よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

オリンパスOM-3Ti ズイコー200mmF4

2023-08-13 00:19:53 | オリンパス交換レンズでワンダフル
 オリンパスOM-3Ti ズイコー200mmF4


 毎日毎日あっついですね~。
これだけ暑いと頭がぼ~として普段抑えているものが
吹き出しそうです。少しでも安らかに過ごすために
癒し感バツグンのOMに登場してもらいます。
決してヨタヨタで他機種を持ち出すエネルギーがないのでは
ありませんよ~(^^;)。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー200mmF4 1/125 F5.6 ベルビア50

 またまた例年のハスの撮影にまいりました。
今回のお供は大人気ズイコー200mmF5と比べまして
あまりにも平々凡々バカボンボンの200mmF4です。
プレミアム感のあるF5と違い速攻ジャンク箱行きの個体が多く
生存率は低いのではないでしょうか?
こちらの個体ももちろんジャンク箱からのサルベージです(^^)。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー200mmF4 1/125 開放 ベルビア50

 弟分たる200mmF5と比較しますと
重量で130g、全長で22mm大きくなっています。
値段は1989年のカタログでF4が36,500円、F5が34,000円でした。
ところが使われているレンズはF4が4群5枚に対し
F5は5群6枚とF5のほうが多いんです。
マーケティング的にどうしてもF4が明るいぶん上位に
したのでしょうが、F5のほうがお得ですね(^^)。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー200mmF4 1/125 開放 ベルビア50

 あまりにもふつ~のスペックなのでおよそ
紹介記事にも取り上げられないタマですが
前ボケ・後ろボケともなかなかのボケ味ですね。
ボケ味だけ見ればF5よりも素直で良い感じです。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー200mmF4 1/125 開放 ベルビア50

 こちらのタマはMC表記のマルチコート版です。
200mmF4という鉄板スペックですので
M-システムの極初期から展開されています。
初期バージョンのレンズはモノコートで
銀巻の化粧リングがついていて
レンズ自身もアンバー系の色ですが、こちらは
グリーンのコーティングで嬉しくなります(^^)。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー200mmF4 1/125 開放 ベルビア50

 最短撮影距離は2.5mmと遠く
時代を感じさせる設計です。まあ、このレンズが
現役だったころは接写や花の撮影を望遠レンズで
する方はいらっしゃらなかったでしょうからむべなるかなですが。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー200mmF4 1/125 F5.6 ベルビア50

 いつものハーバーランド向かいの潜水艦です。
ぶっといシュノーケルが目を引きます。
お船の被写体はついつい画面に全体を入れたくなりますが
こうやって切り取りをしても絵になりますね。
 

 オリンパスOM-3Ti ズイコー200mmF4 1/125 F5.6 ベルビア50

 神戸港では常連さんの飛鳥Ⅱのおしりです。
船がでっかいので全部入れようとすると
この角度しかないのでした(^^;)。
真後ろのカットって珍しいでしょ?


 オリンパスOM-3Ti ズイコー200mmF4 1/125 F5.6 ベルビア50

 加西にあります鶉野飛行場跡資料館にあります
熱気球形のポストです。各地にあります
変わりポストのうちでも特異さはなかなかですね。
とりあえずハガキでも入れたくなりますね(^^)。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー200mmF4 1/125 F5.6 ベルビア50

 鶉野飛行場跡資料館に戦闘機紫電改の上面に
ワイヤーで飛行中のかたちで展示されております
九七式艦上攻撃機です。
装着されている爆弾が特攻機の悲哀を強調しております。
200mmですので館内からはまったく画角的に
無理があったのですが、館外より狙いますと
飛行中みたいになりました。
まさに怪我の功名ですね。
 

 オリンパスOM-3Ti ズイコー200mmF4 1/125 F5.6 ベルビア50

 ほっともっとスタジアムで花火ナイトのために
焼けるような西日のなか活躍中のオリックスバファローズの
マスコットバファローベルさんです。
まさに酷暑の中誠にご苦労様でした。

あまりにも平凡なスペックでおよそ顧みられない
200mmF4でありますが使用した印象では
F5よりも実力は上です。
生存率は低いですが生きていれば数千円でも
手に入りますからお買い得レンズですね(^^)。
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オリンパスOM-2N ズイコー55mmF1.2

2023-06-12 13:21:04 | オリンパス交換レンズでワンダフル
 
 オリンパスOM-2N ズイコー55mmF1.2


 先日のフジフイルムのフイルム受注停止アナウンスで
カラーフイルムのストックが心もとない状況になっていました。
そこで窮余の対策?としてモノクロで撮影することにしました。
モノは同じくフジのアクロス100です。

久しぶりのモノクロなので、テンションを高めるために
秘蔵のズイコー55mmF1.2を持ち出しました。

OM発売初期の頃からラインナップされていたレンズで
OMのあの大口径のマウントサイズもこのF1.2を考慮されて
決定されていたそうです。
F1.2という大口径でありながらフィルター径がΦ55mmというのも
りっぱであります。

当時はF1.2の標準レンズは他社も軒並み55mmで
50mmでの設計は難しかったようです。
ズイコーは後に50mmF1.2というスペックのレンズも
発売され、フィルムOM最後までカタログにのっておりましたが
真ん中がファットになっていてちとブスです。
OMボディにスタイルにマッチングしているのは
この55mmのほうですね。

このレンズは大口径ながらマルチコートでは
ありません。
ズイコーはマルチコートには当初否定的で
レンズにマルチコートしてコストかけまくるよりも
鏡筒の内面反射対策に手間をかけたほうが
効果がある・・という認識だったようです。
まあ、普通に使うぶんにはわかりませんけどね。

ずいぶん昔からストックしていたのですが
経年変化です~っかり黄ばんでしまっているので
カラーで使うのを躊躇していたのでした(^^;)。


 オリンパスOM-2N ズイコー55mmF1.2 開放 AE アクロス100

 新在家にあります甲南漬けの資料館です。
創業者の方の住宅だったそうですが立派でびっくりです。
開放で大口径らしくほえほえになってくれました(^^)。


 オリンパスOM-2N ズイコー55mmF1.2 F8 AE アクロス100

 外見も非常に立派な建物です。
ただこういう昔からある建物をモノクロで撮影しますと
昔からあるだけにいつの時代かわからなくなりますね。


 オリンパスOM-2N ズイコー55mmF1.2 F8 AE アクロス100

 西神中央の春日台公園にあります日時計です。
モノはなんとポートピア81の川鉄地球館に展示されていた現物とか!
そして日時計から向こうに伸びるラインは子午線だそうです。
撮影時間はすなわち10時10分でありますです。


