかも。フィルムをいれてみます。
「ショイィィン」やった~!。ついにローディングしてくれました。が、さっそく撮影しようとすると
やっぱりシャッターが切れません。とほほほほほ。

こうなると残るは「使われてなかった接点スイッチが摩擦で復活するよう祈る」です。
前面のレンズ蓋をパコパコパコパコ。
「ウヌレ!」パコパコパコパコ。
パコパコパコパコするうちに沈胴レンズの飛び出し方にムラがあるのに気付きました。
「ひょっとしたら?」
レンズをつまんで引っ張ってみました。
「ガション」という感触とともにフラッシュもポップアップしてチャージランプも点灯しました\(^0^)/!

レンズの沈胴のスプリング?が弱っているのか外れているのか?わかりませんがレンズを
定位置までつまみ出せば良いのです。さっそくテスト撮影に出発です。


 CHINON35mm F3.9 AE コダックPROFOTO XL 100

 資料を捜すとあの名機CP-9AFやGENESISと一緒のカメラショーカタログに載っていました。
レンズは3枚玉の簡単なものですが、開放値を欲張っていないこともありなかなかの描写です。
ヌケがよいのはおどろくばかりでさすがは8ミリでならしたチノンレンズといった感じですね。

資料ではフォーカスロックができるようですが私のベラミはなんのテンションも感じられずに
シャッターがきれてしまいます。そのへんもじゃんきぃですが35mmF3.9ですから
たいがいはパンフォーカスになってで大丈夫と思われます。
ベラミがこれだけ良く写ると他のチノンカメラも欲しくなってきちゃいますね(^^)。
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