コニカ オートリフレックスT3 ヘキサノンAR50mmF1.4
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企業の製造する製品名が有名になって、会社名を喰ってしまう・・というのはカメラ業界では非常にポピュラーです。
私的にはニコンやペンタックスという会社名よりも日本光学や旭光学のほうがカッコいいと思うのですが(^^)。
オートリフレックスは知らなくとも、「ジャスピンコニカ」というカメラは一度は聞いたことがある・・いやいやうちにも
あったよ!という方が多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するのはコニカと社名変更する前の小西六写真工業時代の一眼レフであるコニカ オートリフレックスT3です。
発売は昭和48年らしいです。縦走りシャッターのコパルスクェア搭載でどっしりがっちりのマシンです。
先代モデルのコニカFTAが輸出ではかなり高評価だったようで、アメリカ人などにはちょうど良い大きさなんでしょうね。
今となっては触ったこともないという方がほとんどでしょうけど、コニカARマウント版のニコマートと思っていただければ
このカメラの雰囲気がわかると思います。
シャッター優先式EEで露出ができるのですが、指定の水銀電池はもう販売していません。
わざわざアダプターをかましてまでEE露出をせずとも機械式のシャッターで撮影できるので電池レスで撮影しました。
今となってはフル電子制御のマシンよりかえってコンビニエンスです。
装着レンズはヘキサノンAR50mmF1.4です。新旧3種類くらいバージョンがあるらしいのですが
絞りがF22まである最後のバージョンです。描写の評判が良いのは絞りがF16までの中期型らしいのですが(^^;)。
50mmF1.4という超メジャースペックにもかかわらず選べるほどタマ数がなく、最終バージョンで妥協です。
私がジャンクにこだわるからなかなか見つからないわけですけど(^^)ゞ。
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コニカ オートリフレックスT3 ヘキサノンAR50mmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50
昨年の紅葉はここ数年のうちでは一番素晴らしかったですね!紅葉時期の最初にパンと寒波が来て寒くなったこと、
それから雨がふって水分が補給され、つやつやのまま葉が赤くなったことなどが美しくなった要因のようです。
もっともそういう年に限って私はなんやかやと忙しく、今年の紅葉の撮影に使えた時間はトータルでわずか3時間あまりでした(TT)。
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コニカ オートリフレックスT3 ヘキサノンAR50mmF1.4 1/60 F2.8 ベルビア50
日陰の撮影だけありまして、少々青っぽい発色です。もっともヘキサノンレンズは昔から青っぽレンズで
有名です。コニカのフィルムが赤っぽい発色で定評がありましたから、サクラカラーで撮影すれば
ちょうど良くなったのかもしれません(^^)。
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コニカ オートリフレックスT3 ヘキサノンAR50mmF1.4 1/250 開放 ベルビア50
期待していた開放絞りでの撮影です。残念ながらアウトフォーカス部のボケはうにゃうにゃでズームレンズの
ボケみたいです(^^;)。昔よく言われていた「絞って使おう国産レンズ」という標語を
思いだしてしまいました。
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コニカ オートリフレックスT3 ヘキサノンAR50mmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50
ということで、晴れた空でF5.6まで絞って撮影しています。ヘキサノンの定評である、シャープで
カリッとした描写がいかんなく発揮されています。
あいかわらずの青っぽ描写ですが(^^)。
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コニカ オートリフレックスT3 ヘキサノンAR50mmF1.4 1/500 開放 ベルビア50
夏の間にだれまくっていた野良猫です。秋になり冬毛になってもふもふであったかそうです。
これまたあいかわらず寝てばかりのニャン助ですが。
ヘキサノンレンズは一時ブームともいうべき人気でしたが、最近はすっかり廉価になりました。
オートリフレックスT3は非常に頑強なボディである意味壊れるところがありませんから
ヘキサノンのシャープな描写を楽しむにはうってつけのボディです。
ジャンク箱の中での出現率も高いですから、興味もある方はぜひ挑戦してみてくださいね。