 オリンパスOM-2N ズイコー55mmF1.2 F8 AE アクロス100

 最近やたら神戸市では再開発のエンジンがかかっております。
工事中の看板に吹き出しを書いたりするのがトレンドのようですね。
私的にはセリフより楽しい絵など書いていただいたほうが
嬉しいですが(^^)。


 オリンパスOM-2N ズイコー55mmF1.2 開放 AE アクロス100

 F1.2の大口径がうれしくて元町駅の地下ホームで
阪神電車を撮影です。阪神の青胴と呼ばれる古いタイプの
普通電車です。私の心の中では阪神電車といえば
このカタチです。残念ながらもうすぐ代替されるらしく。
てカラーで撮影したかったですね(^^;)。


 オリンパスOM-2N ズイコー55mmF1.2 F5.6 AE アクロス100

 三宮のバス停の自動看板です。
けっこうころころ変わるので見ていて忙しいです。
こういう絵柄ですとおじさんとしては
じっくりと眺めていたいんですけどね(^^)。


 オリンパスOM-2N ズイコー55mmF1.2 F8 AE アクロス100

 三宮駅前ではけっこうメジャー?な地下街の入り口です。
いったいいつからと思ったら昭和8年の阪神の地下駅が
できた時からあるそうです。そ、そんなに古いとは!
これはもっと大事にして、外にも発信してやりたいですね。


 オリンパスOM-2N ズイコー55mmF1.2 F8 AE アクロス100

 再開発バリバリでJRの駅が丸見えになって
ちょっとお得な気分です。またでっかいビルが建ってしまうまでの
わずかな期間とは思いますがこれも貴重なショットになるかと。


 オリンパスOM-2N ズイコー55mmF1.2 F8 AE アクロス100

 西神中央公園にあります埴輪のレプリカです。
日本人にはおなじみなんですが、外国の方がみられたら
どう思われるか興味がありますね。
このとぼけた表情に癒される埴輪マニアのという方も
いらっしゃるようです。


 オリンパスOM-2N ズイコー55mmF1.2 F4 AE アクロス100

 西神中央にありますプレンティの吹き抜けです。
こちらも駅前広場から建物の中までリニューアル工事真っ最中です。
バブルのころの設計で、凝ったつくりと豪華さには目を見張るものがあります。
令和の今ではもはや作られることはないでしょうね。
大きいうえにけっこう映えますのでお近くに
お越しのさいはぜひご覧になってくださいませ。

 久しぶりのモノクロ撮影で、気をつかいました。
いつも撮影している空や海がモノクロではイマイチなので
使えな方ったのがコタエました(^^;)。

この55mmF1.2は基本的に経年変化で
まっ黄い黄いに変色しておりますので
カラーですとちとめんどいですが、今ならデジタルで
簡単に補正できますから昔レンズ遊びが好きな方には
遊びがいがある玉ですよ。





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オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5

2022-05-31 00:54:33 | オリンパス交換レンズでワンダフル
 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5


 情報というものは大事です。
ウクライナがロシアと対等以上に大善戦しているのも
イギリス・アメリカなどからロシアの情報を得ているからだそで。
実は先日のフジのフィルム値上げの情報をとりこぼし
値上げ前の買いだめに失敗したのでした(TT)。
普段なら「値上げ?それはフィルム継続の証!喜んでお支払いします!!」
と叫ぶところなのですが最近体調が悪くて予想外の医療費にピイピイしていたので
コタエたのでした(^^;)。

そうは言ってもフジがフィルムを製造・販売してくれておりますから
撮影しないわけにはまいりません。
ここは癒しを求めまして、OMに登場いただきます。


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 開放 AE プロビア100F

 今年は桜の開花は比較的短かったのですがうまく撮影に行けました。
おともレンズはマクロ50mmF3.5です。
OMのかなり初期からあるレンズで、昔のものはモノコートで
銀縁のものもありますが、これは中期のMC表記バージョンです。
こってりした緑色のコーティングが嬉しくなりますね。


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 開放 AE プロビア100F

この時期は雪柳も咲いていて、合わせますとなかなかに
フォトジェニックです。


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 開放 AE プロビア100F

 F値は3.5で一般的といいますかなんの変哲もないものですが
フローティングが採用されていてけっこうコストのかかっている
レンズです。当時としてはこの50mmマクロと85mmF2で
ズイコーだけが採用していたそうで。
「アンコがいっぱいつまった感」が感じられてリッチな気分です。


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 1/125 F5.6 プロビア100F

 マクロレンズは撮影倍率が1/10倍を基準に設計されるので
無限大はイマイチくんになりがちなところこのレンズは
フローティング機構で補正されているとか。
補正効果がうかがえるでしょうか?


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 1/125 F5.6 プロビア100F

 ソメイヨシノ以外の桜もじゅんぐりに咲いてくれて
まったくありがたいことです。普段は気にしないで
いる街路樹なども春には「あ、サクラだ!」と
叫んでしまいますね(^^)。


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 1/250 F8 プロビア100F

 ちょっと古い団地にまいりますと
このような桜並木がそこかしこにございます。
日本人に生まれてよかったあと思えるひとときですね。


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 1/250 F8 プロビア100F

 桜の季節はまだ太陽が低いので真っ青けの
青空バックて珍しいな~と今回しみじみ感じたところです。
ちょうどお昼ごろに撮影してみました。
 

 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 1/250 F8 プロビア100F

 マクロレンズはボケ味がまずくなりがち・・というのが
当時は良く言われてました。
上等版の50mmF2が発売されたときに
ボケ味が改善されてますよというのが言われてました。
今までの作例でもそんなに悪くはないと思いますがいかがでしょうか(^^)?


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 1/250 F8 プロビア100F

 最後の締めはいつもの明石海峡です。
コロナもなんとか落ち着いてきましたので
人手も増えてまいりました。
ブライダルの撮影をされている方も
その方に目もくれずカメラの前を横切る方も
楽しい雰囲気ですね。


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 1/250 F8 プロビア100F

 OMの人気レンズである広角系や
F2シリーズと比較しますとスペックは平凡です。
特に話題にもなっていないレンズですが
OMボディとのマッチングもハンドリングもなかなかです。

90mmF2とちがって使い倒されている個体も
少ない感じですので程度のいい中古も多いです。
「マクロレンズ」ということでコレクションの
動機付けにも罪悪感も少ないです。
おすすめですよ(^^)。



 

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オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2

2022-04-04 00:00:25 | オリンパス交換レンズでワンダフル
 オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2


 ここのところ「ウクライナ」と「キーフ」の戦況が
ずっと気になっております・・。
カメラファンとしましてはキエフなどという単語は
コンタックスのコピーしか思いうかばなかったのに!
問題児が権力を持つと皆が不幸になるという見本ですね。

今回取り上げますのはじつは2回目のズイコー40mmF2です。
以前OM-1Nとセットでとりあげました。
ただ当時はテキスト主体で作例は一コマしかあげておりませんでしたので
あらためて紹介する次第です。

OM設計者の米谷さんが社内の反対を押し切って
造らせてしまったレンズだそうで。
そのあたり、アサヒカメラ2002年3月号の
米谷さんのインタビュー記事に詳しいです。 

昨今この40mmがまるでライカレンズもびっくりの
暴騰をしております。ユーザーとしてはかなり複雑な心境です。
モノとしての値打ちは個人の主観ですからなんとも
他人が口出しすることではないのですが・・
若いOMファンの方の判断のよすがになればと思います。



 オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2 F5.6AE ベルビア50

 発売当時は定価22,000円のレンズです。
私も当時勤めていた店で3割引きくらいで売ってもらいました。
構成レンズは6群6枚で、そのうち4枚が高屈折率低分散ガラスだそうです。
高価なレンズを4枚も使ってこの安さですから
ぜんぜん儲けはなかったのではないでしょうか?
早々に製造中止となったのもむべなるかなです。


 オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2 開放AE ベルビア50

 現役時から「開放描写がもにょもにょ」で有名なレンズでした。
普通この手のパンケーキタイプはF2.8ですから。
開放値F2というスペックは、素晴らしい高性能のはずなのですが。

購入してまもないころF2で撮影し、描写のヒドさに驚いたものでした。
それ以来開放での撮影はさけていたのですが
今回30年ぶりに封印をときはなちました。
記憶よりも多少はましな気もいたします。
それでもやっぱり・・画面4隅の周辺落ちはかなりヒドイですね(^^;)。


 オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2 F5.6AE ベルビア50

 リニューアルのため足場を組まれているポートタワーです。
現在はすっぽり覆われていますが、これくらいなら
足場があっても違和感がないですね。
タワーとしてもこのままのカタチでも良いような気もいたします。


 オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2 F5.6AE ベルビア50

 得意の夕暮れ紫狙いです。
空の色は良い具合ですが、この40mmF2の特徴である
シャドー部のへちゃつぶれ感は凄まじいですね(^^)。
へちゃつぶれの多いズイコーの中でもトップクラスです。


 オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2 F5.6AE ベルビア50

 OMのダイレクト測光AEはこの手の夜景撮影では最強です。
登ってきたお月様が神々しいです。
ご覧のとおり絞り羽は6枚です。


 オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2 F5.6AE ベルビア50

 当時のレンズガイドには「像面湾曲も少なく」と
のたまわれているのですが・・像面湾曲はともかく
単焦点にしちゃあ、たるたるの歪曲収差はけっこうありますねえ。


 オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2 F5.6AE ベルビア50
 
 40mmという焦点距離は35mmよりちょい長い・・
だけですが、自然で非常に使いやすい画角です。
40mmの画角になれますと、50mmってけっこう
長いな~と思えてくるから不思議ですよね。


 オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2 F5.6AE ベルビア50

 このレンズの売りのひとつが30cmの最短撮影距離です。
40mmレンズとしましてはか~なり寄れるレンズです。
よくズームレンズについておるおまけマクロぐらいの
実力はありますね。
 

  オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2 開放AE ベルビア50
 
 その30cmの最短撮影距離と、開放値F2というスペックを
信用して思いっきり開放で接写しますと・・こうなります(^^)ゞ。
まさにズイコードヨボケでも一番のキングオブドヨボケです!

しかも単玉では珍しい、見事な2線ボケが発現いたします!!
これでは社内で発売に反対されたのもうなづけますねえ。
本当に30年ぶりに「開放で接写」したんですが。
予想以上に見事に予想どおりでした(^^)。


 オリンパスOM-4Ti ズイコー40mmF2 開放AE ベルビア50

今考えれば学生時代ほとんどこの40mmで撮影していたのが
夢のようです。ま、小型軽量イチバンゆえそれだけOMボディとの
相性が抜群中のバツグンであるということなのですが(^^;)。
個人的には小型OMレンズの描写チャンピオンは
やっぱり35mmF2.8かな~と思っていますが。


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オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5

2021-09-06 23:05:50 | オリンパス交換レンズでワンダフル
 オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5


 なっかなか収束しないコロナにフラストレーションがたまりますね。
こんなときにはカメラ遊びです。
私にはもっともセラピーぢからのあるOMに出撃してもらいましょう!!
構図を決め、ピントを合わせ、露出を決め、シャッターを切り、フィルムを巻き上げる。
この一連の動作が私の脳内麻薬をどばばっと放出させるのでございますよ(^^)。


 オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5 1/125 F5.6 ベルビア50
 
 おとものレンズはOMシリーズの中でも1,2を争う人気の名玉
ズイコー28mmF3.5です。全くジミジミのスペックながら
新型でもう一段明るい28mmF2.8や大口径28mmF2よりも
評価が高いという恐るべきレンズです。

OMシリーズ発売当初からラインナップされているレンズで
最初期のM銘のタマです。ほとんど真逆光にちかいのですが
ゴーストにも負けないこの切れ込みの良さはどうでしょう!凄すぎですね!


 オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5 F8 AE ベルビア50

 ボディはダイレクト測光のOM-2Nです。クラシックな28mmに
どんぴしゃりのスタイルとホールディングです。
スタイルのマッチングは最強ですね。

押部谷の仏谷洞窟の小さな滝と祠です。
けっこう開けているのですが見かけよりも暗いので
ダイレクト測光のAEが最高です。

OM-2は各種OMの中でもシャッター音が最小の部類です。
長時間露光が終わってミラーが上がる音さえもわからないほど。
露光中は蚊の大群に襲われっぱなしで夏場に行くところでは
ありません(TT)。くれぐれも虫よけなどを
ご用意くださいね。


 オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5 F5.6 AE ベルビア50

 丹波並木道中央公園にまいりました。
ぬいぐるみの翼竜たちがお出迎えです。
デフォルメのしかたが秀逸でかわいいです。

どこも省略した感のないコントラストの出し方が
見事な描写です。


 オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5 F5.6 AE ベルビア50

 今年の夏は実に暑かったですね~。夏は暑いに決まっております。
が、長雨で非常に湿度が高くコタえました(^^;)。

麦わら帽子にトンボさんが休みに来てくれました。
最短撮影距離は30cmでちょうど良いバランスです。


 オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5  F5.6 AE ベルビア50

 丹波といえば栗でございます。
なんの気負いもなく公園に栗が植えられております。
熟す頃に再訪したくなりますが採ったらだめかしら?
下に落ちているぶんは良いのか?
悩ましいところです(^^)。


 オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5  F5.6 AE ベルビア50

 恐竜といえばティラノサウルスです。
牙と足のゴツさと前足のアンバランスが謎です。
残念ながら動いている姿は見れませんでした(^^;)。


 オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5  F5.6 AE ベルビア50

 お向かいにはトリケラトプスさんです。
ちっこい瞳がキュートですね♡広角28mmのパースで
頭でっかちがより強調されてしまいました(^^)ゞ。


 オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5  F5.6 AE ベルビア50

 足を延ばして川代公園にやってまいりました。
この丸いくぼみはちょっとした凹に石がひっかかり、水によって回転して永い間にできる
「ポットホール」だそうです。川べりには紅葉の木がたくさんで
ぜひ秋に訪れるべきところですね。


 オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5  F5.6 AE ベルビア50

 対岸のキャンプ場に渡る吊り橋です。
周りにはお約束のように桜もたくさん植えてありまして
春にも訪れねばねりませんね(^^)。
 

 オリンパスOM-2N ズイコー28mmF3.5  F5.6 AE ベルビア50

 一回りしてまいりまして、最後は明石海峡で締めでございます。
薄暮時の難し~い露出もOM-2のダイレクト測光にかかれば
お茶の子さいさいですね!

28mmF3.5は最後までモノコートだったこともあり
カビも生えにくく生存率も高いようです。
実は私にとってはこの3.5は二本目です。
もう少し新しいバージョンも一時期使っていたのですが
こちらの最初期バージョンのほうが描写が良いような・・(^^)。

某ラ〇カレンズに多い夢スペックのような気がしなくも
ないですが。でもなんとなくシングルのコーティング色が違うような
気がするんです。なんとなくね。


コメント (2)
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オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2

2020-04-08 22:44:17 | オリンパス交換レンズでワンダフル
 オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2


 ついにOMズイコーレンズの真打ともいうべきマクロ90mmF2の登場です。
OMファンのマストアイテムとして名声はひびきわたっておるレンズですね!

OMヘビーユーザーを自認いたします私としましては、発売以来ずっとずっと気に
なっていたのですが・・・諸般の事情により手に入れることができず時がたってしまいました。
なにしろ発売時の1986年で78,500円。最終的には118,000円もしてましたからね。
おいそれとは手が出せず・・横目で見ているうちに製造終了になってしまっておりました。

それとなくオークションや中古店でも物色していたのですが、値段が折り合わなかったり
納得できる程度の物件がなかったり。
当然ではありますが、どんどん良いコンディションの個体は減少していきます。
「ここで手に入れなければそろそろヤバイ!」
切迫感もマックスになり、とうとう積年の想いをとげてしまいました。

「そんなに欲しけりゃあるうちに買っとけや!」
という声が聞こえてまいりますね。「超美品」「新品同様」の
文句に負けました。ふだんの私なら絶対に手を出さない値段でしたが・・(^^;)。


 オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2 AE 開放 ベルビア50

 長年にわたり想ってきたレンズですからここはやはりメイン機OM-4Tiに
お願いいたします。「待ってました」の長時間TTLダイレクト測光で
イルミネーションを撮ってみました。いつもながらに見事に決めてくれておりますね。


 オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2 AE 開放 ベルビア50
 
 今年の8月に閉店が決まっているそごう西神中央店です。
百貨店的には泣きっ面にハチのコロナ惨禍もありますし・・
跡地にはどんなテナントが来てくれるのか・・
神戸市的には駅前再開発の真っただ中です。
シンボルにふさわしい店が来てくれると良いのですけれどね。


 オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2 AE 開放 ベルビア50

 今年は超ラッキーなことにヴィッセル神戸の開幕戦に行くことができました。
スタートダッシュを狙っておりましたのに・・コロナのおかげでサッカーどころでは
なくなってしまいましたね(TT)。
いやいや、コロナに負けないブルーバードの心意気で
乗り越えねばなりません!

開放値F2という大口径ですので、マクロレンズとしてはもちろん
普通の中望遠レンズとしても無敵の描写をほこります。
同門の100mmF2と比較しましても全く遜色のない描写です。


 オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 いつもの明石海峡です。無限大もバッチリです。
年をとるにつれて画面が右に傾くクセが強くなってきたような・・(^^;)。


 オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2 AE 開放 ベルビア50

 春の風物詩で得意の「一面の菜の花」でございます。
開放での撮影で「前ボケ・合焦部・後ボケ」と1カットで確認いただけますです。
3つのパートがすべてスキのない描写です。
わかっていても評判どおりのよかよかレンズですね~。


 オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2 AE 開放 ベルビア50
 
 里山に咲くヤマツツジです。花の部分だけの
浮立ち感は90mmの焦点距離の面目躍如といったところですね。
立体感もバツグンです。 


 オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2 AE 開放 ベルビア50

 バックを花のピンクで埋めてぼかしてみました。
「背景のぼけた一眼レフらしい写真」は中望遠レンズで
絞り開放で撮影すればカンタン!であります(^^)。


 オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2 AE 開放 ベルビア50

 ファインダーをのぞきましてもピントのキレがピシパシで
フォーカシングが快適です。この気持ちよさは現代の液晶ファインダー
では真似のできないところで、嬉しくなりますね。


 オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2 AE 開放 ベルビア50

 機嫌よく撮影していましたら、黒いケダモノが現れました!
なんと巨大なアライグマです!元はラスカルだったのでしょうが
大型犬くらいの大きさです。
ギロリと睨まれるとむちゃくちゃ恐いです(^^;)。
しかもこの距離でけっこう・・臭うんですよ。
ムツゴロウさんて本当にすごいなあと妙なところで感心いたしました。


 オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2 AE 開放 ベルビア50

 今回の90mmF2は撮り心地が良いのでついつい開放でばかり
撮影してしまいました。レンズ重量が550gもあってOMレンズとしてはヘビーです。
でも単焦点としては珍しく絞りリングがレンズ根元にあるので、かえってホールディングは
良い感じがいたします。

フィルター径はΦ55mmですのでミノルタのACフィルターに
MDレンズの100mm用メタルフードで撮影しました。

なんか褒めてばっかりで終わってしゃくな気もしますが
使い心地も描写も素晴らしいレンズです。
なによりもピントのキレが素晴らしくて開放から
バンバン使えるのはおおいに助かります。

中古でも良い状態のモノはいい値段がいたしますが
タマ数が多いので、プレミアムにはなっておりません。
通常相場で手に入れられれば決して裏切られることのない
よかよかレンズであります(^^)。
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オリンパスOM-1N ズイコー28mmF2.8

2019-09-17 23:17:38 | オリンパス交換レンズでワンダフル

 オリンパスOM-1N ズイコー28mmF2.8


 先日はわが本妻たるOM-4Tiの記事をアップさせていただきました。
ただあまりにも使い慣れた機種ゆえに「見て楽しむ」感は全くと言ってよいほどありません。
カメラジジイたるもの、美しいものにココロ震える・・という思いを忘れてはなりません。

そこで思いついたのがもっともスレンダーで小股のキレ上がったOMボディともいえる
OM-1Nブラックです。

ごく初期のM-1から始まりまして、最終型であるOM-1Nのブラックはけっこうレアです。
1986年当時の本体価格はシルバーが50,000円でブラックが54,000円です。
普通のシルバーボディより4,000円も高いですから現存数が少ないのはむべなるかなですね。

何よりも塗装の状態を優先して探しておりましたので他の部分のコンディションには
目をつぶってゲトしました。
おかげでプリズム&スクリーン交換までするオーバーホールをするハメになりましたが(^^;)。
ただそのせいもありましてパリパリの新品と見まがうようなボディに復活いたしました。


オリンパスOM-1N ズイコー28mmF2.8 1/125 F5.6 ベルビア50

 今回のレンズは28mmF2.8です。
OMシステム発売当時よりラインナップされ、名玉の評判の高い28mmF3.5の後継機です。
「切れ込みの良さと使いやすさがバツグン!」ということで登場以来OMユーザーの
マストアイテムの感があった28mmF3.5と比較しますとそんなに話題にもならなかったレンズです。

1981年(昭和56年)版のカメラショーカタログには両方並んで掲載されていますから
そのころにだんだんと切り替えられていたのでしょう。

ちなみに当時のお値段は28mmF3.5が27,000円
           28mmF2.8が26,200円です。

28mmF2.8がマルチコート化されてスペックも上がっているのに安くなっていますね(^^)。
もっともレンズ構成は28mmF3.5が7群7枚で180g
          28mmF2.8が6群6枚で170gです。

性能を追及した28mmF3.5よりもコストダウンはされているわけですが・・

舞子にあります海まで一直線に駆け下りられそうな坂道です。
「坂の街 こうべ」の面目躍如といった道路です。
中学生くらいなら一気に自転車で駆け下りるところですが
おじさんぐらいの年になりますととてもそんな勇気はございません(^^;)。
        

 オリンパスOM-1N ズイコー28mmF2.8 1/125 F5.6 ベルビア50

 無限軌道が男らしさを主張する工事車両です。
ガテン系の車両のなかでもなかなかにかっちょよいですね。
コクピットは密閉式ですが、エアコンも標準装備なのでしょうか。


 オリンパスOM-1N ズイコー28mmF2.8 1/125 F5.6 ベルビア50

 加古川にあります円長寺公園に保存されています別府鉄道キハ2号です。
いたずらなどによってボロボロだったのですが、有志のみなさまのクラウドファンディングなどで
レストア中でありますとか。

マルチコートレンズ&ベルビア50の特性を生かしハデハデの赤色が
表現されておりますです(^^)。


 オリンパスOM-1N ズイコー28mmF2.8 1/125 F4 ベルビア50
 
 明石の中崎公会堂の前にあります忠魂碑です。
揮毫はまたまた東郷平八郎閣下でございます(^^)。

石のラインがまっすぐすぐで歪曲収差のなさが際立ちますね。
もっとも無理をしたスペックではありませんから
普通といえば普通であるわけですが。


 オリンパスOM-1N ズイコー28mmF2.8 1/15 開放 ベルビア50

 いつもお参りさせていただく神社の前の野良猫です。
神社の境内の常でずいぶんと暗く、開放&1/15秒というスローシャッターで
がんばってみました。
開放で撮影しますとずいぶんと周辺落ちがいたしますねえ。

暑いなか白猫さんもげんなりしております。
猫から見れば怪しいオッサンがはいつくばってカメラを構えておりますから
怪しく見えて当然です。ですがもう少し愛想のある目つきをしてくれても
よさそうではありますが(^^;)。


 オリンパスOM-1N ズイコー28mmF2.8 1/125 F4 ベルビア50

 先日ポートアイランドに移転し、解体を待つばかりの県立こども病院です。
実は私も入院していたことがありまして。当時から「ボロい病院やなあ」
と思っていたのですが、ますますらしくなっております。

見かけはボロくとも技術は一流で有名だったのですが
一流ということは重い症状の子供たちが多いということで・・
少し胸の痛みを感じながら撮影いたしました。


 オリンパスOM-1N ズイコー28mmF2.8 1/250 F4 ベルビア50

 例によって開放でのお花の描写です。
ボケ味はまあまあといったところでしょうか?
標準的なスペックの広角レンズですから思慮外といったところではありますが(^^)。


 オリンパスOM-1N ズイコー28mmF2.8 1/125 F5.6 ベルビア50

 農業公園にありますバッカスとアリアンナのブロンズ像です。
「神戸ワインで乾杯し、その豊穣を喜びあっている」そうです。

まあ、飲んでいらっしゃるのでやむをえませんがいささか
ハメを外しすぎでは?と思ったり(^^;)。

若干のへちゃつぶれ感はズイコーレンズのお約束であります。


 オリンパスOM-1N ズイコー28mmF2.8 1/125 開放 ベルビア50

 なでしこの蜜を吸うアゲハ蝶さんです。
今年も非常な猛暑でしたが、虫たちは暑すぎてへたばったりしないのでしょうか?
暑さよりも寒さに弱い種類が大半でしょうが・・・

メジャーすぎて無敵の28mmF3.5と比較しますと
絞りがちいとばかり明るいだけ・・といった感のある28mmF2.8ですが
ベルビアみたいな発色の強いフィルムなら明らかにマルチコートの
威力をみせつけてくれていると思います。
28mmF3.5は最後までモノコートのままでしたからね。

ズイコーの広角レンズはどれもこれも名玉揃いですから
その中に埋もれてしまっている感がありますが
F3.5よりも程度の良い個体が多いです。
もし見つければ気軽に押さえてしまってよいレンズですよ(^^)。


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オリンパスOM-4Ti ズイコー85mmF2

2019-07-03 22:03:02 | オリンパス交換レンズでワンダフル

 オリンパスOM-4Ti ズイコー85mmF2


 早いもので令和になってからすでに二カ月が過ぎようとしています。
大はやりだった「平成最後のホニャララ・・」もはや死語ですね(^^;)。

そこで今更ですが今回は平成へのメモリアル記事といたしましょう。
私の本妻オリンパスOM-4Tiにまたまた登場していただきます。

「なにが平成なの?」と思われるかもしれませんが・・実は本機を購入したのが1989年なんです。
つまり、私の人生の半分以上を共に過ごしたメモリアルマシンなのです。
これまで3回ほどオーバーホールしています。現在ではオリンパスでも修理サービスは受けられないマシンですが・・
あいかわらずけなげに私のメインカメラとして、フォトライフのお供を勤めてくれております。

中古相場では電子カメラの宿命でメカニカルシャッターのOM-1よりずっと安かったりしますが(^^)。
OM-4Tiでズイコーレンズライフを初めてみたい・・というモノ好きな・・
あわわ、チャレンジ精神旺盛な方の一助になれば望外の喜びでございます。 


 オリンパスOM-4Ti ズイコー85mmF2 F5.6 AE ベルビア50

今回のレンズはズイコー単焦点では比較的マイナーな85mmF2です。
OMシリーズの初期からラインナップされていたレンズです。
最初のうちは4群6枚のレンズ構成でしたが、途中から貼りあわせだった
2群目が一枚ガラスになって4群5枚に変更されています。 

「草むらのヒーロー」と化している日の本のトラクターです。
ブルーのボディカラーと丸ライトがシブイです。
日の本ブランドのトラクターは1992年まで製造されていたそうです。


 オリンパスOM-4Ti ズイコー85mmF2 開放 AE ベルビア50

 近距離の収差の崩れを補正するためにレンズの一部を
フォーカシングとともに移動させる「近距離収差補正機構」も
内蔵されています。ごっつい上等な感じがいたしますね(^^)。

ほぼ最短撮影距離(85cm)での絞り開放での描写です。
現在の感覚ですと、あと20cmくらい寄れたらなあ・・
て感じですが。


 オリンパスOM-4Ti ズイコー85mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 開放ではほえほえの描写になりますので、得意の1/125 F5.6での撮影です。
シャキッとしてバラの花びらのエッジが立ってきますね。


 オリンパスOM-4Ti ズイコー85mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 OM-4Tiの使いかたなら、まずは①白い花びらをスポット測光→
②ハイライトボタンでホワイトに補正というのが正しいのでしょうけど・・
めんどくさいのでベルビア50は「晴天時は1/125 F5.6」の法則で
撮影してます。だいたいそれで露出は「アタリ」になりますからね(^^;)。


 オリンパスOM-4Ti ズイコー85mm F2.8 AE ベルビア50

 鉄道写真で車両を撮影するには、車体の縦の線のパースが先細りにならないように
85mmの焦点距離が最適なんだそうです。

せっかくの85mmレンズなので神戸市営地下鉄など撮影してみました。
ついているヘッドマークは今年開催のラグビーワールドカップのものなのですが
デザインが地味でインパクト弱いですねえ。


 オリンパスOM-4Ti ズイコー85mmF2 F5.6 AE ベルビア50

 この85mmはOM発売期間中ほぼ通しでラインナップされていたこともありまして
大雑把に初期のモノコートバージョン・中期のMC表記のこってりしたコーティング色の
バージョン・後期のMCが当然になってMC表記がなくなったバージョンと3種類あるようです。

こちらの個体は最終バージョンのようで、ちょっとコーティングは薄い感じがします。
まあ、コーティングが濃ければ良いてわけではないんですけどね。
見て楽しむには濃いほうが嬉しいですよねえ(^^)。

市役所の横から東遊園地に移設された神戸花時計です。
以前は噴水だったところです。私が三宮に勤めていたころには
噴水の前でお弁当をいただくのが楽しみでしたので噴水がなくなったのは
なんとも残念であります。 


 オリンパスOM-4Ti ズイコー85mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 この85mmを購入した理由が初期型のメタルフードが付属していたことでした。
中期からラバーフードに材質が変更されてしまうんですよね。
現在ではラバーフードでも探すのは難しくなっていますから
メタルフードがついているだけで許してしまいます(^^)。


 オリンパスOM-4Ti ズイコー85mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 明石海峡を散歩するアオサギさんです。
背景とのギャップが激しくてフォトショップで貼り付けたみたいですね(^^)。


  オリンパスOM-4Ti ズイコー85mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 三木の金剛寺さんの五重塔です。ピサの斜塔ばりに傾いて写ってますが
ディスタンスが取れない状態で頑張って85mmで撮影したので
お許しくださいませ(^^)。


 オリンパスOM-4Ti ズイコー85mmF2 開放 AE ベルビア50

 金剛寺さんはアジサイが有名なお寺です。
季節がらカメラマンもたくさんいらっしゃってました。
クマンバチを撮って喜んでいるのは私だけでしたが(^^;)。 


 オリンパスOM-4Ti ズイコー85mmF2 開放 AE ベルビア50

 最短撮影距離&開放絞りでのボケ味チェックです。
いつもどおりのズイコーらしいドヨぼけもばっちりあって
安心?ですね(^^)。

同門ライバルの100mmF2.8と比較しますと全長は同じ48mmです。
重量は85mmF2が260g・100mmF2.8が235gです。

価格は1996年時点で
85mmF2が53,000円・100mmF2.8が44,000円でした。
中古でもタマ数は100mmF2.8のほうが圧倒的に多いのですが
もしメタルフードが付いていればゲトすべきレンズですね。
あ、メタルフードは100mmF2.8にも共通で使えますよ~(^^)。



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オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2

2018-04-09 22:47:40 | オリンパス交換レンズでワンダフル

 オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2

 
 ここのところプライベートでも仕事でもハードな状態が続いてすっかりココロもカラダも弱っております。
そんなときこそカメラです!。ただ、半端でないダメージを喰らっていますので強力なブツを
入れないと復活できそうにありません(^^;)。。

 そこで私のソウルマシンであるOMを持ち出しました。ボディはそれでよいとしまして・・
装着したレンズは24mmF2にしました。
得意の40mmと100mmは、ほとんど体の一部状態で使い込んでいますので
テンションを高めるために24mmとしました。

24mmという焦点距離は私にとってのラッキーナンバーでもあるのです(^^)。
なぜラッキーなのか?と言われますと困るのですが・・・
わがニイヨン部隊に敵なし!シャウトしながら出発であります。


  オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2 1/30 開放 ベルビア50

 勢い込んで撮影にでたものの、いきなりの雨天であります(TT)。
雨を避けて湊川の東山商店街に逃げ込みました。
この商店街は神戸でも1.2をあらそう元気バリバリ商店街です。
ぜひ一度お買い物に行ってみてくださいね。

開放からバッチリの写りです。発売当時から高評価で大人気のレンズだったらしく。
さもありなんの高性能で嬉しくなりますね(^^)。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 東山商店街撮影時は雨天でしたので、日をあらためまして諏訪山公園の展望台に登って
みました。朝日もさわやかなビーナスブリッジです。

しかしタワーマンションの乱立ぶりは悲しくて目を覆うばかりものがありますね。
時代の流れとは申せ、写真好きとしてはつらい景色です。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 いにしえの案内板を金星台の手前で発見しました!昭和39年の設置のようですね。
みごとなぐらい何にもないですね(^^;)。

殺風景と言っても良いくらいスカスカです。一番大きい顔をしているのが県庁なのが政治的な
思惑をかんじさせますな。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 諏訪山公園はもとは動物園でした。今は動物たちが入っていた檻のあとを利用して
「子供の園」という公園となって遊具が整備されています。

動物園時代からあったものかどうかわかりませんが、タイルで描かれたモザイク絵です。
なかなかの雰囲気で昔のコンピューターゲームのドット絵みたいですね。
ベンハーに出てくるローマの戦車みたいですがどんないわれ因縁でしょうね?


 オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 諏訪山から降りてまいりますと神戸移民収容所だった建物があります。
ブラジルなどに移民していった方々が乗船前に予防注射をしたりポルトガル語を習ったりされていたところです。
現在は文化交流センターとなっています。

いかにも昔の神戸を象徴するような建物です。資料室は無料ですのでぜひ見学されることを
おすすめします。異人館からも近いですよ。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2 1/125 F4 ベルビア50

 移民の方々の足跡に思いをはせながら、ハーバーランドまで下りてまいりました。
モザイクでは「to R mansion」というアーティストの面々が
パフォーマンスをなさっていました。不思議な雰囲気についつい引き込まれますね(^^)。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2 1/125 F4 ベルビア50

 こういうディスタンスの取れない中でのスナップでは24mmという画角は最強です。
開放値がF2という大口径ですので、ピントのキレがよくてフォーカシングも楽チンです。
24mmなのでピント合わせにそんなにシャカリキにならなくても良いのでわ?
という声もありますけどね(^^)ゞ。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50
 
 いつもの明石海峡大橋です。24mmはシャッターを押すだけで絵になります。
これまたラクチン写真ですね。冬の海は人がいなくて撮影が楽しいです。
最近は真夏は海水浴場をカメラを持ってウロウロしてますと怪しい人と思われて
監視員さんに詰問されたりしますからね。ツルカメツルカメ(^^;)。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 今年はうまく梅の開花時期と休日が重なりました。現在は「お花見」といえばサクラ、細かく言えば
ソメイヨシノなんですが(^^)。

梅の花は花期が桜よりずっと長いのと、何より桜みたいに酔っ払いに気をくばらなくて
良いので大好きなのです。ちと撮影のときは寒い日が多いですけどね。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 この24mmF2は最短撮影距離が25cmまで寄れます。広角マクロレンズとしても
たいがい「寄りたいところまで寄れる」レンズです。またまたラクチンでございます(^^)。


 オリンパスOM-3Ti ズイコー24mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 学生時代に読んだカメラ本に「非球面レンズを使っていないのにこれだけの性能なのは
これからのズイコーはもっと楽しいな」という表現がされていました。
たしかに小さなマスのボディのOMで気軽にスナップすればまさしく「楽しい」のです。
ぜひフィルムOMボディでたくさんの方にこの楽しさを経験していただきたいですね(^^)。



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オリンパスOM-1N ズイコー135mmF3.5

2017-04-21 22:28:00 | オリンパス交換レンズでワンダフル

 オリンパスOM-1N ズイコー135mmF3.5


 先日まいどまいどのごとくオークションをチェックしていましたら、同じ出品者からOMシステムの
レンズとカメラが大量に出品されておりました。どうやらコレクターの方の一斉処分のようです。

コレクターの方の放出品というのは得てして程度極上のものが多いのが特徴です。
OM-3チタンや21mmF2といったプレミアムアイテムも元箱付きで出品されており
ほとんど「未使用」や「極上」レベルのようです。

その中で私の琴線に触れたのはこの135mmF3.5でした。
OMシステムが最初に登場した極初期のころから発売されていたレンズです。
ただ135mmF3.5という地味地味なスペックゆえ「コレクションとして大事に保存しておく」
といったアイテムではありません。

ところがその出品されている個体は「元箱付き・未使用品」のようです。
今まで見たことのあるズイコーの135mmF3.5といえば、カビカビの玉や
スレスレの外観・ジャンク箱の肥やし・・といった個体しか出会ったことがありませんでしたから
これは見逃すわけにはいきません。もっともまとめて出品されていたOMシステムの中でも
最安値であるうえに、入札は私一人でだれとも競合しませんでした(^^)ゞ。

レンズが到着してみますと未使用品に間違いないようでした。「平成元年7月」の日付で
保証書もついています。30年近く前の新品なわけですね。
ただ1989年のOMシステムカタログから75~150mmF4とともにこの
135mmF3.5はオミットされていますから、実際につくられたのは
もう少し前でしょうね。化粧箱はスレスレで、長らくカメラ屋さんの棚で売れ残っていた・・
といった感じです。

本当は「M-SYSTEM」銘で前縁に銀環のついている極初期のものが欲しかったのですが・・
長期にわたって作られていたレンズですので微妙に改良?&コストダウンがされています。

コーティングがアンバー系からグリーン系になっていたり、内臓フードの奥についている
ギザギザがなくなっていたり・・。最後までマルチコート化されなかったレンズなのですが
果たして現在のきつ~い発色のフィルムではどんな描写をするのでしょうか(^^)?


 オリンパスOM-1N ズイコー135mmF3.5 1/125 F5.6 ベルビア50

 私のお気に入りスポット・須磨浦公園の回転展望台より須磨の海岸を俯瞰です。
135mmの画角がぴったりです。私の子供のころと比較しますと須磨の海も本当にきれいになりました。
海水浴の時期などまっ茶っちゃで、赤潮などもしょっちゅう湧いてましたからね(^^;)。


 オリンパスOM-1N ズイコー135mmF3.5 1/125 F5.6 ベルビア50

 須磨浦山上遊園で開通したのが昭和34年という歴史ある観光リフトです。
「昭和レジャーブーム」の生き証人ですね。サビまくった支柱と黄色いペンキの
コントラストが萌えます。「飛びおりダメ」と大書してあるということは、よっぽど飛び降りる
アホが多いのでしょうか?けっこうな高さがあるので骨折ぐらいは間違いなしといった感じなのですが。
いちびった中学生くらいが遠足で来るとやってしまいそうではあります。


 オリンパスOM-1N ズイコー135mmF3.5 1/125 F5.6 ベルビア50

 リフトに揺られてついたところは西展望台です。明石海峡大橋が一望のもとに見渡せます。
またまた135mmレンズの画角がぴったりであります。
橋ができてからというもの、「明石海峡大橋が望めます」というセールスポイントで
海に向かってのマンションがタケノコのようにニョキニョキ乱立しておりますね。


 オリンパスOM-1N ズイコー135mmF3.5 1/125 F5.6 ベルビア50

 この135mmF3.5は発売当時は小型軽量で話題になったレンズです。付属していた説明書を
写させていただきますと・・
「望遠比(焦点距離に対するレンズ全長の比率)が0.87と非常に短くコンパクトな設計になっています。
また一般の135mmF3.5の望遠レンズは通常4枚構成ですが、このレンズは5枚構成にすることによって
画面全域にわたって優れた描写力をもつとともに、近接撮影に際しても像面のくずれがない安定した画質を
示すような設計がなされています。」ということだそうで。なかなかの自信作のようですね。

気になる重量は290g、最短撮影距離は1.5mです。頑張って最短撮影距離で梅の花を撮ってみました。
近接撮影・・というほどには寄れないんですけれど(^^;)。


 オリンパスOM-1N ズイコー135mmF3.5 1/125 F5.6 ベルビア50

 私の好きな花のフサアカシアの群生です。谷の向こうで咲いているのでまたしても135mmの
画角にぴったりです。ズイコーらしいへちゃつぶれ感もばっちり出ています(^^)。


 オリンパスOM-1N ズイコー135mmF3.5 1/125 F5.6 ベルビア50

 最近すっかり珍しくなった涙目のインプレッサです。2003~4年式だと思われます。
もはや13年落ちですよね。このくらいの古さになりますとディーラーでは
下取りで取っても店で販売せずに、業者にオークションで放出・・といったパターンらしいのですが
ちゃんと認定中古車で販売されてしまっています。さすがはWRCチャンピオンカーのベースWRXです。

このところ三角目のヒン〇ラメばかりになってしまったクルマのデザインと比較しますといかにもおとなしいです。
が、そのぶん「羊の皮をかぶった狼」感が強調されてますよね。実際本当に強いものは鋭角鋭角してないものです。
フリーザ様も最終形態はツルツルですし、北斗の拳でもトゲトゲモヒカンの悪役よりも、ケンシロウはじめ
強い拳士たちはみなシンプルないでたちですよ(^^)。

135mmという焦点距離はセダンを撮影するにはちょっと短くて、後細りになってしまいます。
欲をいえばサンニッパくらいは欲しいですね。
OMズイコーならモンスターレンズ350mmF2.8が必要となりますが・・・(^^;)。


 オリンパスOM-1N ズイコー135mmF3.5 1/250 開放 ベルビア50


 オリンパスOM-1N ズイコー135mmF3.5 1/250 開放 ベルビア50

 例によって開放絞りで撮影のノラネコです。この頃(昭和47年くらい)のレンズにしては
「開放からバッチリ」感バツグンですね。もっともF値は3.5しかありませんから
「開放からバッチリ」でないと使いものになりませんが(^^;)。


 オリンパスOM-1N ズイコー135mmF3.5 1/15 開放 ベルビア50

 ポタリと落ちた椿の花です。三脚での撮影です。
今回はバランスウエィトとしてワインダーをつけっぱなしにして撮影しました。
135mm+ワインダーでもそのままウエストポーチに入ってしまう軽量さが
OMの面目躍如であります。

OMボディは低速シャッターではボディぶれしやすいのでOMユーザーのかたはぜひ
ワインダーつきでお使いください。これは望遠・標準・広角関係なく絶大な効果がありますよ。
マニュアルフォーカスOMボディならOM2000以外すべてワインダーが装着できますから
一機あれば大丈夫ですしね(^^)。


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